2010年1月21日(木)
セガは、本日1月21日に発売したPSP用ソフト『戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校(以下、戦場のヴァルキュリア2)』の抽選会を都内のクラブセガ秋葉原店頭で開催した。
▲こちらは、抽選会で特賞だった“本庄雷太氏サイン入り 特製パネル”。 |
『戦場のヴァルキュリア2』は、2008年に発売されたPS3用ソフト『戦場のヴァルキュリア』の2年後の世界を描いたS・RPG。物語は、ガリア公国に反旗を翻した反乱軍と、ガリア公国南部の防衛を託されたランシール王立士官学校の士官候補生たちとの戦いが描かれる。ゲームの序盤は、1月20日の記事で紹介しているので、参考にしてほしい。
▲システム面では、前作で好評だったバトルシステム“BLiTZ”を引き継ぎながら、歩兵や戦車のカスタマイズ要素が大幅に増えているのも特徴だ。また新しく追加された通信プレイは、ほとんどのストーリーモードに対応していて、友だちと協力しながら話を進めることも可能だという。 |
抽選会は、秋葉原の対象店舗でソフトを購入した人を対象に行われ、現場ではチーフプロデューサーの田中俊太郎さんと、プロデューサーの本山真二さんもユーザーの応対をしていた。また2人に話を伺ったので、その模様も以下に掲載する。
▲抽選会の様子。取材中に特賞の“本庄雷太氏サイン入り 特製パネル”を当てた購入者もいた。そして本山さんは、『1』の主人公ウェルキンのコスプレ姿で会場に! |
発売を迎えての感想を聞かれると、ユーザーの反応や予約の状況などを見てなんとなく感じていた盛り上がりを、「今日実際に、非常にたくさんのお客さんに来ていただいて実感した」と田中さん。本山さんも、発売が近付いての盛り上がりを感じながら、ブログなど「ノリノリで」書いてきたそう。抽選会には、ソフトを6本購入した人、PS3を持参してサインを希望した人などもいたとエピソードを語っていた。
カスタマイズ要素が大幅に充実したのをはじめ、さまざまな要素が追加されてボリュームアップしている本作。やり込み要素の魅力について語ってもらうと、クリアしないと出ないキャラクターに難しいミッション、やり込むともらえる勲章などを挙げていた。田中さんいわく、「勲章のコンプには、一説によると300時間くらいかかる」とも。
▲敬礼する本山さん(左)と田中さん(中央)。シュンターやシンディーは、武器の設計図を持っているので、2人とも積極的に狙ってほしいと話していた。 |
なお今作でも、ゲーム中に2人をモデルとしたユニットが敵として登場。しかも登場するのは1度ではなく、不動のシュンター、激動のシュンターなど、名を変えて何度か出てくるそうだ。本山さんがモデルの疾風のシンディーは、割と序盤から出てくるそうで、「見つけたらガンガン倒してください」と話していた。
ちなみに、ゲストキャラクターもまだ未発表のキャラがいるとのこと。パスワードで使えるようになるゲストキャラ以外に、ゲーム中で特定の条件を満たすと使えるようになるキャラもいるという。
未発表のキャラについて田中さんは、「まだ原作のメインキャラであるラルゴとかロージーとかを発表していないですが、当然そのあたりは、なんらかの形でゲットできると思うので、いろいろプレイしてほしい」とヒントを口にしていた。本山さんも、残るゲストキャラクターについては、「あまり引っ張らずに、早い段階で発表したい」と語った。
また、今後展開されていく有料のダウンロードミッションについても、“報酬が入りやすい”、“特殊な鹵獲武器が入りやすい”など、月ごとにテーマをもって配信する予定であることが、本山さんの口から明らかに。配信自体は、毎週コンスタントに配信されていくようだ。
最後に2人からユーザーへのメッセージも贈られたので、以下にコメントの一部を抜粋する。また、2人がお気に入りだと話すクラスメートも紹介する。
▲田中さんがお気に入りのクラスメートはルネ。対戦車兵にもかかわらず、戦車がいないステージでも出撃させているという。 | ▲本山さんがお気に入りなのは、美人だが恋に奥手なコリーン。男性にアタック下手な彼女は、戦闘中でもアタック下手を発動させてしまう。 |
田中さん:BLiTZが大幅にパワーアップしていて、カスタマイズはもちろん、“アイテムを全部回収しろ”、“装甲車を届けろ”など、ミッション目標も多彩になっています。前作をやられた方は、そこを楽しんでほしいです。また、『1』とは違う舞台で新しい話なので、『2』が初めての方も、『ヴァルキュリア』の世界を楽しんでほしいですね。
本山さん:PSPはどこでも遊べるのが特徴ですが、ハードが変わっても『1』のよかったところは全部入っています。『2』から始めた方は、今回、士官学校が舞台なので身近に感じられるキャラが増えていると思います。かといって軽いわけではなく、『ヴァルキュリア』ならではの重いテーマもしっかり描いていますので楽しんでください。
(C)SEGA