気になるエリンルートは？ 『CHAOS；HEAD らぶChu☆Chu！』インタビュー!!

文：ごえモン

■新キャラ・エリンとの“らぶChu☆Chu”はあるの？

▲拓巳の大好きなキャラクター・星来オルジェル。星来と決別して、どう脱オタしていくのかが本作の見どころ。

――前作の“ブルースカイエンド”の後のストーリーで、さまざまなメディアでテーマは脱オタとお聞きしておりますが、主人公の西條拓巳は、前作で一応は2次元と決別したように思えるのですが？

松原：まあ、そんなに簡単に脱オタなんてできないですよね。ということで、拓巳が脱オタするために、どうあがいて、女の子たちと接していくかが本作の見どころです。

林：2次元と決別して、“さて、これからどうやって脱オタしていくのか”がテーマですね。それが、拓巳やヒロインたち、さらには星来オルジェルにどのような影響を与えていくのかを描いています。

――本作では、新キャラクターの“エリンフレイ・オルジェル”が登場しますよね？　このエリンは、拓巳とどのように関わっていくのでしょうか？

▲こちらは新キャラクターのエリン。彼女と“らぶChu☆Chu”できないのは残念ですが、本作で人気が出れば、きっとまた新作を作ってくれると期待。

林：拓巳のPCモニタの中に現れて、星来や世界の謎についてヒントを出してきます。同時に、狂言回し（物語の進行役）のような役割も担っていて、モニタからは出てこられません。ヒロインたちが3次元で、星来が2.5次元、エリンは完全な2次元ということになります。

――その“エリン”ですが、「どたわけ☆」や「このロリコンがっ！」というセリフから、ツンツンしているキャラクターに見受けられるのですが、彼女とは“らぶChu☆Chu”できるのでしょうか？　また、個別ルートはありますか？

林：残念ながら、エリンとは“らぶChu☆Chu”できません。個別ルートもないです。他のヒロインたちとは“らぶChu☆Chu”しまくりで、もしかしたら食傷気味になるかもしれない本作において、唯一、“らぶChu☆Chu”しないキャラクターとして、逆の意味で心のオアシスになるかもしれないですね。

――エリンとは“らぶChu☆Chu”なしですか……残念。エリン以外では、ヒロイン6人と、星来にも個別ルートがあるとのことですが、どのようにルート分岐していくのでしょうか？

松原：今回も、いわゆる“選択肢を選んで分岐”という形は取っていません。どうルート分岐するかは、妄想トリガーの選び方に秘密があります。

林：妄想トリガーの選び方によって、誰のルートに分岐するかが変化しますから、場合によってはネガティブなトリガーも引く必要が出てくる可能性もあります。

■妄想内容はディープに！ 拓巳はさらにキモく!?

――続いて、システムについてお聞きします。システム面や、妄想トリガーの進化した点・変更点などはありますか？

松原：今回は、ご好評いただいた『シュタインズ・ゲート』のゲームエンジンをさらに改良したもので作成しています。なので、さらに快適に遊ぶことができます。妄想トリガーについては、システム自体は変わっていませんね。でも、その内容は120％パワーアップしています。『カオスヘッド ノア』より、さらにディープな方向に進化した拓巳の妄想が楽しめますよ。

――ファンはかなり気になる要素だと思いますが、本作のシナリオ量やイベントCGの量などは、どの程度になるのでしょうか？

松原：ラブコメというジャンルの性質上、『カオスヘッド ノア』ほど重厚長大なストーリーにはなっていないのですけれど、でもそのぶん妄想トリガーのバリエーションや、ヒロインたちとの“らぶChu☆Chu”なシチュエーションが豊富にありますので、繰り返し楽しめるようになっていますよ。

――それは「七海とちゅっちゅしたいよ～」という僕に最適ですね！　それでは、最後にユーザーの皆さんにメッセージをお願いいたします！

松原：開発の追い込みに入って、スタッフ一同気合を入れて開発しています。今回は明るく楽しく、そしてちょっとエッチなストーリーが描かれていきます。前作以上に調子に乗った拓巳が、非常におもしろいことになっているので、皆さん楽しみにしていてください。

林：“らぶChu☆Chu”は取り扱い危険の劇薬です。拓巳がすごく調子に乗っていて、『カオスヘッド ノア』の時のテンションとは違う意味で、すごくキモいキャラになっています（笑）。なので、『カオスヘッド ノア』で拓巳に拒否反応がでなかったユーザーさんは、ぜひ楽しみにしていてください。

――拓巳が前作以上にキモいキャラになっているのは、僕も含めて、ファンはうれしいと思いますよ！　松原さん、林さん、本日はどうもありがとうございました！

▲写真撮影時に突然誰かが乱入したり、お2人のテンションが爆裂していたりと（笑）、本作の“ハイテンションラブコメディ”っぷりに期待が持てるインタビューとなりました。

(C)2008-09 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP
(C)2010 5pb./Nitroplus/RED FLAGSHIP

データ

• 『CHAOS；HEAD らぶChu☆Chu！』公式サイト
• 電撃オンライン内『CHAOS；HEAD らぶChu☆Chu！』特集ページ