2009年9月25日(金)
東京ゲームショウ開催中の本日9月25日、Xbox 360用アクション『ライオットアクト2』の制作者にインタビューを行った。
本作でプレイヤーが操るのは、いかなる手段を用いてでも悪を一掃するタフなエージェント。その目的は、前作でも登場した組織“エージェンシー”を復活させるというもので、“パシフィックシティ”で悪と戦っていくことになる。
より広大に、そしてどこまでも探索可能になったパシフィックシティでは、どんな戦いが待っているのか? インタビューに答えてくれたエグゼクティブプロデューサーのピーター氏と開発スタッフのジム氏、スティーブン氏のコメントから探っていこう。
▲写真左からスティーブン氏、ピーター氏、ジム氏。 |
――『ライオットアクト2』でのパシフィックシティはどのような状況にあるのでしょうか?
ジム氏:生き残ることが非常に困難な都市となっています。ですから市民は、昼間のうちに“生き残るために欠かせないリソース”を集めています。また、車を改造する――足場や銃座などをつけるということですが――落ちているオブジェクトを利用して敵に備えています。
――グラフィック面ではどのような進化を遂げているのでしょうか?
ピーター氏:グラフィックやレンダリングに関しては、『ライオットアクト』が持っていたユニークさは維持しつつ、より洗練されたものにしたいと努力しています。昼・夕方・夜のコントラストをしっかりと出していますので、時間帯によってパシフィックシティは違う顔を見せてくれます。
▲ここで、実際にゲームをプレイしながら具体的な説明をしていただくことに。ただし、画面は制作途中のものとのことなのでご了承いただきたい。まず、スティーブン氏が紹介してくれたのは肉弾での戦闘について。「前作の動きはとても単調でしたが、今作ではより複雑で、見ていて飽きないものになっています」とのこと。 |
▲続いてエネルギーベースの武器・UVショットガンのデモプレイへ。「この武器は、離れたところからでも敵を倒せる強力な武器です。またオブジェクトにも攻撃できます」と説明。その間も襲ってくる化け物たちを撃退していた。 |
▲「新しいおもちゃを紹介します」といったジム氏は、壁や地面、オブジェクトに付着させられる武器を紹介。この武器の特徴的な点は“くっつけた爆弾同士が引き寄せあう”ということ。その特性を利用して、ジム氏は即席のパチンコなどを作っていた。「想像力次第でいろんなことができるでしょう」とはジム氏の弁。 |
▲「もう1つおもしろいことをお教えします」というジム氏は、エントツの中にお好みの量のガスボンベと手りゅう弾数個を投下!! キレイ(?)な爆発がパシフィックシティを彩っていた。 |
――ちょうど今、デモプレイで戦闘を見せていただきましたが、今作でもやはりエージェントはダントツの強さを誇っているのでしょうか?
スティーブン氏:今作では、フリークス――つまり化け物ですね。こいつらがエージェントと同等か、もしくはそれ以上の力を有している場合があります。ビルの屋上も安全地帯ではありません。彼らは屋上にだって現れます。今回は、そうした高さを意識した戦いを演出しています。
――オンライン要素に関してはどうなっているのでしょうか?
スティーブン氏:この作品では4人までの協力プレイが可能となっています(デモンストレーションで、ピーター氏とジム氏が製油所の防衛ミッションの協力プレイを披露)。彼らは同じ目的で戦っているのですが、目的達成へのアプローチ、つまりプレイスタイルはさまざまです。4人で遊んだ場合にも、同じくあらゆる方向性のプレイを自由に楽しめることでしょう。
――協力プレイはプレイヤー間にレベル差があっても楽しめるのでしょうか?
ピーター氏:もちろん! わたしがレベル5で、あなたがレベル1だとしますよね? その場合でも、協力プレイは可能です。また本作では8人対戦も楽しめるのですが……そちらでは、レベル差によるフィルタリングを行うかなどはまだ未定となっています。
――なるほど。ありがとうございました!