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2009年8月10日(月)

夏こそ涼しい塔で過ごしませんか? PC版『ドルアーガの塔』避暑プレイのススメ

文:電撃オンライン

夏こそ涼しい塔で過ごしませんか? 『ドルアーガの塔』避暑プレイのススメ

『ドルアーガの塔』

 高温多湿で毎日寝苦しい夜をお過ごしの皆さん、いかがお過ごしですか? 蒸し暑くて眠れない、そんな夜にピッタリのMMORPGをご紹介しましょう。何しろ日の光がまったく届かない塔の内部でひんやり、ドキドキしながら過ごせるのだから……。という冗談はさておき、今回紹介するタイトルは2008年4月にサービスを開始したPC用MMORPG、『ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~』(以下、ドルアーガの塔)だ。ドルアーガと聞いてピン!とくるのは、30代以上の立派なお兄さん・お姉さんなわけだが(筆者も、もちろんそのうちの一人)、本作品は昔懐かしい家庭用ゲーム機版『ドルアーガの塔』の世界観はそのままに、オンライン版として蘇ったタイトルである。

 家庭用ゲーム機版でプレイヤーは主人公の“王子ギル”を操作し、恋人の“巫女カイ”を救う壮大なラブストーリーを、超・ドラマチックに繰り広げるわけだが、MMORPG版である本作品でプレイヤーは彼らが去った後の世界を支える、名も無き冒険者としてゲームを開始する。

●冒険者見習いが挑むバビリムの世界

 まずはプレイヤーの分身たるキャラクターを作ろう。キャラクターメイキングでは、男女の性別、職業、髪型や顔タイプ、目の色などをカスタマイズできる。職業はソルジャー、スカウト、メイジ、ドルイドの4つ。後々の戦闘スタイルやパーティプレイでの役割分担が異なるので、クラスはよく考えてから決めよう。

『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』
『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』

 最初の村ラジャフに到着すると、頭上に“?”マークを出す不思議な人々に暖かく出迎えてくれる。彼らはプレイヤーに、今アナタが進行可能なクエストがありますよーと教えてくれているのだ。また、Mキーでエリアマップを開くと、クエストに関連したNPCはピンクやブルーの●印で表示される。序盤は「~を倒して来い」「~をn個集めて来い」といったごく簡単なお使いばかりだが、クエストをクリアすることで経験値や成長に欠かせないアイテム、装備品などをもらうことができるので、きちんとこなそう。働かざるもの育つべからず、である。

 インターフェースだが、移動はマウスで行き先をクリックするか、WASDキーに対応。戦闘はモンスターをWクリックするか、ターゲット後にスペースキーを押すだけで自動的に始まり、モンスターが倒れるまで攻撃してくれる。各種スキルは一度使うと、クールタイムという一定時間が過ぎるまで再使用できないので、効率よく敵を倒すためにはスキルを使う順番、さらにはショートカットの設定順まで考えないといけない。ただただ、ひたすらモンスターをクリックする苦行のようなMMORPGとは一味違い、戦略性も問われるのだ。

 モンスターを倒したり、クエストを遂行すると経験値を獲得。経験値が溜まればキャラクターはレベルアップする。レベルアップ時にはステータスポイントを入手でき、これを各種ステータスに任意で割り振ることにより、自分だけの個性的なキャラクターを育成できるのだ。メイジならばひたすら知能に振って、ソルジャーをしのぐアタッカーになるもよし。ヒールや支援系魔法を使うドルイドなのに、生命力に割り振って“戦闘不能になりにくい”マッチョな支援職を目指すのもアリ。どう個性を伸ばすかはアナタ次第だ。

 さらにもう一つ、スキルポイントというものがあり、これは習得済みのスキルの威力を強化することができる。職業ごとに習得できる専用スキルは決まっているが、どのスキルをどこまで強化するかによって、同じクラスでも戦い方にも違いが出るというわけだ。ぜひ、型にはまらない個性的なキャラクターを育ててほしい。


