2009年11月1日(日)
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| ▲左から時田プロレクター、河津プロデューサー、イラストレーターの小林智美さん、デザイナーの渋谷さん。 | ||||
スーパーファミコンの作品にスポットを当てるこのコーナーでは、イラストレーターの小林智美さんとデザイナーの渋谷員子さんがステージに姿を見せた。河津さんが「ハードが変わるにあたり、誰にイラストをお願いするかを決めるために、本屋をめぐって小林さんに決めた」と話すと、小林智美さんは「それまでゲームの仕事をしたことがなかったので、作業工程がわからなかった」と続ける。どうやら発注の仕方もそれまでの仕事とはかなり異なっていたようだ。キャラクターの名前とプロフィールが送られてくることもあれば、名前だけのこともあったとか。『ロマンシング サ・ガ』のジャミルは当初男らしく描いていたのだが、女装するために「もっと軽く」と言われ、とまどいもあったことを告白。しかし遊んだ人が「ジャミルが好き」というのを聞いて、ほっと胸をなでおろしたという。
渋谷さんは、小林智美さんの家と近かったこともあって、イラストを取りにいったり、打ち合わせしたりと頻繁にあっていたのだとか。そんな渋谷さんが小林智美さんのイラストからキャラクターのドットを作る際に注意していたのは「色を残すこと」。繊細で耽美(たんび)な小林智美さんのイラストもドットにすると小さくなってしまう。それに対して、色を使い表現することで“らしさ”を残したのだとか。小林智美さんも「ドットを見て、すごくうれしかったです」とコメントすると、渋谷さんも「楽しかったですね。『ロマンシング サ・ガ』はよくできていたと思います」と笑顔で語っていた。
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| ▲トークコーナーの最後にはイラストを使ったクイズも。シルエットを見てキャラクターのフルネームを答えるものと、拡大されたドットを見てキャラクターを当てるもの。他にも、「シリーズ1作目の『魔界塔士 Sa・Ga』の発売日を西暦から答えよ」や「『Sa・Ga2 秘宝伝説』のラストダンジョンに登場するレアモンスターのはにわが落とすレア武器の名称は?」という問題も用意されていた(※正解は記事の最後で!)。 | ||
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| ▲左から時田プロレクター、河津プロデューサー、デザイナーの高井さん。 | ||
『ロマンシング サ・ガ』から『ロマンシング サ・ガ3』、『サガ フロンティア』に『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』に関わったスタッフとして呼ばれたのは、デザイナーの高井浩さん。「サガにプロレスを持ち込んだ男」として紹介された高井さんは、ユーザーとして遊んだ『魔界塔士 Sa・Ga』について「遊んだ当時は投げやりなゲーム」という感想を持ったことを明かした。またスタッフとして『ロマンシング サ・ガ2』のデバックをしていて、ボスから「帰れ!」と言われた際には「お客さんに出すゲームだぞ!」と激昂したことを明かし、会場を爆笑させた。そんな高井さんは、もともと物を動かしたくてバトルエフェクトを続けているのだとか。ちなみに自らが一番納得がいっているのはローリング・クレイドルという技で、「リング上を回転するプロレスの技を、ゲーム画面で完璧に表現できた!」と熱弁した。
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| ▲左から時田プロレクター、河津プロデューサー、田中プロデューサー、三浦プロデューサー、デザイナーの小林元さん。 |
再びステージに登場したのは、田中プロデューサーと三浦プロデューサー。さらにデザイナーの小林元さんを加え、9月に発売された『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』の話に。小林元さんを起用した理由について聞かれた三浦さんは、企画している時に本人から立候補があったと説明。「何か企画はないのか? 絵が描きたい!」と言われたことからイラストをお願いしたのだとか。小林元さんは起用を聞いて「うれしかった反面、名作のリメイクだったので大丈夫か不安になりました」と語った。しかし、そんな不安をかき消すかのように、無我夢中でイラストを描き、完成までこぎつけたのだという。
原作に関わった河津・田中両プロデューサーは、女神・ミューズがどれもお腹を出したセクシーなデザインであることに驚いたとか。三浦さんは苦笑いしつつ、「オリジナルのミューズもセクシーなんですが、やっているうちに感覚が麻痺して、ドンドン過激になっていきました」と説明した。
三浦さんが当初から考えていたのは、オリジナルのよさを残すことと、いかに変えるかの2つ。特に後者に関しては、河津さんからのアイデアであるシナリオ・リンク・システムをいかに入れるかを意識した様子。それに対して、河津さんは最初に上がってきた企画を見て「連携はもういいよ!」と思ったという。しかし、連携を可能にする“運命の糸”がイベントにも影響するという要素を絡めたことに、新しさとおもしろいさを感じて、OKを出したとのことだ。
ここで、スペシャルゲストとして、数々のシリーズ作品で音楽を担当しているコンポーザーの伊藤賢治さんが登場。伊藤さんは『Sa・Ga2 秘宝伝説』から参加しているが、まだ試用期間中だったことを告白した。当時スクウェアで作曲していた植松伸夫さんと曲作りを行ったところ「出来上がった曲はどれが植松さんでどれがイトケン(伊藤さん)が作ったか、わからなかった」と河津さんは感じたという。また、当時社長だった宮本氏に部屋に呼び出され「すごくよかった」とほめられたことを伊藤さんが明かすと、河津さんは「宮本さんにほめられた人なんて、あんまりいないよ!」とその事実に驚きを隠せない様子であった。
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| ▲コンポーザーの伊藤さんも加わり、ステージにはシリーズに関わったクリエイター陣が並んだ。伊藤さんは「『サガ』シリーズに育てられた」としみじみ語っていた。 |
ファンなら誰もが気になる「サガのこれからについて」に話がおよぶと、三浦さんは「発表できることがあればいいんですが……まだ何もありません。頑張っているので、これからもシリーズを応援してください」とコメント。シリーズを統括する河津さんは「個人的には、ゲームボーイの他の作品をリメイクしたいと思っています。ユーザーさんからの声だと『ロマンシング サ・ガ2』のリメイクを望む人が多いようですが、3Dだと陣形を表現するのは難しいですね」と続けた。
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