2010年1月26日(火)
本日1月26日、表参道ヒルズ イベントスペース スペース0で開催された“CAPCOM TITLE PREMIERE FOR XBOX 360”において、Xbox 360用ソフト『モンスターハンター フロンティア オンライン(以下、MHF)』が2010年夏に発売されることが明らかになった。この記事では、現在明らかになっている情報について掲載していく。なお、『ロストプラネット2』、『デッドライジング2』、『スーパーストリートファイターIV』についての発表はこちらの記事を参照してほしい。
本作は、日本中でブームを巻き起こした『モンスターハンター』シリーズのPC用ソフト『MHF』のXbox 360版。ゲームのベースは2006年2月に発売されたPS2『モンスターハンター2(ドス)』だが、公式狩猟大会(ランキング)や猟団(ギルド)などオンラインならではの新システムを追加している他、新モンスターや新フィールドを多数追加しており、独自の進化を遂げている。
『MHF』の画像。2009年12月に行われたアップデート・シーズン7.0では、新たなフィールドである絶島と、大巌竜と称されるラヴィエンテが追加された。 |
発表会で、カプコンの常務執行役員 開発統括兼オンライン事業統括を務める稲船敬二氏は、「PCでサービス中の『MHF』がコンソールで遊べるようになります」と宣言。今後カプコンは、オンラインへの対応にますます力を入れていくことを明かした後で、「もっともこのゲームに関してはオンライン要素のみですが」と付け加えて会場を笑わせる場面も。その後、『MHF』の小野義徳プロデューサーが壇上に登場し、ソフトのプレゼンがスタートした。
稲船氏(右)は、氏がプロデュースする『デッドライジング2』の主人公チャック・グリーンが身につけているライダージャケットをまとって登場。小野プロデューサー(左)は、4月28日に発売されることが決定した『スーパーストリートファイターIV』のプロデューサーも兼任している。 |
小野プロデューサーは、サービス開始時にドタバタこそあったが、『MHF』が2年半に渡ってサービスを行ってきたタイトルであることを説明。これまでに大型アップデートを8回行っており、150万人を越えるユーザーがプレイしていることから、自信を持っているコンテンツであることをアピールした。そんな『MHF』のプラットフォームを広げるにあたり、どのハードが適切であるかを考えたところ「Xbox LIVEのインフラを使うのがいい」と、ハードの選択理由を明かした。
ここで、サービス概要についての情報が公開された。気になる利用価格はハンターライフコース(30日)&Xbox LIVEゴールドメンバーシップ(30日)のセットで1,400円(税込)が予定されている。PC版とほぼ同じ内容のサービスを受けられ、さらにゴールドメンバーシップも付いてくるとあって、お得な内容といえる。なお、ゲーム開始時はパッケージ購入が必須だが、さまざまな特典が付くとのことだ。
ゲームサーバは、新たに開設される第4サーバとなる。小野プロデューサーは「現在のサーバに入れてしまうと(プレイヤーのランク)差が離れすぎるので、まずはハンターランク(HR)1からスタートし、サーバの統合などに関してはおいおい考えていきたい」と語った。
気になるサービス概要も明らかに。ゲームサーバは新たなものが用意され、全ハンターが新米ハンターとして一斉にスタートすることになる。 |
サービスまでの道のりも発表された。クローズドベータテストは5月に行われ、シーズン8.5をPC版に先行して体験できる。そしてパッケージ発売は今夏の予定で、発売直後にはパッケージ購入者を対象としたオープンベータテスト(無料プレイ期間)を約2週間実施。その後、本サービスがスタートする。
明らかになったサービス開始までのスケジュール。5月にはクローズドベータが行われるため、Xbox 360に『MHF』がくるのはあと3カ月強となる。 |
こちらが、Xbox 360版『MHF』のメゼポルタ広場の様子。まだ開発スタッフしかいない広場だが、5月のクローズドベータ、夏の本サービス開始時には、大勢のハンターでにぎわうことだろう。 | 小野プロデューサーは最後に「これからも弊社はエンタテインメントを提供していきます。カプコンの2010年にご期待ください」とあいさつし、プレゼンを終了した。 |
電撃オンラインでは、会場で公開された本作のトレーラー映像を掲載する。トレーラーでは、本作に登場するモンスターとの狩猟の様子や、街の様子を見ることができるので、ぜひご覧いただいきたい。
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