2009年8月23日(日)
マーベラスエンターテイメントが9月3日に発売するWii用RPG『王様物語』のスペシャル体験会が、本日8月23日に東京・六本木において開催された。
『王様物語』は、不思議な王冠をかぶってしまったことで王様になった少年・コロボが、自分の国“アルポコ王国”を大きくしていくRPG。プレイヤーはコロボを操作しながら、国民をスカウトして親衛隊を結成したり、奇妙なモンスター・ヘンナノと戦ったり、未知の大地の開拓をしたりと、バラエティに富んだ王様ライフを体験できる。
今回のスペシャル体験会は、9月3日のゲーム発売に先駆けて、一般ユーザーに『王様物語』を遊んでもらうというもの。体験会には、応募者の中から抽選で選ばれた20名が参加した。会場には、本作のディレクター兼プロデューサー“きむP”こと木村祥朗さんと、エグゼクティブプロデューサーの和田康宏さんも姿を見せ、参加者たちとさまざまな意見を交わしていた。これらの模様を写真とあわせてお届けする。
▲今回の体験会は、“スペシャル”と銘打たれた通り、非常に豪華な内装の会場で行われた。会場の随所には、主人公・コロボやヒロイン・アプリコット姫をはじめとする、登場キャラクターたちのポップも。 |
▲体験会には、20代~30代の男性女性の他、家族連れも参加していた。試遊ブースは半個室となっており、各自ソファに座りながらゆっくりと落ち着いてプレイできているようだった。 |
体験会中に、木村プロデューサーと和田プロデューサーにインタビューすることができた。ゲームが完成した今現在の心境や、『王様物語』の注目ポイントなどを伺ったので、掲載していく。(インタビュー中は敬称略)
――『王様物語』が完成した、現在の心境を教えてください。
木村:すっきりしました。イースター島まで旅立ちたい気分です(笑)。かなりやり切った気持ちなので、ちょっと休憩したいんですけど、今回ディレクター兼プロデューサーなので、完成してもプロモーションなどの別の仕事が待っていまして……。本日体験会ができて、本当によかったです。
和田:できあがってホッとしました。皆さんに遊んでもらって、あーだこーだ言ってもらえるのが、すごく楽しみです。
――本作を制作する際に力を入れたところはどこですか?
木村:今回は世界観や物語だけでなく、操作性やゲームバランスにもこだわって作りました。難易度の調整も力を入れて行ってきましたし、これまで僕が作ってきた作品の中では、一番丁寧でバランスがキレイなゲームだと思います。アクションが得意な人は、アクションがうまい人なりのクリアの仕方がありますし、ジョブの編成など戦術や戦略を考えるのが得意な人は、少々アクションが苦手でも知恵で乗り越えていくことができると思います。
――『王様物語』の注目ポイントをお願いします。
木村:まったりしつつ、テンポがいいところです。ちょっと不思議な感じがするかもしれませんが。あと、説明書が凝っているので、ぜひソフトを購入の際はご覧になってください。
和田:1つは、見た目よりも歯ごたえのあるゲーム性ですね。もう1つは、すごくすみずみまでこだわって、ち密に作った点です。ぜひプレイして、ニヤニヤしながら楽しんでいただきたいです。
――どの層をターゲットに作られたのでしょうか?
木村:Wiiを持っている、昔ながらのゲームが好きな人ですね。
和田:ぜひ、ゲーマーの人にぜひ遊んでいただきたいです。
――次回作の開発はもう始まっていますか?
和田:はい、もう動き出しています。でも、どうなるかは秘密です(笑)。プラットフォームなど詳しいことは言えませんが、プロジェクトは静かに動いていますので、楽しみにしていてださい。
――最後に、今後マーベラスエンターテイメントが目指すところを教えてください。
和田:新規のタイトルだけどマーベラスが出すのであれば買ってみようって思っていただけるような、ブランドイメージを作り上げていきたいですね。そのためには『王様物語』だけではなく、出すすべてのソフトをおもしろいもの、魅力的なものにしていかなければならない。そういう努力を続けていきたいと思います。
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