News

2009年9月25日(金)

朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!?

文:電撃オンライン

 ども、カネキングです。Xbox 360用ソフト『LEFT 4 DEAD 2』の試遊レポをお届けします。

 相変わらずこちらに向かって全力ダッシュしてくる感染者さんたちがまぶしいですねー。まさに青春です。おやまぁ、まだお昼なのに感染者さんたちがたくさんお目見えですこと。それでは皆さん、ご一緒にセーフハウスまで……なんてテンションでこのゲームをやってられっかー! 頭のてっぺんから足の先まで腐りきった感染者ども! この俺を捕まえられるなら捕まえてみやがれ! ぶっ殺してやんよ! ヒャッハー! と、正直これくらいのテンションでメチャクチャ楽しく遊びました。一応前作の『LEFT 4 DEAD』は難易度エキスパートでほぼすべてのキャンペーンをクリア済みだったので、腕前はそこまで問題はないかと思ってはいたのですが……まぁいろいろと大変でした。

朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!? 朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!? 朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!?
朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!? 朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!? 朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!?
▲『LEFT 4 DEAD 2』のスクリーンショット。前作では夜間のマップだけでしたが、今作では昼間のマップも登場するそうです。

 『LEFT 4 DEAD』は、簡単に言うと生存者(プレイヤーのことです)4人で力を合わせて感染者(ゾンビのようなものです)から必死に逃げ、セーフルームと呼ばれるチェックポイントに辿りつくのが目的のFPSです。一部の特殊感染者に捕まってしまうと自分の手ではどうしようもなくなってしまうので、必然的に仲間の助けを請うことになるシステムが特徴です。そしてここがこのゲームのキモでもあります。普通のゲームですと、うまい人が勝手に進んで勝手に敵を倒して勝手にクリアしてしまうところなのですが、『LEFT 4 DEAD』ではそういう単独行動がもっとも危険な行動になるというわけです。

 さてそんな『LEFT 4 DEAD』の続編『LEFT 4 DEAD 2』を、マイクロソフトブースで遊んできました。並んでいた名も知らぬ3人と一緒に、キャンペーン“Dark Carnival”のチャプター1のセーフルームを目指すことに。初めて遊ぶマップなので、敵がどこから襲ってくるかもわからないし、進路も不明です。『LEFT 4 DEAD』は、AIが感染者の位置などを適当に変えてくるので何度遊んでも違ったプレイ感があるのですが、それでもマップを知っているのと知らないのとでは雲泥の差があります。まぁ初プレイですし、悩んでいても仕方がないということで武器はショットガンを選択。セオリー通りパンチしながら小まめにリロードするスタイルで突き進むことにしました。しかしここでいきなり問題が! パンチを連打できな……い……。今作では、パンチを使った後に一定の疲労時間が追加されているようです。『LEFT 4 DEAD』の対戦モードなどの仕様ですね。今までは多少のピンチならパンチ連打で切り抜けられたのに……。

 ま、まぁ熟練者の僕にとってそんな変更は些細なことです。ショットガンを多めに撃てば問題なし。よーし行くぜー! と意気込んで民家に踏み入れた瞬間。“自由を奪われました”。新しい感染者の“Jockey”ですねー。コイツ、生存者に乗っかって、動きを操るんですよ。そして感染者のいるところに連れて行ってしまうんです……。うん、知ってる知ってる。予習してきたもん。でも知っててもどうしようもないんだなこれが。あっはっはっは。

 前述の通り、『LEFT 4 DEAD』では特殊感染者に拘束されると、自分の力では絶対に振り払えません。文字通り“お手上げ”状態。ライフが削られていくのを指をくわえて見ているだけになります……。『LEFT 4 DEAD』を初めてプレイした時もこの攻撃に絶望したものですが、今回の新特殊感染者にもかなり絶望しますね。「ああ……ああ……あー」とただため息だけが。ま、まぁここは他のプレイヤーに助けられ、なんとか戦線復帰。ありがとうみんな! よーし行……今度は“Hunter”に捕まるというね。ごめんなさい。心を改めます。

