2009年11月6日(金)
10月期最後のランキング(集計期間:2009年10月26日~11月1日)は、セガとプラチナゲームズの豪華タッグで贈る大作アクション『ベヨネッタ』のPS3版が1位を獲得しました。
『デビル メイ クライ』や『大神』(ともにカプコン)などでおなじみの、クリエイター・神谷英樹さんがディレクターを担当した『ベヨネッタ』。PS3版の発売週実績は13.7万本(店頭消化率60%前後)と、今年度発売されたPS3タイトルでは、ともにバンダイナムコゲームスから発売された『テイルズ オブ ヴェスペリア』の22.6万本(累計33.4万本)と、『機動戦士ガンダム戦記』の18.4万本(累計25.6万本)に次ぐ数字を記録。6位のXbox 360版(6.2万本)とPS3版を合わせた販売実績は19.9万本となっています。
続く2位には、スクウェア・エニックスの人気RPG『ファイナルファンタジー』シリーズの外伝、DS『光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝-』が初登場。販売実績は11.7万本(店頭消化率70%前後)と、9月に発売されたDS『サガ2秘宝伝説 GODDESS OF DESTINY』(発売週9.8万本/累計14.8万本)を上回る順調な出足を見せています。
この他の新作では、人気対戦格闘ゲーム『鉄拳』シリーズの最新作にあたるPS3『鉄拳6』(バンダイナムコゲームス)と、PS2で人気を博した『ペルソナ3』のPSP移植作『ペルソナ3ポータブル』(アトラス)が、3位と4位にランクイン。さらに、『スーパーロボット大戦』シリーズの最新作、Wii『スーパーロボット大戦NEO』(バンダイナムコゲームス)がトップ10圏内に初登場してきました。
順位 | 前週 | 機種 | タイトル名 | メーカー | 発売日 | 推定 販売数 |
累計 販売数 |
1 | - | PS3 | ベヨネッタ | セガ | 09/10/29 | 136,937 | 136,937 |
2 | - | DS | 光の4戦士 -ファイナルファンタジー外伝- |
スクウェア・ エニックス |
09/10/29 | 117,029 | 117,029 |
3 | - | PS3 | 鉄拳6 | バンダイナムコ ゲームス |
09/10/29 | 107,165 | 107,165 |
4 | - | PSP | ペルソナ3ポータブル | アトラス | 09/11/01 | 84,939 | 84,939 |
5 | 1 | Wii | Wii Fit Plus | 任天堂 | 09/10/01 | 74,483 | 780,670 |
6 | - | X360 | ベヨネッタ | セガ | 09/10/29 | 61,800 | 61,800 |
7 | 3 | DS | トモダチコレクション | 任天堂 | 09/06/18 | 50,100 | 1,512,306 |
8 | 2 | DS | ポケットモンスター ソウルシルバー | ポケモン | 09/09/12 | 46,767 | 1,441,555 |
9 | 4 | DS | ポケットモンスター ハートゴールド | ポケモン | 09/09/12 | 36,328 | 1,383,822 |
10 | - | Wii | スーパーロボット大戦NEO | バンダイナムコ ゲームス |
09/10/29 | 27,431 | 27,431 |
ハード市場では、11月1日にPSPの新シリーズ・PSP go(価格:26,800円・税込)が発売されました。従来のPSPに比べて小型・軽量化を図ると同時に、ソフトはダウンロード販売のみという新しいコンセプトのもとで発売されたPSP goですが、発売初日の販売実績は2.6万台(店頭消化率15%前後)。集計期間が違うため単純比較はできませんが、2007年9月に発売されたPSP-2000と、2008年10月に発売されたPSP-3000の発売4日間の販売実績がそれぞれ23.5万台、15.2万台であったことを考えると、実数・消化率ともに伸び悩む結果となりました。
ライバルの任天堂は、ニンテンドーDSiの画面サイズを大きくした新シリーズ・ニンテンドーDSi LL(価格:20,000円・税込)を11月21日に発売することを発表しました。これから年末にかけて、各ハードがどういった動きを見せるか注目したいところです。(アスキー総合研究所)