2010年1月27日(水)
『電撃マ王』(アスキー・メディアワークス刊)3月号から、3回にわたって集中連載がスタートしたコミック『グラナド・エスパダ プラス クレアの旅立ち』(作画:大堀豊)。もう読んでいただけたでしょうか? ハンビットユビキタスエンターテインメントが運営するMMORPG『グラナド・エスパダ プラス(以下、GE+)』の世界を舞台に、ミスティリーゼ、ヴァンジール、ジルウェットの3人が、新大陸グラナドエスパダをふらふらうろつく……失礼、冒険するというロマン溢れるお話デス。
本特集では、コミックにいろんな形で登場するキャストたちや、物語の舞台となる“コインブラ”の町を、実際のゲーム画面で紹介。コミックは読んだけど『GE+』がどんなゲームか全然知らない、という読者でも大丈夫。ミスティリーゼと一緒に、コインブラ探訪へ出かけましょう!
『グラナド・エスパダ プラス クレアの旅立ち』の主役は、良家の子女ミスティリーゼことミスティ、彼女の護衛役でオンナノコに目がない男ヴァンジール、真面目が取り得の従者ジルウェットの3人。この、いかにもトラブルを引き寄せそうな3人組が、どんな冒険を繰り広げるのかは『電撃マ王』で確認してほしい。
▲主役のミスティに怒られないよう、ドーンと大きめに掲載してみました。 |
▲画面中央にいるのが、かわいいツインテールと、どこか大人びた表情のミスマッチがたまらない、『GE+』の少女成分担当“クレア”。こう見えても武器として大砲を使いこなす、破壊系美少女なのです。 |
コインブラは、フェルッチオ・エスパダ公爵がグラナド・エスパダ到達時、最初に上陸した新大陸の玄関口。同時に、プレイヤーがゲーム内で初めて降り立つ場所です。昼と夜という時間の概念がない『GE+』ですが、コインブラの町だけは常に美しい夕焼け空。スペイン風の乾いた建築物がオレンジ色に染まり、“『GE+』でもっとも情緒あふれる町”として、昔からプレイヤーの人気が高い町でもあるんです。
そんなコインブラの、なんてことない風景を描いた1コマ目……に見えて、実はいきなりキャストが登場してました。コインブラ正門近くで、斧をかついだちょっとメタボ気味のおじさまの背中、分かります? 彼の名前は“ホセ・コルタサル”。この安定感バツグンな下半身で体を支え、肩にかついだ大砲をぶっ放す専用スキル、“シージバースト”の使い手なんです。
▲コミックと同じ角度で撮影してみました。ホセの顔を見たい読者は実際にゲーム内で話かけてみてください。仕事が終わったらいいお父さんに変身しそうな、優しい顔立ちです。 |
こちらのよく分らない2人組は、新大陸最高の衣装デザイナー“アンドレ・ジャンジール”とアビシニアン族出身の“ウンボマ”。
ウンボマは今でこそコインブラでお店を経営してますが、本当はかなり優秀な魔法の使い手。彼いわく、アビシニアン族の子供は生まれながらにして簡単な魔法なら使えるそうです。
もう1人のアンドレですが、普段はアンドレ先生とつい先生をつけてしまうトップデザイナー。ゲーム内ではコインブラの街ではなく、“リボルドウェ”という町におり、高貴にしてワンダルフでビューティフルな数々の衣装を販売しています。逆三角形のマッチョボディを純白の衣装で包む、非常に個性的なファッションセンス……ココだけの話、モデルが実在してるんです。韓国では知らぬ者のない世界的有名ファッションデザイナーアンドレ・キム先生がモデル。人前に出る時は純白の衣装を着ている、というのもホントの話。
なんでも『GE+』生みの親であるキム・ハッキュ氏と、モデルとなったアンドレ・キム先生がパーティの席で意気投合し、ゲーム内でのキャラクター化を許してくださったそうで。ちなみに本物のアンドレ先生を写真で拝見したことがありますが、怖いぐらい似てました!
▲一見近寄りがたい見た目のウンボマも、クエストをこなすとほんの少し心を開いてくれます。 | ▲こう見えてアンドレ先生は剣の達人。蝶のように舞い、蜂のように刺すとは先生のコト。 |
コミックでは町を破壊しまくるミスティリーゼ一行を叱り付けているのが、コインブラの広場にいる“ヌネズ提督”。胸元には勲章が3つもぶるさがっているので、たぶん海軍あたりのえらい人だと思われます。旧大陸で起きた悲惨な3年戦争の話をはじめ、グラナド・エスパダの世界観にまつわる、昔話をたっぷり教えてくれるので、興味がある人はぜひ話を聞いてあげてください。なんか暇そうだし……。
▲普段ゲーム内ではあんまりお話するチャンスのない、ヌネズ提督。ほんとは寂しがりやなのかも。 |
ハンプティ・ダンプティみたいなヌネズ提督の次は、細くくびれた腰に、チョコレートみたいな褐色の肌、異国情緒あふれる衣装に身を包んだセクシーキャラ“リサ・リンウェイ”に会いに行きましょう。坂道の途中にあるカフェ・セイウチは、チョコラテとアボカドサンドが名物で、町には“セイウチマニア”までいるんだとか。でも筆者が思うに、人気の半分は女主人リサの美貌にあると思います。チョコラテとアボカドサンドは、回復アイテムとして実際にリサが販売しているので、コインブラ周辺を冒険する際にはぜひお弁当に持ってってくださいね!
