2009年6月7日(日)
先日のSCEカンファレンスで、電撃的に発表された『ファイナルファンタジーXIV』。今回、スクウェア・エニックス単独のQ&Aセッションに参加したので、その様子をレポートする。
セッションで登壇したメンバーは、コーポレート・エグゼクティブの橋本真司氏、『FF XIV』プロデューサー・田中弘道氏、ディレクター・河本信昭氏の3人。まず、冒頭で橋本氏から「『FF XIV』はPS3とPCでスタートとお伝えしましたが、現状で他のプラットフォームに関しては各社と協議のもと、現在検討中ということをご理解ください」との言葉があり、その後Q&Aセッションへと移行した。
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| ▲写真左から橋本氏、田中氏、河本氏。 |
――『ファイナルファンタジーXI』との共通点はありますか?
田中:ゲーム的には、違う世界のお話となります。見た目やキャラクターデザインが『XI』と似ているのは、『XI』ユーザーがあまり違和感を感じずに、親しみやすいようにしたためで、意図的に似せています。
――今後、『XI』の展開はありますか? それとも、このまま終了してしまうのでしょうか。
田中:実は『XIV』は4年前から開発していました。そのころから『XI』と2ライン体制で開発は行ってきたので、今後もユーザーさんがいる限りは『XI』の開発も続けます。『XI』に関しては常に半年から1年先までの開発スケジュールを見込んでいるので、今ももちろんその状況にあります。
――『World of Warcraft』から何かしらの影響を受けているのでしょうか?
河本:我々は『World of Warcraft』を目指して『XIV』を作っているわけではありません。これからも、『ファイナルファンタジー』は独自の作品として作っていくつもりです。
――バトルシステムについて教えてください。
河本:開発中のため、まだ詳しいことはお伝えできません。
――『XI』の開発経験は『XIV』にも生かされるのでしょうか?
河本:もちろん、さまざまな部分でのノウハウは生かされますし、ユーザーの皆さんからのご意見なども大きな力になっています。ただ、『XI』はパーティプレイを想定したゲームデザインでしたが、『XIV』はソロプレイと多人数での協力プレイの両方を想定して開発しています。
――世界同時リリースになるのでしょうか?
田中:現状、日英独仏の4カ国語で世界同時リリースを予定しています。
――スペイン語は?
田中:残念ながら、今のところ予定はありません。ただし要望があれば。あと、日本にいい翻訳家がいれば実現するかもしれません。
――サーバはどのようになりますか?
田中:現状は、グローバルサーバを予定しています。ユーザーさんの動向を見てバランスを取っていきますが、サーバごとにユーザー数の偏りなどが出ないようにしたいです。
――『XI』と『XIV』、2つのコミュニティはどうなるのでしょうか?
田中:そこはコミュニティの選択だと考えています。ときには『XI』、あるときは『XIV』といったように、流動的にコミュニティを動くユーザーがいてもいいと思っています。もちろん、別々のコミュニティとして発展していってもいいでしょう。このへんに関しては、ユーザーさんに委ねられると思います。
――『XIV』において、MMOとしての革命的な要素はありますか?
河本:我々はMMOを新しくしたいわけではありません。新しい『ファイナルファンタジー』を作りたいと思っており、そのための1つの手段がMMOという形だったということです。
田中:ただ、今までのMMOにはないシステムにも挑戦していこうとは思っています。
――『XI』の続編ではなく、なぜあえて新作にしたのですか?
田中:MMOは開発が進むと非常に膨大なデータが蓄積されます。『XI』の続編となると、まずは『XI』を最新ハードに移植しなければならないのですが、現状の膨大なデータを移植するのは非常に難しいという現実があります。ですので、移植がかなわないのなら、開発を最初から行える『XIV』という新しいタイトルのほうが、開発陣にとってもユーザーにとってもいいのではないかと考えて開発を進めています。
――トレーラーの映像は実際のゲーム画像でしょうか?
河本:はい。あれはプリレンダリングムービーと実機のものの両方ですね。
――『XIV』の魅力は?
河本:『XIV』は、“成長”がキーワードとなります。ジョブシステムのコンセプトを追求した、新しい成長システムを提供する予定ですのでお楽しみに。
田中:『XI』はパーティプレイが前提のシステムでしたが、『XIV』ではユーザーさんの多様なプレイスタイルに合わせて、システム的な面からもソロプレイなどをサポートしたいと考えています。
――ベータテストの予定は?
田中:サービスイン同様、ベータテストのスケジュールは未定です。今後発表するのでお待ちください。
――『XI』のキャラは引き継げるのでしょうか?
田中:『XI』とはまったく別の作品になりますので、引き継ぎに関しては考えていません。ただ、前述のとおり『XI』のユーザーさんが違和感なく移行できるようにキャラクターデザインは似せてあります。
――MMOを初めてプレイする人が、『XIV』を選ぶ理由はどのようなものが考えられますか?
河本:やはり、『ファイナルファンタジー』の世界観が好きになってもらえるかどうか、だと思います。
さまざまな新情報が飛び出した今回のQ&Aセッション。まだまだ謎に包まれた部分も多いが、今後のさらなる情報に大きな期待が持てそうだ。
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