カプコンからの挑戦状が！ 『タツノコ VS カプコン UAS』でガチ対戦!!

文：電撃オンライン

　1月某日。カプコンから電撃オンラインに1通の果たし状が届いた。

▲電撃オンラインに届いた、ビッグマウスIKE直筆の挑戦状（本物）。かつて、ここまで自信に満ち溢れた挑戦状を送りつけてきた広報はいない……。ビッグマウスIKE――何者だ!?

　「新しいゲームで対戦したいから相手してよ！　読者プレゼントも用意するよ！」というカプコンの“構ってオーラ”を感じ取った電撃オンラインの用心棒・kbjとカネキングは、早速カプコンへと向かうことになった。

　対戦会当日、決戦の場となるカプコン東京支社を訪れたkbjとカネキング。応接間に通された2人を待ち受けていたのは――。

「ぶわっはっはっは！　のこのことやってきたな電撃オンライン!!　
まずはおじけずにやってきたことをほめてやろう」

　どうやらこの男が、あの果たし状の差出人である自信満々広報・ビッグマウスIKEのようだ。というか絶対そうだ。すでに準備万全の状態で待ち構えていたビッグマウスIKEは、ゲーム画面の前で意気揚々と語り出した。

「君たちも知っての通り、『タツノコ VS カプコン UAS』は、先に発売された『タツノコ VS カプコン』に新キャラクター5人を追加し、既存キャラクターにも細かな調整を加えてある。そこで今回、この対戦会を開くにあたり、私はあえて一度も『タツノコ VS カプコン UAS』を触らなかった。目の前にROMがあるにもかかわらずだ！　なぜだかわかるかな？　君たちも今日初めてこのゲームを触ると聞いていたからだ。私は常にフェアに戦いたいのだよ。まぁ、仮に君たちがこのゲームをやり込んでいたとしても、私を倒すことなど到底不可能だがね。なぜなら、私は格闘ゲームがとても得意だからだ」

　話半分に聞きながら、対戦の準備を始めるkbjとカネキングをよそに、ついに彼の口から恐ろしい事実――IKE伝説が告げられる。

「私はいつも仕事が終わるとゲームセンターに足を運ぶのだよ。ゲームセンターが私を呼んでいるのだろう。そして店に足を踏み入れると、そこにいる一般客たちは皆、私を見るなり筐体への道を開けるのだよ。これを私はIKEロードと呼んでいる。ふ……まぁそんなことはどうでもいい。そして私はいつも閉店まで対戦をすることになるのだ。私はあまりにも強すぎてね。一度対戦を始めてしまうとついつい連勝してしまうのだよ。この間など、あまりにも退屈すぎて片手で相手をしてしまったよ……。ふふふ。ときどき虚しささえ感じるな。それでも私は戦いを止めなかった。私は戦いの中でしか生きられないからだ。人々はそんな私を恐れ、いつしかこう呼ぶようになった――。そう、

“ビッグマウスIKE”とな！（くわっ」

「いやお前この間一緒にゲーセン行った時、ボコボコにされてたじゃん」。同席していた広報・プロフェッサーC氏に冷静にツッコミを入れられ、一瞬黙るビッグマウスIKE。しかし、彼は何事もなかったかのように対戦の準備を終えたカネキングの隣に座る。

「ほう、カネキングというのか。だがキングなどと名乗るのは、このビッグマウスIKEを倒してからにしてもらおうか！」

　かくして、戦いの火蓋が切って落とされた！

　新キャラクターと旧キャラクターから1人ずつ選んで対戦するというルールにより、1P側のカネキングはパッと見強そうなゼロと、使い慣れた鴉を選択。対する2P側のビッグマウスIKEは、同じくゼロとド安定のリュウを選択した！　キャラクターが被っているうえに、扱い易いリュウを選んだビッグマウスIKE。この男……本気だ！

▲ゼロ		▲鴉		▲リュウ

　しかし試合が始まると、カネキングがゼロバスターを絡めた立ち回りからビッグマウスIKEのゆるいガードを崩し、エリアルレイヴを決めまくる！　そしてそのままの勢いであっさりとビッグマウスIKEのリュウを撃破してしまった！　「あ、やべっ」という声が聞こえた気がするが、カネキングは黙々と、残るビッグマウスIKEのゼロを迎え討つ！　だが、ここまで一方的だった試合が、大きく傾いた！　アシストとして呼びまくっていたカネキングの鴉がダメージを受けすぎてダウンしてしまったのだ！　試合はゼロ対ゼロのタイマンに！

「ククク……カネキングよ。リュウを撃破し油断していたな。しかしそれも作戦のうち。私はずっと控えの鴉を狙っていたのだよ！」

▲ダメージを無視してアシストを呼びまくり、鴉が退場。「まぁ、ゼロが生きていればいけるかなと思って……」とカネキング。鴉がいろいろと弱体化していて、お気に召さなかったらしい……。

「食らえ！　ハイパーコンボ・裂光覇！　ククク。この技は画面上空から無数の斬撃を降らす技！　逃げ場はない！」

「え、そんな便利な技があるの？　じゃあこっちも……」

　ビッグマウスIKEのゼロの体力が残りわずかだったのを見て、冷静に裂光覇を放つカネキング。体力をきっちり削り取って無難に勝利を収めた！

▲発生は若干遅いものの、出てしまえば回避困難なハイパーコンボ・裂光覇。アドバンシングガードをすれば体力が削られるのを防げるのだが、ビッグマウスIKEはあえてそうしなかったようだ。そうに決まっている。

　「うわー……」。そんな声とともに本気で凹むビッグマウスIKE。ちょっとかわいそうになってきたカネキングが声を掛けようと思った矢先！

　「あの、もう1回。もう1回やりません？」とビッグマウスIKEが素で泣きの1回を申し入れてきた。「いいですよ。やりましょう」。カネキングが快諾すると、ビッグマウスIKEはおもむろにWiiリモコンから専用スティックを外した――。

「ふふふ……カネキング。お前の力はよくわかった。私は少々君を見くびっていたようだ。私も全身全霊をもって相手をするとしよう。私がもっとも得意とするのは、このWiiリモコンでの操作なのだ。このソフトは、Wiiリモコンを使うことで、誰でも簡単に必殺技を出せるようになる。さらに、難しいチェーンコンボも、1ボタンを連打すれば自動で行ってくれるのだ。この操作方法で、君に真の恐怖を教えてやろう。あとそうそう……」

　そう言いながら、カネキングのWiiリモコンからも専用スティックを外すビッグマウスIKE。

「私は常にフェアに戦いたいのだよ！」

　余計なお世話だよ！

　こうして、Wiiリモコンの簡単操作を使ったリベンジマッチが幕を開けた――。

▲Wiiリモコンを使えば、複雑なコマンド入力を一切せずに、必殺技やチェーンコンボを繰り出せる！　ビッグマウスIKEはもちろん、誰でも簡単に対戦を楽しめるはずだ。

→もう後がないビッグマウスIKE！　リベンジマッチの勝敗の行方は――!?

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「タツノコVS. カプコン」は一部(株)竜の子プロダクションの許諾を受けて、(株)カプコンが製造・販売するものです

▼『TATSUNOKO VS. CAPCOM ULTIMATE ALL-STARS』

■メーカー：カプコン

■対応機種：Wii

■ジャンル：FTG

■発売日：2010年1月28日

■価格：3,990円（税込）

　

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