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2009年7月28日(火)

さらにリアルサッカーへ――『FIFA 10』PS3/X360開発版の先行プレイレポート

文:電撃オンライン

 ズラタンとエトーがトレードだってよ! と、今日のビックリ最新ニュースを前振りしつつのアクティです。

 すでにレポートが掲載されていますけれども、エレクトロニック・アーツさんのサッカーゲーム『FIFA 10 ワールドクラス サッカー(以下、FIFA 10)』発表会に行ってきましたよ! で、開発度65%バージョンのPS3版とXbox 360版(海外版)を試遊できたので、先行レポートをお届けします。開発中バージョンですので、この記事の情報は製品版と異なる可能性があります、念のため。

『FIFA 10 ワールドクラス サッカー』
▲他の方が試遊しているところをパシャリ。みんな夢中でプレイ、歓声もあがっていました。

 発表会で牧田さん(イケメン)から聞いた『FIFA 10』改善点の内容に、テンションが上がりまくり、そのまままずはPS3版をプレイ。やっぱ新機能からチェックでしょ、ってことでスキルドリブルを試してみる。サイドラインをウイングに駆け上がらせて、L1ボタンで……そーれ発動! うわ切り返した! ドリブル中に発動すると、かなり早い反応でスライドします。高速ドリブルからの流れで、瞬間的なテンポダウンにも使えそう。低速ドリブルと合わせて、選択肢が増えましたね。

 続いて“360゜ドリブル”を意識しながらドリブルしてみる。牧田さんによると「選手の動きが曲線的に」なるとのことですが、確かにその通り。右10度ぐらいのところにDFとDFのすき間がある! って時にも、直感的にすき間を突破できます。そしてもう1つのポイントが、ボールと選手の位置を微妙にズラすことで、左足から右足に、インサイドタッチからアウトサイドタッチになど、ボールを扱う足を変えられるんです。これがスゴい……っていうか操作が難しい。3試合したけど結局慣れなかったよ……。今回は体験していませんが、BE A PROモードでドリブルコネコネしたい人(自分含む)にとって、特に好評な機能となるかもしれません。

『FIFA 10 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 10 ワールドクラス サッカー』

 で、Freedom in Physical Play。1選手vs1選手の戦いにこだわってきた『FIFA』シリーズの、最終進化形といえるかも。選手同士による競り合いのバリエーションが増しており、攻撃のドリブル側と守備側のボールポジション争いが楽しめるんですよ。今「おや?」と思った人はサッカーゲームフリーク。「ボール争いってゲーム側で自動計算して取れる・取れないを決めているんでしょ?」……そういうゲームもありますが、『FIFA 10』ではちょっと違います。

 実は、先ほど書いた“使う足を変えられる”ところがポイント。たとえばドリブラーが、左から寄ってきたディフェンダーに対して、ボール位置を右足側に変えてフィジカルコンタクトに耐えるとか。たとえば守備側が、ショルダータックルでドリブラーの軸をちょっとだけズラし、ボールとドリブラーの間に割って入るとか。こういったことが、ある程度意識的にできるんです。もちろん選手間のステータス差も影響しますが、プレイヤーのテクニックや駆け引きによって取れる・取れないがほぼ決まります

 というわけで1vs1を意識してやってみたものの……CPU、対人ともにボールを取られるわ取られるわ。ドリブルで相手を抜き去れたらカッコええだろうなぁとは思うのですが、できずじまい。まだまだ精進が足りないようです。で、プレイ中に選手の足下ばっかり見てしまってパスコース探しがおろそかになる悪循環。ダメダメですね。

『FIFA 10 ワールドクラス サッカー』 『FIFA 10 ワールドクラス サッカー』

 それと『FIFA 09』から大きく変わった点として、サイドチェンジのようなロングパスのスピードが速くなっていることがあります。サイドチェンジがしやすくなっている……かと思いきや、選手のポジショニングAIがよくなっているためか、なかなかボールに選手が引きずられない→サイドのスペースが空かない→投げやりサイドチェンジ→ギャー取られた、の流れが多かったです。

 もう1点の注目として、選手のモーション数がかなり増えている印象でした。実際の試合で見られる、シュートに届きそうにないから足を投げ出してみたら運よくクリアできちゃった、みたいなシーンも飛び出します。プレイヤーやプレイを見ている人が「おおっ」とどよめくような演出が増えている印象ですね。

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 最後に。Xbox 360版も1試合プレイしたのですが、現行のバージョンではPS3版とプレイ感は変わりませんでした。ただ、個人的な“指感覚”で言わせていただくなら、Xbox 360の方が左右トリガーを押しやすい(PS3のL2/R2が押しづらい)ので、製品版でプレイするならXbox 360版かなぁ。また雪が降っていても画面表示が引っかかることなどはなく、非常に快適。まあ『FIFA 09』の時点で大きな処理落ちはほとんどなかったしね。とにかく今は、早く完成したバージョンをプレイしたくて仕方がありません。うずうず。(アクティ)

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データ

▼『FIFA 10 ワールドクラス サッカー』
■メーカー:エレクトロニック・アーツ
■対応機種:PS3/PS2/PSP/Wii/Xbox 360
■ジャンル:SPG
■発売日:2009年10月予定
■価格:PS3/Xbox 360 7,665円、PS2/Wii 6,090円、PSP 5,250円(各税込)

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