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2009年11月4日(水)

【今週の1本】RCG『コリン・マクレー:ダート2』でオフ車を限界まで滑らせろ!

文:電撃オンライン

■すべるすべるすべるすべるすべるすべる!!

 さて、参加レースを決めると、レースの難易度とマシンダメージの有無などを決めることになります。今回は、初めてなので、難易度は低めの“カジュアル”で参戦! ところで、初レースとなるこの“ラリークロス”。ターマック(舗装路)とダートが混在したショートサーキットで、複数マシンが爆走するレースです。「Xゲームでも人気があるよなー」なんて考えているうちに、スタート! うあ、出遅れた!! アクセル全開で行ってまえ!!

【今週の1本】RCG『コリン・マクレー:ダート2』でオフ車を限界まで滑らせろ!
▲自分の腕前に応じて、レースごとに難易度が決められるのはいい! ダメージも“外観だけ”と破損部位に応じて走行に支障をきたす“フル”で切り替えられますよ。

 ズルズルズルズルーーーーー!?!? うぁ! 真っ直ぐ走らねーー!! ちょ! これ! カウンター! 当てまくり!! 小刻みに!! アクセル!! ブレーキ!! 右!! 左左左!! 相手が!! 遠ざかって!! あぁ……スピンだ(呆然)。ということで、初レースはまともに走行すらできませんでした。ずっとオンロードのRCG専門でプレイしていたボクですが、正直オフロードを舐めてましたよ。オフロードは見るのは大好きだったけど、こんなに難しいとは……。さすが「マシンコントロール覚えたきゃオフロード走れ」って言われるくらいだ。

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▲オフロード車はエンジン回転数を下げないで走るのが命。ということで、かなりピーキーなエンジンです。ちょっとアクセル踏むと、すぐ滑ります!

■こんなところでRCGの真髄が楽しめるとは

 こんな感じで、第1戦を終えたボク。仲間のドライバーに「今回は調子悪かったな」なんて慰められつつ、次のレースに挑みます。お次は、クロアチアで開催中の“ラリーレース”に参戦! “ラリーレース”は、ターマックあり、ダートありの、言ってしまえばその辺の山道や砂利道(しかも道幅が激細!!)の一定区間をかっ飛ぶレースです。基本的にはタイムで順位を競うので他車との直接バトルはありません。

【今週の1本】RCG『コリン・マクレー:ダート2』でオフ車を限界まで滑らせろ!
▲クロアチアのラリーレースは、砂地で非常に滑りやすいコース。しかもむき出しの岩肌が、1歩間違えれば即クラッシュを誘います。うーん、さっきのドライビングで大丈夫だろうか……。

 さて、結果から申し上げましょうか。突然変なこと言ってゴメンナサイ、このゲーム、相当ツライです。だって、クロアチアのコースをゴールまで走りきるのに、ボク30回はリトライしましたよ! なにがヤバイって、さっきのラリークロス以上にマシンがすべる!! その上道は狭いわ飛ぶわ跳ねるわ……。オンロードの理想が“ミスをしない美しい走り”だったら、オフロードは“ミスを常にカバーし続ける鬼の走り”だと思います。

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▲なんか、マシンが真っ直ぐ向いてるのってスタート時だけな気が……。
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▲茂みに突っ込みそうですが、ドリフト中のため左に思いっきりスライド中です。▲ちょっと慣れたからって調子に乗ってたら……ギャー!!

 ここで突然ですが、ちょいとRCGの楽しみ方を書いてみようかなと。そもそも、RCGって(というか、実際のレースもだけど)とにかく覚えゲーなんですよね。コースの形、コーナーの角度、どのタイミングで、速度がどれくらいならどのポイントでブレーキ、とか。本作も同じで、基本的には同じコースを何十周、何百周して、どう滑らせたらどう動くのか、なんてことを頭に叩き込んでいくわけで。

 でね、本作も最初こそマシンが滑りすぎてまったく走れなくて、「もー知らん! こんなもんまともに走れん!!」なんて投げそうになったけど……ちょっとずつ、それこそコーナー1つずつを覚えて対応していくと、それがだんだん快感に変わってくるのですよ。しかも、うまくドリフトでブワーって滑らせられた時なんて、まさに「オレつえー!!!!」ですよ。久々に、こんなに突き放されて、それがゆえに攻略できた時にうれしいRCGをプレイしましたよ! なので、本作をプレイしてみようと考えている人は、まず覚悟をしてください。最初は本当にまともに走れないので。そして、練習してください。ちょっとずつ覚えて、最終的にゴールまで滑らせまくって走れた時の感覚は、なっかなか味わえませんよ!

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▲あっ!! 実際のラリーでも、たまにありますよね……崖落ち。
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▲そんな時は、2枚の画像の右下にご注目。このカミナリマークがポイントです。コードマスターズと言ったら……そう、巻き戻し機能! クラッシュ前まで左下のリプレイコントローラーで時間を戻し、任意の場所からリスターとできますよ! ただし、巻き戻しには回数制限があるので、ご注意を。

 おーっと、そうだすっかり忘れてた。この“ラリーレース”というカテゴリ。実はドライバー以外にも、コ・ドライバー(俗に言われるコドラ)が助手席に乗ってます。この人、手にはコースの詳細な情報を記したノートを持って、ドライバーに次のコーナーがどれくらいきついのか、右なのか左なのか、どれくらい真っ直ぐいけるのか、などを言い続けてくれる人です。実際のラリーでは、クラッシュでボンネットがめくれ上がって前方視界がふさがれても、コドラの誘導のみでゴールまで走りきったドライバーがいるくらい、彼らはラリーにおいて重要な存在なんですよ。そんな重要なコドラも再現している本作、あなどりがたし!!

【今週の1本】RCG『コリン・マクレー:ダート2』でオフ車を限界まで滑らせろ!
▲ま、クラッシュすると「どこ走ってんだ! まっすぐ走れ!!」とか怒られたりもしますが……。

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(C)2009 The Codemasters Software Company Limited (“Codemasters”). All rights reserved. “Codemasters”(R), the Codemasters logo and “DiRT”(R) are registered trademarks owned by Codemasters. “DiRT 2”(TM) is a trademark of Codemasters. “Colin McRae”(TM) and the Colin McRae signature device are registered trademarks of Colin McRae. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are being used under license. This game is NOT licensed by or associated with the FIA or any related company.

データ

▼『コリン・マクレー:ダート2』
■メーカー:コードマスターズ
■対応機種:PS3/PSP/Xbox 360
■ジャンル:RCG
■発売日:2009年11月5日
■価格:PS3/Xbox 360 7,140円(税込)、PSP 5,040円(税込)
 
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