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2010年1月29日(金)

アイテム調合RPG『ユーディーのアトリエ』PSP移植決定! 恒例の座談会やるか!

文:長雨

『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』

 アイテム調合などのやり込み要素が好評を博したガストの人気シリーズ4作目、PS2『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~(以下、ユーディーのアトリエ)』が、新要素を加えてPSPに移植される!! というワケで、特集ページも作って本作を応援していこうという電撃オンラインでは、恒例の座談会を開催しちゃいます。

 『アトリエ』シリーズに詳しいライター・長雨を緊急招集して、『ユーディーのアトリエ』がいかにおもしろかったか、そしてPSP移植版の新要素の魅力などについて、たっぷり解説してもらうことにしてみましたよ! PS2版をプレイした人も、今回始めて『ユーディーのアトリエ』を知ったというアトリエ初心者の人も、ぜひこの座談会記事を読んで、本作のおもしろさに触れてみてくだいね♪

→ゲームの詳しい情報はこちら

【座談会参加メンバー】

長雨
あひる
ごえモン(以下、ごえ)

 はじめて買ったゲームがPS『エリーのアトリエ』という、生粋の『アトリエ』シリーズゲーマー。ちなみに、シリーズはほぼプレイ済み。アイテム図鑑をひたすら埋めることに熱中する、無類の調合好き。

 いつもどおり、電撃オンラインの編集その1。『アトリエ』シリーズの経験はナシ。ごめんなさい。基本的には何でもプレイするぬるゲーマー。でも気がつくと、最近はFPS系や洋ゲーばっかりだ。

 電撃オンラインの編集その2。もうすでにお馴染み、ギャルゲー番長。ギャルゲー界のフィクサーも目前? PS『マリーのアトリエ』、PS『エリーのアトリエ』、PS3『ロロナのアトリエ』はしっかりとプレイ済み。


■基礎中の基礎、『アトリエ』シリーズって何ですか?

あひる:というわけで、始まりました、電撃オンライン恒例のゲーム座談会。今回のゲストは女子!! ひゃっほーい。『電撃ゲームス』などでライターをしている『アトリエ』大好きっ子、長雨さんを解説要員として召還してみましたよっと。

長雨:どうも、電撃オンラインでははじめましてですね。でも、解説するのはいいんですけど、私は何から話せばいいんでしょう……?

あひる:んと、いきなり初歩的な質問でゴメンナサイなんだけど、そもそも『アトリエ』シリーズってどんな作品なの? 何が目的で、どんなことすんの? ……あ、ガストさん、何も知らなくてすみません(汗)。

長雨:ゲームをプレイしたことないと、そこから引っかかるわけですか。まず、このシリーズの主人公は錬金術士です。ゲームの基本は、いろんな場所を“冒険”して素材を採集し、集めた素材をアトリエで“調合”して新しいアイテムを作ること。このアイテムの種類がとにかく多彩で、さらに調合の方法によって同じアイテムでも性能なども変わるので、燃えますよ~。理想のアイテムができるまで、何度ロードを繰り返したことか……。

ごえ:調合もだけど、素材採取先への冒険も熱いですよ!! 場所によっては、竜とか吸血鬼とかすっごく強いボスもいますし。好きな冒険者を雇って冒険に行けるのもいいですよね。カワイイ子が多いから、いつも女の子ばかり連れ歩いてました。

長雨:ちなみに冒険者に雇った人は主人公との親密度が上がって、イベントが起きますしね。各イベントも恋愛っぽいものから、ギャグまでいろんなものが用意されているんです。

あひる:俺はてっきり、女の子の主人公がのんびりまったり、錬金術士ライフを楽しむ感じかと思ってたわ。思ってたより、ゲーム性の高い作品だったんだな~。

『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』 『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』
▲調合では多彩な素材を組み合わせることで、新たなアイテムを作り出せるのが『アトリエ』シリーズの魅力。このアイテムは売って資金にしたり、冒険で利用することが可能。▲調合できるアイテムは魔物を攻撃できるもの、HPを回復できるものなどさまざま。
『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』 『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』
▲調合中は、ユーディーのカワイイイラストが見られるのもうれしい。▲素材の採集地は複数あり、場所によって得られる素材が違う。しかも、各地には強力な魔物が登場。エリアによっては、ボスモンスターが行く手をさえぎることも!!

■『ユーディーのアトリエ』は何をするゲームなのか?

ごえ:『アトリエ』シリーズの主人公たちは、毎回何かしらの目的を持っていますよね。僕のプレイした『マリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士~(以下、マリーのアトリエ)』と『エリーのアトリエ ~ザールブルグの錬金術士2~(以下、エリーのアトリエ)』はアカデミーを卒業するためだったし、『ロロナのアトリエ ~アーランドの錬金術士~(以下、ロロナのアトリエ)』は、師匠に錬金術の腕前を認めてもらためでしたね。となると、『ユーディーのアトリエ』の目的は?

長雨:彼女の目的は“元いた時代に戻ること”です。本作の主人公・ユーディーは、とある調合の失敗で200年後の世界に飛ばされちゃった女の子なんですよ。

あひる:マジで!? 時を駆ける少女じゃんか。

ごえ:シリーズを通して、そういう設定のキャラクターってこれまでもいるんですか?

長雨:私が記憶する限りでは、彼女1人だった気が……。しかも彼女は未来に飛ばされて早々、なぜか多額の借金を負わされるんですよ。シリーズでも類をみないほど、危なっかしいタイプの主人公なのは間違いないですね。

あひる:物語冒頭から前途多難だな。大丈夫なのかよ……。

長雨:そのピンチを解決するのが、錬金術の力なわけです。本作の最終目標は、アイテム“竜の砂時計”を作って、200年前の過去に帰ること!

ごえ:なるほど。でもアイテム1つ作るだけでいいなら、カンタンに思えますけど?

長雨:その考えは、甘いです!! 作るアイテムは“竜の砂時計”。名前に入っているように、当然ながら竜に勝たないと作れないわけで……。しかも、同時に借金も返済しないといけないんですよ。冒険と借金返済、錬金術の三重生活。なかなか、ハードです。

あひる:なんか、夢も希望もない生活に聞こえるんだけど!! 大丈夫かよ、ユーディー。ってか、借金なんて元の世界に戻る時に、踏み倒せばいいのに。

長雨:いや、それは人としてどうかと。まぁかなり前向きな性格の女の子ですし、助けてくれる仲間もいるので大丈夫ですよ。たぶん。きっと。メイビー。

『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』
ユーディット・フォルトーネ:本作の主人公で、通称はユーディー。時を操る薬を使った調合に失敗し、200年後の世界に飛ばされてしまう。性格は活動的だが、かなりおちょこちょい。そのため、よくトラブルを起こしては周囲を巻き込んでいる。
『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』 『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』
▲200年後の世界ということで、住んでいた家も一瞬でボロボロに!! いきなり無一文になってしまう。▲慣れない世界を、ヴィトスというキャラに案内してもらうことになるが……。

→アトリエシリーズだけど、ザールブルグじゃないの?(2ページ目へ)

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Illustration:双羽 純

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データ

▼『ユーディーのアトリエ~グラムナートの錬金術士~囚われの守人』
■メーカー:ガスト
■対応機種:PSP
■ジャンル:RPG
■発売日:2010年4月8日
■価格:5,040円(税込)
 
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