第16回“電撃大賞”贈呈式が開催！ 式の模様や選考委員のコメントをお届け！

文：電撃オンライン

　11月6日、東京都内で第16回電撃大賞の贈呈式が開催された。

　電撃大賞は、アスキー・メディアワークスが主催する小説大賞およびイラスト大賞。第16回となる今回は、前回の4,079本（小説大賞：3,541本、イラスト大賞：538本）を大幅に上回る5,278本（小説大賞：4,602本、イラスト大賞：676本）の応募が寄せられた。選考委員は、小説大賞が高畑京一郎氏、時雨沢恵一氏、佐藤竜雄氏、豊島雅郎氏、鈴木一智取締役、小山直子第2編集部部長・メディアワークス文庫編集長の6名。イラスト部門が天野喜孝氏、出渕裕氏、衣谷遊氏、緒方剛志氏、鈴木取締役の5名となっている。

　以下に、受賞者の氏名および作品名を紹介していく。なお、イラスト部門については作品名ではなくテーマにした電撃文庫の作品名を記載する。

■第16回電撃大賞　受賞作品・受賞者　応募作品総数5,278作品■

▲贈呈式に参加した受賞者と選考委員たち。前列が小説大賞の受賞者、中列がメディアワークス文庫賞とイラスト大賞の受賞者、そして後列が選考委員となっている。

　また各賞のプレゼンターを務めた、緒方剛志氏（イラスト大賞）、小山直子第2編集部部長・メディアワークス文庫編集長（メディアワークス文庫賞）、時雨沢恵一氏（小説大賞）からは、各賞の総評と受賞者を祝福する言葉が贈られた。3人のコメントは以下の通り。

●緒方剛志氏コメント

　受賞者の皆さん、おめでとうございます。今回のイラスト大賞は良作が多かったですが、選考委員が驚くような作品はなく、大賞は該当作品なしとなりました。受賞作品のレベルはどれも僅差で、応募作品全体の画力の底上げがされていると感じる一方で、定番化されてしまっているとも感じました。受賞者の皆さんは、プロのイラストレーターの世界に半歩踏み出しました。しかし、最近ではイラスト投稿サイトからプロのイラストレーターがどんどん生まれているのも事実です。そんな中、賞を獲得できるかわからないのに応募してきたガッツは素晴らしいと思います。これからもそのガッツを忘れずに頑張ってください！

●小山直子第2編集部部長コメント

　野﨑さん、有間さん。まずは受賞おめでとうございます。こうして出会うことができてとてもうれしく思っています。“新しいエンタテインメント・ノベルを届けたい”という思いで創刊される新たなレーベルにふさわしい2作品だと思います。これからもたくさんおもしろい作品を送り出してください。期待しています。

●時雨沢恵一氏コメント

　今回は、とにかく選ぶのが大変でした。私が読んだのは10作品ですが、ダンボール1箱で相当驚きました（笑）。しかしどの作品もおもしろく、他の選考委員の皆さんと受賞作品を選ぶのが大変かつ楽しかった思い出があります。決めなくちゃいけないので決めましたが、大賞金賞銀賞その他の賞の差は本当にわずかなものでした。この場所にくるまでとても大変だったと思いますが、どうか安心してください。これから先のほうがよっぽど大変です（笑）。頑張って作家道を極めて、来年の忘年会では一緒にカラオケに行きましょう！　本日は、本当におめでとうございました！

▲こちらは式の模様。緊張した面持ちの受賞者たちだったが、プレゼンターと握手する時にはよろこびの笑みをもらしていた。後ほど、受賞者たちのコメントをお届けする予定なので、興味がある人は楽しみに待っていてもらいたい。

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