 武器をハンティングライフルに持ち替え、遊園地を抜け、いよいよ見晴らしの悪い沼地に差し掛かります。もちろん僕はお約束のように“Smoker”に捕まりましたが、みんながお約束のように助けてくれました。ほっとしたのも束の間。次は新感染者“Charger”がハンティングライフルのスコープに映りました。いえーいこれはヘッドショット余裕だぜ! と引き金を引いた瞬間。ヤツが視界から消えました。「えっどこ?」と索敵するものの、移動速度が速すぎて捕捉できません。簡単に草むらを突っ切られ、仲間が捕まってしまいました。

 その後も再び登場した“Charger”に、今度は僕が狙われました。正面から突っ込んできたので、銃弾を浴びせれば倒せるかなーとも思ったのですが、一瞬で間合いを詰められて捕まりました。しかもひどいのが、コイツ生存者をずるずると引きずっていくんですよ。仲間から引き離されて、ゴスゴス攻撃されるのを見ていると、またも絶望感が……。「ああ、そうそう。コレこういうゲームだったよ」とここでようやく懐かしい気持ちを思い出しました。『LEFT 4 DEAD』は絶望と背中合わせのゲームなんですよ。気を緩めると死が見えます。ここまでで2回ダウンし、残りライフもあとわずか。あと1回ダウンしたら死んでしまいます。ああ、視界が白黒だよ……。

 この絶望的な状況で、ようやく目の前にセーフルームが見えました! よっしゃ! この距離なら駆け抜け――“Charger”! うそ……だろ……。うーん無理。これマジ無理。何か対抗策があるのでしょうが、見つけられませんでした。それでもタイミングよく助けてもらい、なんとか生還しました。あ、危ねー。命がある間に身体を強引にセーフルームに捻じ込み、みんなが入ったのを確認してドアを閉め――ってまだ1人残ってるー! 早く! 早くこっちにくるんだ! ああ! ……ああ……ああ……あー……。ま、まぁ1人死んでしまいましたが、「俺に構わず先に行け!」とカッコよく散るのもこのゲームの見せ場。涙を呑んでドアを閉め、見事我々は生還したのでした! 誰か1人が生き残ればみんなの勝利! それが『LEFT 4 DEAD』!

 うおー! やったよー! やったよ、名も知らぬ生存者の皆さん! マイクロソフトブースのスタッフの皆さん! ありがとう! ありがとう! 本当にありがとう! やっぱりこの達成感と充実感と満足感は最高ですねー。みんなの気持ちが1つになった気がしました。こうして喜びを分かち合い、賞品のTシャツをもらい、清々しい気分でブースをあとにしたのでした。

 ……しかしチャプター1であれって、チャプター2以降大丈夫なんだろうか。そんな一抹の不安を残しながら。まぁ思うところはいろいろとありますが、続きは製品版で! 早くやりたいぜ!! ……それにしても、今回は“Tank”が出てこなかったのがかなりラッキーだったよね。

 あとちょっとだけ補足しておきます。レビューではあまり触れませんでしたが、今作から近接武器が新たに加わっています。バットやチェーンソー、刀やギター、フライパンなどが確認できました。攻撃力に差があるかは不明。これらは装備するとハンドガンの枠に入ります。LTで柄殴り、RTで振り被っての攻撃が出ます。取ると当然ハンドガンが手元からなくなるので、今までとはかなり違った立ち回りができそうです。

 また、新感染者“Spitter”も厄介でした。コイツは遠距離から酸性のつばを吐き出してきます。つばに触れるとじわじわとライフを削られます。このつばは地面に水たまりのように広がり、一定時間消えません。道中、これと感染者のラッシュに挟まれ、死ぬかと思いました。本体が近寄ってこないので攻撃しづらいのもイヤな感じですね……。

朝っぱらから『LEFT 4 DEAD 2』を文字通り必死プレイ! 生き残れるのか!?
▲こちらが賞品のTシャツです。ゲームを遊んだらもらえました。

(C)2009 Valve, the Valve logo, Left 4 Dead, the Left 4 Dead Logo. Steam, the Steam logo, Source, the Source logo, and Valve Source are trademarks and/or registered trademarks of Valve Corporation in the United States and other countries.

■東京ゲームショウ2009 開催概要
【開催期間】2009年9月24日~27日(ビジネスデイ:24~25日、一般公開:26~27日)
【開催時間】各日10:00~17:00(一般公開日は開場時間が前倒しになる可能性がある)
【会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】前売1,000円/当日1,200円、小学生以下は無料
【主催】社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)

関連サイト