2009年5月18日(月)
ディースリー・パブリッシャーから5月21日に発売される、DS用AVG『SIMPLE DSシリーズ Vol.48 THE 裁判員~1つの真実、6つの答え~(以下、THE 裁判員)』の最新情報が公開された。
『THE 裁判員』は、5月21日に施行される“裁判員制度”をモチーフにした、全5話からなるアドベンチャーゲーム。『セツの火』(メディア・ビジョン エンタテインメント)の制作を手掛けた遠藤正二朗さんがシナリオを、美少女ゲームの原画を多数手掛けてきた上田メタヲさんがキャラクターデザインを担当する。
本作の主人公は、西東京地方裁判所に居座る浮遊霊の主人公・五條誠司。プレイヤーは五條を操作し、裁判員の1人に憑依(ひょうい)して裁判に参加しながら被告人の有罪・無罪を見抜き、“正しい”判決を導き出すことがゲームの目的となる。
これまで、第1報で主要キャラクター、第2報で評議パートの紹介をしてきた。発売直前となる今回は、第1話“有罪を訴える被告人”のあらすじと登場人物について紹介していく。
某日深夜、1台の普通自動車が運転を誤り、磯部博泰氏運転の軽自動車と衝突。この事故により、磯部氏の妻と2歳の長女が死亡。磯部氏自身も全治2カ月の重症を負った。本件の被告人は、普通自動車を運転していた女性、山口まつり27歳。なお、被告人は運転前に飲酒をしており、正常な運転が困難な状況にあったとされる。被告人の車に同乗していた男性・永瀬邦夫氏も全治1カ月の怪我を負った。
▲弁護人・東情太郎。 | ▲検察官・加勢憲悟。 |
第1話の被告人。茨城県水戸市出身で、現住所は東京都国分寺市恋ヶ窪。中学生のころより地元の女性暴走族グループ“かげろうエンペラー”に所属、高校入学後も何度も危険運転行為を繰り返していた。以前、とある事件を起こして女子少年院に入っていたことがある。今回の事件では、危険運転致死傷罪で公訴される。本人は、自分が起こしたことだと認めているが……。
【1.五條誠司の死】ある雪の夜、主人公・五條誠司の生涯は閉ざされた。五條が最後に見たのは、ある男の目だった。一体、誰が彼を……? |
【2.ヤマヤマとの出会い】幽霊となって、裁判所でなんとなく裁判を傍聴していた五條。そんな彼の前に、謎の生物・ヤマヤマが現れる! |
【3.ヤマヤマの目的】強い未練を残している五條を成仏させるため、“この世”に現れたというヤマヤマ。どうやって五條を成仏させるのか……? |
【4.被告人のウソ】事故を起こしたと自白する被告人。しかし、その自白がウソであることをヤマヤマが見抜く。被告人は、なぜそんなウソをついたのか? |
【5.五條誠司の決意】“間違った裁判”をなくし、自身の未練を晴らすため、五條は裁判員に憑依することを決意する! |
麻井さくら(56歳) | 松園正照(33歳) | 高野朋子(35歳) | ||
▲専業主婦で典型的な一般市民。事件に対する関心は低いが、被告人とある男の関係には強い関心を示す。 | ▲ネット依存症であり、典型的なネット型差別主義者。そのため、被告人に対してしばしば蔑称を使う。 | ▲さばさばした性格の人気漫画家。裁判員に選ばれたことは、漫画の取材にちょうどいいと考えている。 |
小山昇(21歳) | 町城安里(20歳) | 越後孝一(28歳) | ||
▲現役の暴走族。被告人を無罪と断定しているが、その根拠は“レディースが事故るわけがない”と短絡的。 | ▲音楽の勉強をしながらメイド喫茶で働く学生。ミステリー好きで、証拠と証言の食い違いなどに関心を示す。 | ▲第1話で五條が憑依する裁判員。裁判に消極的な姿勢をヤマヤマに見抜かれ、五條の憑依対象に選ばれる。 |
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