カフェ・セイウチには“Konditorei”と書かれた看板がぶるさがってますが、これはセイウチという意味ではなく、ドイツ語でケーキとお茶、コーヒーなどを提供する小さなお店を意味する単語でした。う~ん、開発者のこだわりが伝わってきます。でも、なんでドイツ語?
▲カフェ・セイウチの女主人、リサ・リンウェイ。 | ▲謎のドイツ語が書かれたカフェの看板。 | ▲カフェ・セイウチのはお店の内装もオシャレです。 |
お店を切り盛りするリサの左足あたりで、酔っ払っている……のは女海賊の“アデリーナ・エスペランサ”。かつては周辺海域で暴れまくり恐れられた存在でしたが、時代の変化とともに海賊家業は衰え、やがて信頼する部下、そして己の片足片目を戦いの中で失い、今は引退してコインブラの波止場で武器屋を営んでいます。そのせいなんですかね、昼間から酔っ払ってるのは。
▲ドラマチックな過去をもつ、元女海賊アデリーナ・エスペランサ。でもコミックではただの酔っ払いに。 |
さて、そのカフェ・セイウチでのどかにお茶するミスティ一行とクレアのシーン。筆者は見逃しませんでしたよ! ちーさくコマの隅で「アデ姐しっかり」と酔いつぶれたアデリーナを解放している少女の姿をっ。こんなチラリズム出演ですが、ストレートの髪にかすかにふくらんだバルーンスリーブとストライプ柄のシャツ。決め手は十字架ぽく見えるペンダントでした。これこそ、『GE+』のメインシナリオにもっとも深く関わり、つい先日も彼女が主役のアップデート『暗黒のエミリア』が実装された“エミリア・ジアニノ”に間違いないでしょう!
新大陸で失踪した父親を捜し求め、開拓者から最新情報を得るために道具屋で働くエミリアは、総勢60人を超える『GE+』キャストの中でも、ベスト5に入る人気キャラクター。本人は優秀な魔法の使い手です。スクリーンショットはコミックと同じ角度で撮影してみたので、「これがエミリア?」と思った人も納得してもらえるのではないでしょうか。
昔開発スタッフの人に「どうしてエミリアにまつわる、ストーリーばかりが実装されるのですか?」と聞いてみたところ、「開発スタッフも彼女が一番すきなので、ついえこひいきしてしまいます」との答えでした。エミリアの人気に嫉妬しそうな女性キャストが、たくさんいそうです。
▲エミリアは、けなげで謙虚で、でも芯の強いしっかりとした素敵な娘さん。うちの息子の嫁にほしいキャラクターNo.1です(当社比)。 |
物語も後半、クレアを探しにきたと思われる、ターバンに口ひげ姿の男性の名は“ナジブ・シャリフ ”。リボルドウェの町の鉄砲屋ということで、このナジブさんも本来はコインブラの街にいません。登場するなりクレアにぶっ飛ばされる悲惨な扱いっぷりは、ゲーム内での彼の不人気さと連動しているようで、なんだか同情を隠せません……。
そして1人はぐれてしまった、ジルウェットの背後に迫る影は! 今回は顔の一部がちらっと描かれているだけですが、彼こそがクレアの養父“クラウドボネ”。見た目どおり豪快、かつ豪腕の大剣使い。話し方もがはがはっと大胆です。
しかしなんだって、ナジブはわざわざコインブラまでやって来たのかが謎です。リボルドウェの街でクラウドボネとナジブの間には、微妙な間が空いてるんですけどね、ほんとは大親友なのかもしれませんね。
▲軍神バキルを信仰しているナジブは、タルガ出身の商人。リサやウンボマもそうですが、グラナドエスパダ大陸はけっこう国際色豊かです。 |
▲画面右端にいるのが、クレアの養父クラウドボネ。そして真反対の左側にいるのがナジブ。これだけ離れた2人が、コミックでは一緒にコインブラまで旅をした、というのがすでに大きな事件だと思ったり。 |
ラストは登場人物の紹介ではなく、“あること”の検証画面をお見せしましょう。物語の途中、生意気な小娘クレアに対してミスティが、自慢の豊かなバストを見せ付けるシーン。実はゲームキャラクターのウォーロック(女性)も、全キャラクター中で1、2位を争う巨乳なんです! し、しかもですね、揺れるんですよっ。立ち止まっているときでも呼吸にあわせてユッサユッサと!!
そんなわけで、最後の検証画面はちょっと違う角度から見た、女性ウォーロックの胸元でお別れしたいと思います。次回はお宝が眠ると噂のエリア“テトラ大遺跡”へ乗り込みますのでお楽しみに!
▲ミスティの胸はヌー●ラで上げ底なんてしてません、本物です。足元が見えなくて困っちゃいます。 |
(c) 2003-2010 IMC Games Co., Ltd. Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.