2009年5月1日(金)
日本一ソフトウェアは、PSP用ソフト『流行り神3 警視庁怪異事件ファイル(以下、流行り神3)』を8月6日に発売する。価格は5,229円(税込)。
『流行り神3』は、同社の人気シリーズ『流行り神』の最新作。都市伝説を題材に、さまざまな怪異事件の真相を“科学的見地”もしくは“オカルト的見地”から究明していくホラーアドベンチャーゲームだ。
今作の物語は、これまでのシリーズ作品より1話分増えた、全5話+αで構成されている。前作から約1年後の世界を舞台に、プレイヤーは警視庁の警察史編纂(さん)室に所属する刑事・風海純也となり、常識だけでは解決できない不可解な事件を捜査していくことになる。
今回は、本作に登場する主要登場人物や第零話のあらすじなどを紹介していく。
風海純也 | 小暮宗一郎 | 犬童蘭子 | ||
警察史編纂室に所属する25歳の警部補。怪異事件に対して、科学的にもオカルト的にも思考を広げることのできる柔軟な思考力を持つ。 | 警察史編纂室に所属する29歳の巡査部長。礼儀正しい熱血漢だが、流血や怪奇現象に拒否反応を示す意外な一面も持ち合わせている。 | 風海や小暮の上司で、階級は警部。警察史編纂室のヌシとして、日々業務ではなく公営ギャンブルや昼寝にいそしんでいる。 |
【第零話“客の消えるブティック”あらすじ】警視庁の捜査一課が“有名政治家失踪事件”の捜査で忙殺されているころ、風海をはじめとする編纂室のメンバーは今日も時間を持て余していた。そんな彼らのもとに、人捜しの依頼が舞い込む。依頼者の峰岸さおりによると、中学生になる娘・峰岸紫音がいなくなったとのこと。他部署は政治家失踪事件の捜査で忙しく、「ありがちな家出だろう」と取り合ってもらえなかったため、編纂室に話を持ってきたようだ。 早速捜査に乗り出した編纂室のメンバーは、紫音の友人・志乃田真由美から紫音がよく顔を出す店の情報を聞き出す。真由美が案内してくれたその店は、中学生にはとうてい似つかわしくない、高価な商品が並んだブティック“SHUUU!!”だった。紫音や真由美は、頻繁(ひんぱん)にこの店に出入りし、親が稼いだお金を湯水のように使っていたのだという。背伸びをしたい年ごろなのかもしれないが、日ごろの派手な行いをきっかけとしてトラブルで事件に巻き込まれた可能性も出てきた。 真由美が2つ目に案内した店も、若い女性に圧倒的な人気を誇るブティック“K*オルレア”だった。“K*オルレア”のオーナー・高嶋紅は、女子中高生のカリスマであり、彼女の言動や生み出す商品は、信仰の対象の域にまで達しているという。紫音の失踪はどうやら“K*オルレア”来店前後と見られ、風海たちはその時間に撮影されていた店内監視カメラの映像をチェックすることに。ビデオを見た風海は、その内容に困惑する。そこには、紫音が試着のために試着室に入り、その後服だけを残して忽然(こつぜん)と姿を消した様子が映っていた。 試着室から紫音が消えた? それともビデオに細工がされているのか? 困惑する一同の前に、さらに奇妙な情報がもたらされる。現在“K*オルレア”が建っている場所に以前あったブティックでも、今回の紫音のように試着室に入った客が行方不明になった事件が複数発生しているというのだ……。 |
峰岸さおり | 志乃田真由美 | 大槻愁 | 高嶋紅 | |||
失踪した峰岸紫音の母親。警察史編纂室に紫音の捜索を依頼する。 | 紫音の学校の友人。遊び仲間。 | 紫音が通っていたというブティック“SHUUU!!”のオーナー。 | 若い女性に絶大な人気を誇るブティック“K*オルレア”のオーナー。 |
『流行り神』シリーズでおなじみのユニークなゲームシステムは、今作でも健在。登場人物や事件の情報などを整理していく“推理ロジック”、捜査方針を決めたり犯人の動機や正体を推理したりする“セルフ・クエスチョン”での選択結果によって、各話の捜査評価(S、A、B、C、D)が変わってくる。この他、特定の選択肢を選ぶ際に登場する“カリッジ・ポイント”や、都市伝説や怪談、民俗学、心理学などの専門用語を解説する“データベース”などもある。
▲推理ロジック |
▲セルフ・クエスチョン |
▲カリッジ・ポイント |
▲データベース |
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