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2010年1月27日(水)

鈴村健一さん出演のCD『VCS』第5弾発売! 鈴村さんのサイン色紙プレゼント

文:電撃オンライン

 マリン・エンタテインメントから、本日1月27日に声優メッセージCD『Voice Colors Series 05.~真情~』が発売された。価格は1,575円(税込)。

『Voice Colors Series 05.~真情~』
▲『Voice Colors Series 05.~真情~』のジャケット

 『Voice Colors Series』は、1人の声優が、さまざまなシチュエーションでさまざまなキャラクターを演じるミニドラマとメッセージを収録した、新感覚の“つまみ喰い”CDシリーズ。本日発売された第5弾には、人気声優の鈴村健一さんが出演している。今回、鈴村さんにCDについて語っていただいたので、以下に掲載する。

『Voice Colors Series 05.~真情~』
▲鈴村健一さん

――収録を終えられた感想をお願いします。

 大変でした(笑)。やはりこれだけの数のキャラクターを同時に、しかも1人で演じるというのはすごく大変です。単純にCDに“音声”として入っているのは、僕の声だけですからね。皆さん、普段聴いてらっしゃるドラマCDを、全部1人でしゃべっていると思ってご覧なさい? ほら、大変だろう? だから、大変です(笑)。

――収録で、特に気をつけて演じられたことはありますか?

 “全部別人に聴こえる”っていうところが、今回の肝といえば肝ですからね。まずはそこに注意を傾けました。全体のテーマは“結論をお客様に委ねる”、“物語では結論を語らない”ということだったと思うのですが、それとはまた違う観点でテーマがあるとしたら“1人の声優が、1枚のCDをどうやって造るか”ということだと思ったので、そこはすごく気を遣って演じました。

――いろいろなシチュエーションやキャラクターがいますが、初めて演じられた傾向のキャラクターはいますか?

 みんな初めて演じたキャラクターです(笑)。演じるのは僕1人ですから、作品の中で奏でられる楽器(声)は1つなんですよね。その楽器を僕がいろいろと奏で分けてキャラクターを作っていくわけですが、演奏の仕方を変えても楽器の数は1つであることには変わりはないんです。だからこれだけのキャラクターがいると、楽器の“音”の演奏だけで演じ分けるのは不可能かな、と僕は思うんですね。そうなるとどうやって演じ分けるか、キャラクターを作るか、というと、彼らの“精神”をつかんで演じるという、“メンタルの部分”での造り分けになっていくと思うんですよね。彼らを“音(声)”として分けるんじゃなくて、“精神(内面)”で演じ分ける。そう考えるとね、みんな違うんですよ、僕が毎日仕事で演じている人たちは(笑)。系列でみんなキャラクターを分けたがるんですけどね。そんなわけで、僕は毎回新鮮な気持ちで演じているので、すべてのキャラクターが初めて演じるキャラクターですね。

――印象に残ったキャラクターやエピソードなどがありましたら教えてください。

 今回、これだけのキャラクターを同時に、しかも新鮮に演じるっていうのは、すごく大変なことだなぁと思いました。そういう意味では、全編印象に残っていますね。“キャラクター”に限っていうならば、そうですね、インパクトがあったのは……、おじいちゃんです! 番外としては“真さん”。このナルシストの人がなんていうか……僕としては結構惑わされるところにいるキャラクターでした(笑)。「ナルシストでお願いします」って言われると、ある種のカテコライズ化された“ナルシスティックなしゃべり方”っていうのを期待されているんだろう、って思いますね。これが難しかった。さっき言ったように、僕はキャラクターを“カテゴライズして演じる”のではなくて、“1人1人常に新鮮な気持ち”で演じているので、既存の型に当てはめてしゃべるというのが難しくて。また、他のキャラクターはそういう指定はなかったので、そういう意味で真さんはすごく難しかったですね。楽しくやったのは“実さん”ですね。チャラ男みたいな。これは楽しくやらせていただきました(笑)。

――ドラマCDで1人のキャラクターを演じることと、今回のように1人で複数のキャラクターを演じることの違いがありましたら教えてください。

 基本的に違いはないはずなんです。キャラクターをどういう風に表現していこうかって考えて演じていく上では。ただ、一度にいっぱい演じなければいけないところが、このCDと他のドラマCDが劇的に違うところで(笑)。演じ方としては変わらないようにやりたいんですけど、どうしてもCDの中で僕1人の音声でそれぞれのキャラクターに差異を作らなければいけないって考えた時、考え方は変わりますよね。明確なベクトルを持ってやらなければいけないかな、って。キャラクター――彼らの人間性は置いておいたとして、CDの中でそれぞれ“ベクトル”の違う人たちを演じようということを考えて、演技のコントロールはしました。そういう意味では、違うといえば違いますね。独特なやり方になると思います。

――ファンの皆さんにメッセージをお願いします。

 本当に、聴き方によっていろんな楽しみ方ができるCDになっていると思います。“1人の声優が演じる”というところのおもしろさを感じとっていただけたらと思います。作品の流れとしても、皆さんが聴くことが前提として演出されているので、いわゆる“第3者視点”ではなく、リスナーが“主観”で聴けるドラマの作り方になっています。皆さんがCDを聴いてどのように感じるのか、どのように自分の生活や日常に落とし込むのかっていうところが、この作品の最大の焦点だと思います。……とは言いますが、本当に好きなように聴いてもらってかまわないかなと思います。気軽に聴いていただいて、笑うもよし、大いに悩むもよし(笑)、お好きなように。あなたの人生に潤いをもたらすCDになることを祈っております。楽しんでください!


 なお、このCDの発売を記念して、鈴村さんの直筆サイン色紙を読者にプレゼントする。欲しい人は、以下の応募フォームから奮って応募してほしい。なお、当選者は1名、応募受付の締切は2月10日24:00。

『Voice Colors Series 05.~真情~』
▲鈴村健一さんの直筆サイン色紙

※募集は2月10日をもって終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

(C)MARINE ENTERTAINMENT

データ

▼『Voice Colors Series 05.~真情~』
■発売元:マリン・エンタテインメント
■販売協力:ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント
■品番:MMCL-0017
■発売日:2010年1月27日
■価格:1,575円(税込)
 
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