2009年9月24日(木)
▲Ga Me Entertainment Business Development ManagerのDavid Chenさん。 |
東京ゲームショウ2009の海外パビリオンから、台湾パビリオンのブースレポをお届けする。第1弾はGa Me Entertainmentだ。
Ga Me EntertainmentではPCのデスクトップ上でペットが飼えるPC用オンラインゲーム、『Desktop Pet Online』を展示していた。同社の事業開発部マネージャー David Chen氏の説明によれば、プレイヤーは医者、鍛冶屋、料理人、医者、ペット訓練士、ファーマーなど16種の職業から1つを選んでキャラクターを作成。ファーマーなら畑仕事を行う、医者なら他プレイヤーのペットの病気を治す、料理人はさまざまな料理を作るなど各職業固有の作業を行うことで経験値がたまり、レベルアップするとより多くのことができるようになる。
1匹目のペットは誰でも無料で手に入るので、『Desktop Pet Online』はこのペットを育てたりともに過ごしたり、時にはオンライン上の友達とチャットしたりと、基本はまったりのんびり系のカジュアルゲームだ。ペットのエサは基本的に有料アイテムとなるが、ファーマーであれば畑仕事を通じて必要な素材が得られるし、料理人の友達がいればエサに加工してくれるという仕組みで、普段からのコミュニケーションがゲーム内でも重要になってくる。
現時点でペットはイヌとネコがそれぞれ50種、計100種用意されており、クエストの進捗度合いやキャラクターの成長によって、特に何もしなくても子犬や子猫が勝手に生まれるらしい……。自然増殖に頼らず2匹目、3匹目のペットがほしい場合は有料だ。ちなみに現時点では最大100匹まで同時飼育ができるそうなので、ネコまみれ屋敷を作るのも夢ではない。
また、育てたペットを『Desktop Pet Online』をインストールしていない友だちに、メッセンジャー経由で送ることもできる。かなり昔の話だが、デスクトップ上を小さい羊やTV番組のキャラクターがウロウロ歩く、かわいいPCアクセサリが日本でも流行したことがある。システムはこれと全く同じで、受け取った側はゲームクライアントを持っていなくても、プレゼントされたペットを起動すれば画面上でかわいい仕草を堪能できるわけだ。
ゲームを起動すると画面片隅にゲーム画面とチャットウィンドウが表示され、メールを書いたりホームページ閲覧をするついでに、ちょこっとオンラインゲームも楽しめるということで、メインターゲットは20代~30代の女性ユーザーとのことだ。開発進捗度は80%程度で、台湾での2010年春サービスを予定している。
正直、“ながらプレイ”をするには画面が中途半端に大きいなと感じたが、簡易化できたりアイコン化機能などを搭載すれば、ノートPCにインストールして学校でちょこっとプレイ。会社のPCで昼休みにこっそりイヌネコのお世話といった遊び方もできる。自分だけのおうち“アイランド”のカスタマイズ、といったアバター要素もしっかり実装されているので、日本の女の子にもウケるかもしれない。