●いよいよ潜入! これがドルアーガの塔(の1階だけ)だっ

『ドルアーガの塔』
▲ドルアーガの塔内部レポーターのA子さん(仮)。ダークな雰囲気の塔を少しでも明るくすべく、ちょっと露出を高めにしてありますのでご了承ください。

 “神の居城”とも噂され、神秘のベールに包まれたドルアーガの塔は、熟練冒険者だけが挑む危険なエリア……のはずなのだが、試練の時はわりとアッサリやってくる。ここではドルアーガの塔1階クリアを目指した、命がけのプレイレポートをお届けしよう。あ、今 「たかが1階で何を大げさな」と思った読者も多そうだが、実は塔内部では通常フィールドとは全く異なるルールが設けられており、どんな上級プレイヤーでも油断できない魔のエリアなのだ。

 公式サイトにも詳しく解説されているが、ドルアーガの塔内部に入るとキャラクターのレベルが1階ではレベル2、2階ではレベル4、3階ではレベル6といった具合に、階数×2まで強制的に抑えられてしまうのだ。さらにこのレベルは装備にも影響する。通常フィールドのキャラクターレベルに合わせた装備品を身につけたままだと、塔に進入したとたん、レベルが高すぎる武器・防具と判定され、その効果を発揮しなくなってしまう。どんな高レベルキャラクターもドルアーガの塔の魔力の前では、その実力の半分も発揮できない姿になってしまうのである。

『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』
▲塔ウィンドウにはそのパーティが登れる階数上限と、内部にいられる制限時間が表示される。▲中は迷宮のような構造に。マップが家庭用ゲーム機の頃のダンジョン風になっているのが、ちょっと懐かしくも嬉しい。

 各フロアではある一定条件を満たすと宝箱が出現し、通常フィールドでは手に入らない貴重な装備アイテムや、素材が手に入る。また、隅々まで探索すると次のフロアへの扉を開ける“鍵”が見つかるはずだ。低階層のうちはソロプレイでもクリア可能だが、中には複数プレイヤーが同時に協力しないと、謎が解けないフロアもあるので、仲間と共にドルアーガの塔に挑戦してみよう。

『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』
▲緑や黒の巨大なおまんじゅう……ではなく、低階層をうろつくグリーンスライムとブラックスライム。ぽよんとした見た目だが、一撃でHPの半分近くを削ってくる強敵だ。
『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』
▲2階への扉をあける黄金の鍵(左)と巨大な扉(右)。扉を開くと中には、レアアイテムが入った宝箱と、螺旋階段が見つかった。

 『ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~』は2008年4月に正式サービスが開始したタイトルゆえに、「今からプレイを始めても、先行者と一緒に遊べないのでは?」「初心者エリアには人があんまりいないんじゃ?」と不安に思う読者もいるはずだが、その心配は全く無用だ。先述の通り、本タイトルの主役(?)ドルアーガの塔には厳しいレベル制限があるため、フィールド上ではどれだけレベル差がつこうとも、塔の1階~5階程度ならば初心者でも同じスタートラインにたって遊べるようになっている。平日も夜になれば低階層へのパーティメンバー募集が普通に行われているので、遠慮せずにどんどん参加してしまおう。(麻生ちはや)

『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』 『ドルアーガの塔』
▲平日でも街中や塔近くの倉庫NPC前には、ご覧の通りプレイヤーがまったりとくつろいで賑わっている。ゲーム内で何か困ったことがあれば、話しかけてみてはどうだろう?

夏こそ涼しい塔で過ごしませんか? 『ドルアーガの塔』避暑プレイのススメ

(C)NBGI/イズミプロジェクト published by GONZO ROSSO K.K. produced by Q Entertainment Inc.

データ

▼『ドルアーガの塔~the Recovery of BABYLIM~』
■メーカー:ゴンゾロッソ
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2008年4月1日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

関連サイト