2009年5月28日(木)
どーも、ヨースケです。出だし、いつも同じでスミマセン。さて、今回プレイレポートをお届けするのは、6月4日にマーベラスエンターテイメントから発売されるWii用RPG『アークライズ ファンタジア』。豪華スタッフが作り上げた本作の、序盤の物語を一足早くお届けします。
ゲームを始めると、まずはムービーシーンから。早速主人公の“ラルク”が登場しました。ラルクは世界の大地を汚す濁竜を討伐するため、“メリディア”という帝国の傭兵として空中戦艦に乗っています。とその時、濁竜の群れが襲ってきて、初バトルが発生。おぉ!? いきなり!? とりあえず、まだ戦闘システムがよくわからないので、ひたすら“たたかう”を選んで攻撃、攻撃です。しかも、しばらく戦っているとラルクは濁竜の攻撃をまともに喰らい、空中戦艦から落っこちちゃいました……。
▲ラルクは帝国から認められている“認可傭兵”。若いながらも、確かな剣のウデを持っています。 |
▲落下中にタイトルロゴが。ちなみに、左下のちっちゃいのが主人公のラルクです。 |
さてさて、ゲーム開始5分でいきなりピンチになっちゃったラルク。なんとか無事に着地するも、一緒に落ちてきた濁竜が“竜災害”(死に際に大爆発し、体内の汚染物質を撒き散らす現象)を起こしそうになり、再びピンチに! しかし、あわやというところで、本作のヒロイン“リフィア”が登場。彼女は不思議な“歌”で、竜災害を鎮めてしまいました。
助けられた礼を言い、今の“歌”や彼女についてあれこれ質問するラルクですが、どうもリフィアとは会話がうまく噛み合わない様子。リフィアはちょっと浮世離れした感じで、どうやら天然さんみたいです。とりあえずこのままにしておくわけにもいかないので、ラルクは少しイライラしながらも、近くの村“トパジオン”まで彼女を連れて行くことになりました。口は悪いけど、いいヤツです、ラルク。
▲物語は、ラルクとリフィアの出会いから始まります。ボーイミーツガールってやつですね。 |
と、ここまでがオープニングイベント。ここから、本格的に操作可能になります。道中、ラルクがリフィアに教える形で、本作の戦闘システム“トリニティバトルシステム”について解説してくれます。ラルクはやっぱりいいヤツ。戦闘では、APと呼ばれる行動力の分だけ、自由にコマンドを選択できます。“攻撃”や“移動”などのコマンドによって使用APが決まっていて、AP内であれば、同じキャラが複数回に渡って、行動することも可能。APが余った場合は、次のターンに持ち越されます。ラルクが言うには、同じキャラが何度も行動するより、全員が均等に行動したほうがいろいろおトクとのこと。行動に対するボーナスでもあるのかな?
▲リフィアは“光召術”と呼ばれる魔法のようなものを使い、HPを回復させることができます。この時点では、ラルクはまだ回復手段を持たないので、かなりお世話になりました。 |
▲マップを徘徊するモンスターに接触するとバトルが開始する、シンボルエンカウント。モンスターの背後から接触すると“襲撃”状態になり、戦闘開始時のAPがMAXからスタートします。逆に背後から接触されると“敵襲”状態になり、初期APは半分になってしまいます。 |
▲転びそうになったリフィアを、ラルクが支えて急接近……なんて、王道なイベントも。素直にお礼を言うリフィアに対し、ラルクはちょっと照れくさい様子。この2人のやりとりは、見ていると和みます。 |
森を抜けて少し歩くと、トパジオンに到着。とりあえずリフィアを休ませるために宿屋に行くと、新キャラ“アルス”が登場。アルスはメリディア帝国の皇子らしいのですが、ラルクとは知り合いのようで、仲がいい様子。飛行戦艦から落っこちたラルクを、わざわざ探していた友だち思いのいい人です。リフィアに今後の動向を訪ねると、彼女は“ジャダ”という街に行かなければならない、とのこと。でも、女の子の1人旅も危険なので、ジャダに3人で向かうことに。
▲画面右下にメッセージが表示されているときに対応するボタンを押すと、パーティートークが始まります。見なくても進行に問題はないですが、キャラのやりとりが楽しいのでぜひ見てみてください。 |
トパジオンからしばらく南に進むと、ジャダの街に到着しました。3人はとりあえず、ラルクとアルスの知り合いでもある、駐屯軍の指令“クライド”に会いに行くことに。すると途中で、またまた新キャラの“ニコル”が登場。ここまでの登場キャラと違って、騒がしいヤツです。ウザキャラ?(失礼な)
▲廊下でぶつかってしまい怒鳴り散らすニコルですが、相手がラルクとわかるやいなや急にヘコヘコしだしました。これでラルクより年上だと言うからオドロキ。愛すべきヘタレキャラです。 |
クライドと話をしていると、突如モンスターが街に襲撃してきたとの報告が入ります。リフィアをニコルに任せ、ラルクとアルスはモンスターの撃退に向かうことに。ここで、謎の傭兵“オイゲン”さんから、“エクセルアクト”なるスキルを教えてもらいました。本作では、戦闘システムやキャラのカスタマイズなど、独特のシステムが多いのですが、ストーリー進行に合わせて少しづつ解説してくれるので、無理なく理解していけます。う~ん、親切!
