2009年8月21日(金)
本日8月21日より東京ビッグサイトで開催中の『機動戦士ガンダム』30周年記念大博覧会“GUNDAM BIG EXPO”で、“『機動戦士ガンダム戦記』オンステージ ~with レジェンド ゲームス~”が初日ステージイベントのトリを飾った。
イベント名にある『機動戦士ガンダム戦記』は、9月3日にバンダイナムコゲームスから発売されるガンダムゲームのPS3用最新作。宇宙世紀0081年を舞台に、ジオン公国軍の残党と地球連邦軍の特殊部隊との戦いを描いたストーリーモードと、協力プレイや対戦プレイを楽しめるオンラインモードが搭載されている。
イベントでは、この日すべてのステージイベントに出演したアムロ・レイ役の古谷徹さんと、バンダイナムコゲームスの稲垣浩文さんが登壇して、ガンダムゲームの歴史を振り返るとともに、古谷さんによるPS3『機動戦士ガンダム戦記』の試遊プレイなどが行われた。
▲PS3『機動戦士ガンダム戦記』については、新型PS3とセットになった『GUNDAM 30th ANNIVERSARY BOX』の発売が先日発表されたばかり。この箱の実物もステージには登場した。 |
まずガンダムゲームの歴史を振り返り、ファミコン初のガンダムゲームである『機動戦士Zガンダム HOT SCRAMBLE』(1986年発売)が紹介された。主観視点のシューティングゲームパートに加え、横スクロールのアクションゲームパートも収録されたゲームだ。
▲「なぜ(ファーストではなく)Zなんですかね?」という古谷さんの素朴な疑問には、ファミコンの発売(1983年)はファーストガンダム放送終了(1980年)の後だからではないかという答え。『機動戦士ガンダム』が、いかに長い歴史を持つかをうかがえるエピソードだ。 |
▲ステージでは、古谷さんが実際に『機動戦士Zガンダム HOT SCRAMBLE』をプレイ。敵を撃ちながら「1つ、2つ、3つ、4つ、5つ、うぅ……当たらない!」とアムロの声で行われたリップサービスには、会場からも思わず笑いが。 |
記念すべきゲームを試遊するも、横スクロールアクションの要塞面で敵にやられてしまった古谷さん。そんな古谷さんに、「これまでに発売されたガンダムゲームはいくつか?」という質問が飛ぶ。「だいたい年に3回アフレコに呼ばれるから……」と指折り数えた古谷さんは「90本くらい」と答えるのだが……正解はなんと200本以上。歴史の長さに負けない、膨大な数のガンダムゲームが世に出ていることが明かされた。
23年の歴史を持つガンダムゲームの中でも、最新のタイトルとして9月3日に発売されるのが、初めにも紹介した『機動戦士ガンダム戦記』だ。ゲームの特徴でもあるチームコントロールシステム(詳しくは6月26日の記事参照)を体験してもらうべく、ここでも古谷さんの手にコントローラが。
▲古谷さんのためにガンダム、ガンキャノン、ガンタンクで編成された部隊で出撃。十字ボタンに割り当てた命令によって、自分を援護したり、自分の動きをトレースしたりする、僚機のアクションを楽しんだ。 |
▲「カイさんこっちだ!」とアムロの声で指示を出す古谷さん。しかし、ゲーム中ではビームライフルがとても強い扱いにあり、『機動戦士ガンダム』のワンシーンを見ているかのように、自ら敵機を落としていった。 |
ファミコン初のガンダムゲームと、PS3で発売される最新のガンダムゲームの試遊を終えた古谷さんは、「(23年間の)進化がすごいですね!」とコメント。当時はこんなにゲームが進化するとは思わなかったと、感動をあらわにしていた。
また会場では『機動戦士ガンダム戦記』の発売にあわせて、ガンプラ『フルアーマー ガンダム7号機(HGUC)』がバンダイより発売されること、インターネットカードゲーム『ネットカードダス ガンダムクロニクルバトライン』と、『GUNDAM WAR』に本作とコラボレーションしたカードが登場することも発表された。最後に古谷さんは「これからもガンダムワールドをよろしくお願いします!」と言って、ステージを後にした。
▲古谷さんは、『機動戦士ガンダム』の30周年と、自らの芸能生活50周年を記念して、7月25日に自伝『ヒーローの声 飛雄馬とアムロと僕の声優人生』(角川書店刊)を出したことも語った。この著書の内容は、古谷さんによれば「今まで話せなかったことや、裏話、小山(茉美)さんとのプライベートなことなどを書いています」とのこと。ファンは購入してみては? |
(C)創通・サンライズ
■GUNDAM BIG EXPO概要