2009年10月1日(木)
2009年10月2日に『マジック:ザ・ギャザリング(以下、マジック)』の新セット『ゼンディカー』が発売される。
この新セットでは、新しい次元“ゼンディカー”を舞台に、隠された古代の貴重な遺物とそれを守る危険な罠、そしてその罠をかい潜り、想像を絶するような宝物を手に入れようとする冒険者たちの姿が描かれている。またゲームとしては、『マジック』の長い歴史の中で、カード使うためのマナを生み出すという極めて基本的な位置にありながらも、これまでクローズアップされてこなかった“土地”が初めてゲームデザインの中心に据えられた意欲的なセットとなっている。
そんな『ゼンディカー』の発売に先駆けて、各地で発売前のセットを一足早く体験できる“プレリリーストーナメント”が開催された。電撃オンラインのスタッフもこれに参戦してきたので、その様子をお伝えしていく。
(※記事中の《》で囲まれたカード名のリンクは、外部へのリンクとなります)
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| ▲秋葉原で開かれたトーナメントは大盛況。新セットへの期待感をうかがわせる。ちなみに今回の会場、アメニティドリーム秋葉原店は外観だけだと少し狭そうに見えるかもしれないが、実際には60席という比較的広いプレイスペースを持つ。 | ||
今回は、秋葉原で開かれたトーナメントに参加。50人を超える参加希望者が集まり、あわや1回戦の前にまず参加者の抽選が始まるかと思いきや、許容人数ギリギリで全員参加可能とのアナウンスがあり、胸をなで下ろす。
ほどなくしてパックが配られ、デッキの構築がスタート。参加者にちょっとした緊張が走る。“プレリリーストーナメント”のフォーマットは6つのパックから出たカードでデッキを構築する“シールド戦”で行われるためだ。シールド戦は、引いたカードの強さがそのままデッキの強さに直結するので当然と言えば当然なのだが、この『ゼンディカー』に限ってはそれだけが緊張の理由というわけではない。
なんと、プレリリーストーナメントが開かれる直前になって「『ゼンディカー』のブースターパックには、ごくまれに、過去『マジック』に存在していたカード約90種類が、そのまま封入されている」という公式の告知があったのだ。封入されたカードはヴィンテージ・カードと呼ばれ、ただ古いだけではなく『マジック』史上もっとも強力なカード(の一部)だという。『マジック』の古いカードの中には、カードショップで数万円を越える値段がつくものもあり、まさしく本物の“宝物”と言っていい。『ゼンディカー』で取り上げられている“貴重な遺物”というテーマがゲーム外にまで飛び出した、驚きの企画だ。
なお、これらのカードはあくまでヴィンテージ・カードとして特別に封入されたものであり、3年前に発売された『時のらせん』に収録されたタイムシフトカードのように、再販・再録されたものではないことも同時に告知されている。つまり、ヴィンテージ・カードがパックから出たとしても、それを『ゼンディカー』のカードとして、トーナメントで使用することはできないということだ。
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| ▲パックが配られる。ヴィンテージ・カードというサプライズがあったので、パックを開ける際の興奮はいつも以上。出てくるとされるものがものなだけに、ちょっとしたリアクションにも周囲が反応するような状態だった。 | ||
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| ▲筆者のパックからは森と沼にアクセスできるフェッチランド《新緑の地下墓地》や《堕ちたる者、オブ・ニクシリス》といったカードが登場。黒系のデッキを組めるかと思ったが、他のカードとの兼ね合いで断念した。強力なカードでも、1枚だけではデッキにならないのがシールド戦のおもしろいところだ。 | ||
デッキ構築時間が終了し、いよいよ全6回戦のトーナメントが始まった。筆者が組んだのは緑をメインにし、赤青のカードを加えた3色デッキ。《変わり樹のバジリスク》、《領地のベイロス》などの緑の地上戦力と青の《風乗りの長魚》、《失われた真実のスフィンクス》といった飛行部隊、それに赤の《松明投げ》、《マグマの裂け目》といった火力を合わせたものだ。決して弱い布陣ではないが、カードパワーに若干の不安が残る構成となってしまった。トーナメントは全6回戦。何とか3勝できれば……というのが正直な気持ちだ。
そして迎えた第1回戦の相手は黒赤。1試合目は、こちらが序盤に出した《嵐のフクロウ》、《放牧の林鹿》といった戦力をことごとく火力で落とされ、そのまま《ニマーナの売剣》、《バーラ・ゲドの盗賊》といった“同盟者”のシナジーで攻められ、これらを何とかさばいたところで《光輪狩り》が登場する一方的な展開で敗北してしまい、これからの苦戦を覚悟する。
2試合目。《ゴブリンの先達》、《板金鎧の土百足》が現れ、ライフを削られるものの《ゴブリンの先達》の能力によってこちらのドローが進み、これらの軽量クリーチャーを始末した後で《失われた真実のスフィンクス》、《噴火滑り》といった航空戦力で一気にライフを奪い、勝利した。
3試合目は相手がマリガンを2回したため、大幅に有利な状態でスタート。5ターン目に出した《領地のベイロス》が除去されず、毎ターン“上陸”能力によってサイズアップした状態で攻撃、素早くゲームを決めてくれた。試合後、デッキを見せてもらうとそこには強力なアンコモン《吸血鬼の夜鷲》が2枚。飛行で攻撃できれば安心と思っていたが、どうやら運に助けられていたようだ。
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| ▲今回の新メカニズムの1つである“同盟者”。シールドで同盟者を固めて引けるかは運次第だが、連続で展開できた時の強さはかなりのものだ。また、各色のコモンに存在する“同盟者”のうち《ウマーラの猛禽》と《ニマーナの売剣》は単体でも十分通用するスペックだろう。 | ||||
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