2009年9月18日(金)
――『ピカチュウ』バージョンではピカチュウを連れて歩けましたし、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではふれあい広場で一部のポケモンを連れて歩くことができました。本作ではより自由にポケモンを連れて歩けるようになり、“ポケウォーカー”でも一緒に歩くことができます。“ポケモンの連れ歩き”は、今回1つのテーマになっているのでしょうか。
森本さん:ポケモンを連れて歩くことで、トレーナーがポケモンとどう接しているのかということをよりリアルに表現したいと考えていました。後付けかもしれませんが、『ピカチュウ』バージョンも一緒にリメイクできればいいなと思ったんです(笑)。これをリメイクと言っていいかはわかりませんが……。
――確かに、ピカチュウを連れて歩けば『ピカチュウ』バージョン気分は味わえますね(笑)。
森本さん:今回連れ歩きのシステムを作るにあたって、『ピカチュウ』バージョンも掘り起こしました。ピカチュウに振り向いて話し掛けた時のリアクションなど、どんな動きをしていたかを参考にしています。
――そういえば、あのポケモンに話し掛ける時の感覚は『ピカチュウ』バージョンに近いですよね。
森本さん:ウインドウが出て表情が映るというのは、493匹という事情から少し難しかったんですが……。その代わりにフキダシが出るようになっています。
▲『ピカチュウ』バージョンでは、主人公の後ろからついてくるピカチュウに話し掛けると、ウインドウが表示されそこでピカチュウの表情が確認できた。今作でも、ポケモンたちの気持ちがフキダシでわかるようになっている。 |
――ポケモンたちに話し掛けると、場面に合った的確な動きをしてくれてとても驚きました。バリエーションもかなり豊富ですし、パターンはどれくらい用意されているんですか?
森本さん:かなりの量を用意しました(笑)。
――特定の場所でしか見られない動きなどもあるのでしょうか。
森本さん:はい。特定の場所で、特定のポケモンでしか見られないものもありますので、いろいろなポケモンを連れて、いろいろな場面で、いろいろな場所で話し掛けてみてください。
▲エンジュシティで出会う“まいこはん”。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、彼女たちがより魅力的に描かれている。 |
――ストーリー面では、今回エンジュシティの“まいこはん”がクローズアップされていましたよね。これにはどういった意図があるのでしょう?
森本さん:リメイクではあるのですが、メインのストーリーにオリジナルの部分を加えたかったという想いがあったんです。あとは、“まいこはん”に華があったといいますか、キャラクターとして非常に魅力的だったんです。ジョウト地方は“和”のテイストを強く出している場所がいくつかあるので、そういったところともマッチするなと思い、“まいこはん”を掘り下げています。
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