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2009年9月25日(金)

『戦国無双3』TGS2009バージョン試遊レポ! 甲斐姫さん、使いやすいです!!

文:電撃オンライン

 東京ゲームショウ2009のコーエーテクモブースに出展されているWii『戦国無双3』を試遊してきたので、歴史好きのキャナ☆メンが体験レポートをお届けします。

『『戦国無双3』TGS2009バージョン試遊レポ! 甲斐姫さん、使いやすいです!!』

 『戦国無双3』は、“一騎当千の爽快感”をコンセプトとした同社の人気ACT『戦国無双』シリーズの最新作。というのは電撃オンラインでお決まりの説明文ですが、やはり見どころの一番は、黒田官兵衛、甲斐姫、加藤清正、北条氏康、立花宗茂など多数の新武将が参戦することと、デザインの新しくなったこれまでの武将たちではないでしょうか。気になるTGSバージョンの操作キャラクターは、新武将の甲斐姫と、デザインも新たになった真田幸村、石田三成の計3名。ワタクシが並んでいる時は、三成が非常に人気で、前作までとの変化も非常に気になったのですが、ここは新武将の甲斐姫でプレイさせていただきました。

■新武将・甲斐姫でプレイ!

 プレイできたシナリオは第3章“忍城攻め”です。信長の後を引き継いで天下統一に向け勢力を拡大する秀吉の残す敵は、北条、伊達のみ――という状況で、秀吉の北条攻めに際し伊達が屈服してしまうというデモシーンから始まります。甲斐姫は、北条氏康の家臣・成田氏長の娘――ということで、飄々(ひょうひょう)として、雲をつかむような男の北条氏康に従い、石田三成を総大将とした秀吉の軍と戦うことに。

 忍城を水攻めしてくる秀吉の軍勢に対して、氏康はそれを逆に利用し、堤防を壊して流れ出た水で敵兵を押し流す作戦に出ます。ここで「お!」と思ったのが、今作ではミッションをこなす順番と、勝利条件がビジュアルを交えて順番に説明されたこと。これまでのタイトルでは実際に戦闘に突入してから、実際にどんなミッションをこなしていけばいいのかやや戸惑うこともありましたが、事前に勝利までの道筋をはっきり示してくれるのは非常に親切でうれしい仕様でした。実際に戦闘に入ってからも、マップに矢印も表示されるようになって、迷いなくミッションがこなせるようになって楽々です。

 また戦闘前の準備画面では、回復は攻撃補助などのアイテムが持ち込み用の“携帯道具”として設定できるようになり、装備品が武器意外に、鎧、籠手、足袋のカテゴリも選べるようになっています。ちなみに甲斐姫は、浪切(なみきり)と呼ばれたバラバラの刃に紐を通したムチのような剣がエモノ。形状からしても、攻撃範囲が広そうです。

■甲斐姫さん、使いやすい!

 で、実際に使ってみると。攻撃のスピードが早くて、スキが少ないために初心者にも安心して使える武将といった印象でした。通常攻撃を何回押してからチャージ攻撃を押すかによって、コンボ攻撃が変わるのが特徴の『無双』シリーズですが、甲斐姫は通常攻撃1~2回からのチャージ攻撃は、攻撃範囲が狭い斬り上げ、キックといった攻撃を行い、3回以上通常攻撃を押してからのチャージ攻撃になると、浪切をムチように使った広範囲攻撃を繰り出します。

 個人的には、通常攻撃3回からのチャージ攻撃で繰り出す、×の字に浪切を振り回すオーソドックスな感じの攻撃と、通常攻撃4回からのチャージ攻撃で出る、自分を中心に円弧を描いて浪切を振り回す広範囲な攻撃が使いやすかったですね。通常攻撃5回からチャージ攻撃につなげて出す、浪切をヘビのようにうねららせた攻撃は、甲斐姫の真骨頂かな、とも思ったのですが、短いプレイ時間ではちょっと使いこなすこともできず……実際に購入したらここを練習したい!

 また、コンボ以外でも「甲斐姫さん、使いやすい!」とびっくりしたのが、新要素である“影技”。甲斐姫さんの影技は、サッと瞬時に前方へ高速移動し、敵を蹴って、蹴って、蹴っていくもの。通常攻撃をキャンセルして繰り出せる上に、再び通常攻撃へつなげられるので、めっぽう使いやすいのですが、影技は連技ゲージを消費するので、調子に乗って蹴りまくってるとゲージがスカスカに……。あと、自分の周囲に水柱を連続で発生させる甲斐姫の特殊攻撃も非常に使いやすかったです。敵が多い時などに使うと、水柱で攪乱(かくらん)しつつ自分でガンガン敵を攻撃できるという爽快感を覚えます。

 以上、ざっくりとさわった感じをお伝えしましたが、ワタクシの結論としては「甲斐姫さん、使いやすい!」。相性の問題はあるでしょうが、攻撃範囲の広い武将はそれだけでも使いやすいですよね。それから、影技もびっくりするくらい強いです。ただ操作感は今までの『戦国無双』なので、クラシックコントローラPROを持っていないと、はげしく遊びづらいのでは……と(会場の試遊台は全部クラシックコントローラPROで遊べます)。とりあえず、TGS会場でのプレイをオススメできる1本だと思います!(キャナ☆メン)

■東京ゲームショウ2009 開催概要
【開催期間】2009年9月24日~27日(ビジネスデイ:24~25日、一般公開:26~27日)
【開催時間】各日10:00~17:00(一般公開日は開場時間が前倒しになる可能性がある)
【会場】幕張メッセ(千葉県)
【入場料】前売1,000円/当日1,200円、小学生以下は無料
【主催】社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)

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