▲エクセルアクトは、APの他、SP(スキルポイント)を消費する固有技。その他の固有技も、ド派手な演出が見ものです。 |
その後、リフィアが勝手に街のシンボルでもある“竜縛塔”に向かったとニコルに聞かされます。ザコはオイゲンに任せ、ラルク、アルス、ニコルの3人は竜縛塔へ。その入り口で、リフィアと対峙する“骸使い”を発見! どうやら、モンスターの襲撃はコイツの仕業っぽいです。リフィアを仲間に加えバトルに突入ですが、初めてのボス戦だしウデが鳴るぜ!! ってなテンションだったんですが、まぁ骸使いの強いこと強いこと。結局体力の半分も減らせずにやられちゃいました(本作では敵のHPも表示されます)。攻撃力も今までの敵とはケタ違いだし、ザコモンスターを召喚する“死霊召還”や、味方を2、3人を巻き込む技“ナイトメア”が厄介で……。
▲1ターンに何度も攻撃してくるわ、倒しても倒してもザコを召喚するわで、正直かなりキツイです。無念……。 |
その後、ジャダ周辺でレベルを上げ、稼いだお金で装備を整えた結果、なんとかリベンジに成功! といっても結構ギリギリでした……。“ヘタレ”ニコルが意外と活躍したのが大きかったです。味方を複数巻き込む“ナイトメア”は、戦闘中にキャラの位置を変える“移動”コマンドを使って、1カ所に固まらずに戦うことで被害を抑えられました。何も考えずに戦うのは、ちょっとキツいバランスみたい。最初のボスでこれだけ苦戦するなら、これから先はもっと厳しいかも!?
戦闘後、なおもザコを召喚する骸使いから逃れるため、3人は竜縛塔に逃げ込みます。あ、ニコルはさっさと逃げていっちゃいました(笑)。リフィアによると、ここの地下には“シムマフ”という名のログレス(世界の事象に関わる神律のコード“ロゴス”を持つ存在)がいるらしいです。リフィアがはるばる帝国から旅をしてきたのも、シムマフに会うためとのこと。他に手もないので、3人はシムマフを探すことに。
▲骸使いに勝利後、トドメを刺そうと張り切るニコルですが、骸を召喚されるや否や一目散に逃走。ニコル、お前……。 |
そして、竜縛塔の奥深くでシムマフを見つける3人。シムマフは「イーサの選択にしか答えることができない」と、謎の理由で協力を拒みますが、ラルクが“イーサの子”だと判明すると態度が一変。ラルクはシムマフと契約することになりました。そして、追ってきた骸使いと再びバトルに。
さっきの戦闘とは、骸使いの行動パターンが変わっています。高い攻撃力は健在ですが、ザコを召喚しなくなったので、個人的にはさっきよりもラクでした。ある程度追いつめると、本気を出した骸使いの攻撃でピンチに陥ってしまいますが、さきほど契約したシムマフの力を解放することで、あっさり骸使いを撃破! シムマフ強ぇ!!
▲何が何だかわかってないラルクですが、骸使いを倒すためにシムマフの力を借りることに。 |
▲シムマフの力を解放すると、ドハデな演出で攻撃を繰り出します。この力があれば、バトルもラクになりそう! |
と、今回お届けできるのはここまで! 先の展開が気になるところですが、続きはみなさんの手でぜひ! ということで。まだまだ序盤の序盤というところですが、楽しませていただきました。個人的には、キャラがみんな個性的で、気に入りました。1人1人に愛着が湧き、彼らがこの先どんな冒険を繰り広げるのか気になります。まだまだ登場していない仲間もいるようで、どんなキャラが出てくるか楽しみです! やや難易度が高く感じられたバトルも、あれこれ考えながら戦えば何とかなるバランスで、ちょうどいいんじゃないかな、と感じました。ではでは、最後に今回の範囲では登場しなかったハデな戦闘シーンやスキル発動の写真をまとめてお届けします。これでも見て、発売を楽しみにするがいい~(笑)。(ヨースケ)
(C)2009 Marvelous Entertainment Inc.