2009年11月20日(金)
バンダイナムコゲームスは、DS用ソフト『ケロロRPG 騎士と武者と伝説の海賊(以下、ケロロRPG)』を2010年に発売する。
『ケロロRPG』は、吉崎観音さんの人気コミック『ケロロ軍曹』を、『テイルズ オブ』シリーズでおなじみのリニアモーションバトルシステム(LMBS)を採り入れてアクションRPG化した作品。アニメ、マンガ、カードなどで展開されている武者ケロ、海賊ケロ、騎士ケロの世界観を1つに取り込んだ世界を舞台に、ケロロたちがそれぞれの世界観の姿に変身をして力を引き出しながら、世界を冒険するゲームだ。
▲それぞれのワールドには『ケロロ軍曹』でおなじみの人型キャラのそっくりさんが登場し、物語を盛り上げてくれる。各そっくりさんは、生い立ちや設定はその世界観にあわせて変化している他、性格も『ケロロ軍曹』とは微妙に異なる。 |
武者ケロ、海賊ケロ、騎士ケロという3つの世界観を内包した本作の世界。以下に、それぞれの世界観に合う姿に変身をしたケロロと、世界観に基づくエリアの導入部を紹介しよう。
「しょうがないでありますなァ。ではケロロ小隊! 山賊退治に出発!!」
●武者ケロとなって挑む世界
峠の関所で人々の通行を取り締まり、他の地方との交流を断つことで独自の文化を花開かせた地域。最近まで各地で続いていた戦乱の傷跡が残る場所もあるが、ここに暮らす人々の多くは、慎ましく真面目に生きている。
ここで、ケロロたちは雪深い隠れ里にたどり着く。山神に花嫁を差し出すかわりに、外敵から村を守る加護を得てきた隠れ里で、一行は山神への嫁入りを明日に控えた少女と出会う。一度、山神の花嫁となれば二度と里には戻れない。そんな過酷な運命にも、文句ひとつ言わずに従う少女――はたして少女の真意とは?
「呪われたのなら、その呪いを解けばいいだけのことであります!」
●海賊ケロとなって挑む世界
大海原の真ん中に突如出現する巨大な滝。流れ落ちる滝のカーテンによって外界と隔てられたこの地域の大部分は海で、ところどころに浮かぶ島々の間を航行する船乗りたちが顔を利かせるワイルドな地域だ。
海の真ん中の滝にうっかり突っ込み、真っ逆さまにこの地域に落ちてきたケロロたちは気風のいい海賊の船長、キャプテン・フロッグに救われる。キャプテンの船で旅を続ける一行だったが、人を惑わし船を沈めるセイレーンの歌声に捕らえられ、再び絶体絶命のピンチに! 不思議と危険だらけの海の世界で、ケロロ小隊を待ち受ける冒険とは?
「王女殿を思えばこその強行軍。我輩、感動したであります!」
●騎士ケロとなって挑む世界
険しい山々や広大な砂漠、そして神秘的な深い森。手付かずの自然のなかに築き上げられた質実剛健な石の文明は、秩序を重んじる騎士たちの気質にふさわしい。
この地域最大の王都で、一行は王女の行方不明事件に首をつっこむことに。太陽のように明るい王女を失った都で、その救出のために立ち上がるひとりの少年騎士と出会ったケロロ小隊は、その勇気を発揮することができるのか?
▲ケロロ小隊の面々が、3つのエリアを舞台に大冒険する! イベントシーンでは、小隊キャラによるおなじみのやり取りが展開。 |
▲世界各地でダンジョンもケロロ小隊を待ち受ける。左より、峠道、神々の神殿、海底洞窟、カラクリ屋敷を探索している画面だ。 |
『ケロロ軍曹』をモチーフにしたことと並んで本作最大の特徴なるのが、『テイルズ オブ』シリーズでおなじみのLMBSを採用したバトル。その力の入れ用を裏付けるように、本作では、企画監修をナムコ・テイルズスタジオが行い、『テイルズ オブ バーサス』や『テイルズ オブ ザ ワールド レディアントマイソロジー』シリーズを手掛けた大舘隆司さんがプロデューサーを務めている。
▲『ケロロRPG』のバトル画面。見た目には『テイルズ オブ ハーツ』など、2DのLMBSを採用した作品によく似ている。キャラクターの周囲にある円形のゲージが気になるが……。 |
▲武者、海賊、騎士、それぞれの姿によって異なる特色を持った“変身技”を繰り出せる。……って、ひえんれんざん!? |
▲小隊の他のキャラクターたちも、さまざまな変身技を使用できる。 |
▲極めつけは、ケロロ超必殺技の画像。派手なアクションとカットインからは、『テイルズ オブ』の秘奥義を連想させる。 |
▲『テイルズ オブ ハーツ』を彷彿とさせる、サポートシステムも盛り込まれる。そっくりさんたちも、それぞれの力を発揮して戦闘で活躍だ。 |
(C)吉崎観音/角川書店・サンライズ・テレビ東京・NAS・BV
(C)2009 NBGI
※画面は開発中のもの。