2009年11月9日(月)
バンダイナムコゲームスは、2010年1月28日にPS3用ソフト『アルトネリコ3 世界終焉の引鉄は少女の詩が弾く(以下、アルトネリコ3)』を発売する。価格は7,329円(税込)。
『アルトネリコ』は、バンダイナムコゲームスとガストが共同開発するRPGのシリーズ。独特の世界観や独自のバトルシステムを持ち、そしてヒュムノス詩と呼ばれる歌唱曲を多数収録するなど、他のRPGとは一線を画している。最新作『アルトネリコ3』では、3本目の塔が存在する世界ソル・クラスタを舞台に、主人公・蒼都(アオト)と、ヒロイン・咲(サキ)&フィンネルをめぐる物語が描かれる。
今回の記事では、ゲームのストーリー部分やキャラクター情報、ゲーム内容を紹介する。
このシリーズには、各タイトルごとに塔が存在し、それに関連する世界が登場する。2006年に発売された第1弾『アルトネリコ 世界の終わりで詩い続ける少女』は“ソル・シエール”が、2007年に発売された第2弾『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩(メタファリカ)』では“メタ・ファルス”が舞台となった。『アルトネリコ3』の舞台となる“ソル・クラスタ”は、謳う(うたう)ことによってさまざまな超常的名力を発することができる種族・レーヴァテイルと、人間の血が混じっていない純粋なレーヴァテイル“β(ベータ)純血種”といった種族が人間とともに生活している世界だ。
『アルトネリコ3』は、巨大な光のラインによる塔と、周りを囲う巨大な牙のような大地“大牙”が存在する世界“ソル・クラスタ”が舞台。ソル・クラスタには、レーヴァテイルの国家“クラスタニア”と、人間の国家“アルキア”が存在する。クラスタニアは、ベータ純血種のレーヴァテイルが中心となって作られているコミュニティだ。対するアルキアは、第三塔創始のころから存在する“アルキア研究所”を中心とした人間の国家であり、クラスタニアとは対立姿勢にある。
クラスタニアは、塔側の統治機関・レーヴァテイルの国家のこと。レーヴァテイルとβ純血種たちが住む町があり、実質的にこの世界における行政の中心となっている。人間支配もこの街によって行われており、最大にして最高水準の設備レベルを誇る。
町は大きく分けて3つの区画に分かれており、それぞれ“レーヴァテイル街区”、“スレイヴ街区”、“行政区”と呼ばれている。レーヴァテイル街区は支配者であるレーヴァテイルが住む町で、1人当たりの面積、環境、サービスなどが完全に計画された非常に快適な居住区域だ。スレイヴ街区は人間の住む町で、面積がとても小さいため家も非常に狭く、生活に必要なものしか与えられていない。人間はレーヴァテイルの能力開発のために連れてこられた捕虜的な存在であり、そのためこのような扱いになっている。
主人公・アオトとヒロインの1人であるサキが最初に出会うこととなる場所が、この蒼谷の郷。天候制御システム・彩音回廊の限界線ギリギリのところに存在する小さな村で、彩音回廊と自然の気候が半々に入り交じっているため、風が強く肌寒い。住人たちは風を使って風車を回し、生活に役立てている。風が吹くと風車がカラカラと音をたてて回り、この村独特のサウンドを形成している。
(C)GUST CO.,LTD. 2010 (C)2010 NBGI
※画面は開発中のもの。