2010年2月8日（月）

大地が反逆する!! 『ワールドウェイク』プレリリースイベントレポート

　3回戦の対青白戦は特に目立ったこともなく、アっという間に敗北。《天空のアジサシ》、《コーの空漁師》から始まり、さらに《エメリアの光守り》、《航海ドレイク》といった優秀な航空戦力に加えて《審判の日》まで入っているデッキが、なぜ1勝1敗のラインにいたのだろうか……。

　そして4回戦。相手は青緑黒。ここを勝てば目標の2勝2敗を達成できるので何とか頑張りたいところ。序盤はお互いに土地を置くだけで、こちらに《山》、《森》、《沼》、相手側に《島》、《森》、《沼》と並んだところで「お互い微妙（なデッキ）ですね」と笑いあう。その後、さらにこちらが《巡礼者の目》、相手が《サラカーの匪賊》と展開しにらみあいが継続。結局《野蛮な影法師》がエンチャントされたこちらの《巡礼者の目》が止まらず最終戦の1ゲームを奪取する。

　2ゲーム目は相手が《風のゼンディコン》、《サラカーの匪賊》と回避能力を持ったクリーチャーを展開するのに対し、こちらは《ボジューカの盗賊》、《灰色革の狩人》と同盟者を連続で出し、ノーガードの殴りあいが幕を開ける。《ニマーナの売剣》でさらに同盟者たちをサイズアップしたところで優位に立つことができ、相手のリソースが尽きたところで最後は《巨森のゼンディコン》で勝利を収めることとなった。

　何とかシールド戦を2勝2敗で切り抜け、続いてサイドイベントにも参加した。この日は斎藤友晴氏、八十岡翔太氏、渡辺雄也氏と、3人のプロプレイヤーと戦える“ガンスリンガー”が開催された。対戦形式は、『ワールドウェイク』のブースターを用いた1パックブースタードラフトで、勝てば対戦で使用した『ワールドウェイク』のカード2パック分＋ランダムで未開封パック1つを入手できるとあって、数多くの人がこのサイドイベントに参加していた。


▲こちらも大盛況だった、プロプレイヤーによるガンスリンガー。この日来場した3人は、いずれも“プレイヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀プレイヤー）”を受賞した、超一流のプレイヤーばかり。対戦を求めて行列ができるのもうなずける。

　列に並び、斎藤プロに対戦をお願いする。5種類の土地と《護衛のゼンディコン》、《ぬかるみの代価》という手札でスタートし、序盤は《帆凧の弟子》、《セジーリのマーフォーク》などに押されるものの《護衛のゼンディコン》と、引いた《方解石のカミツキガメ》で盤面を固める。やがて《くすぶる尖塔》、《廃墟の幽霊》というプチ・コンボが決まり、少しずつ優勢に。ここで斎藤プロが《活発な野生林》を引き、ブロッカーが加わったことで戦線がまた膠着しかけるが、筆者のドローは《テラストドン》で、さすがに勝負あり。幸運に恵まれ、勝利することができた。

　シールドトーナメントに、プロプレイヤーとのガンスリンガーと、ひとしきり『MTG』を楽しんだところで本日のプレリリースイベントは終了。　ワールドウェイクのカードは、コストが重かったりクセが強かったりするものの、とにかく使っていておもしろいカードが多い印象を受けた。機能を拡大した“上陸”や、今回加わった“多重キッカー”など、新たな能力、新たなカードが環境にどのような影響を与えるのか、さらに広がり、躍動する『MTG』に、今後も注目したいところだ。

▼『ワールドウェイク』ブースターパック: ■メーカー：ウィザーズ・オブ・ザ・コースト; ■発売日：2010年2月5日; ■価格：441円（税込）; 　; ■『ワールドウェイク』ブースターパック（※日本語版BOX）の購入はこちら

▼『ワールドウェイク』コンパクトブースターパック: ■メーカー：ウィザーズ・オブ・ザ・コースト; ■発売日：2010年2月5日; ■価格：189円（税込）; 　; ■『ワールドウェイク』コンパクトブースターパック（※日本語版BOX）の購入はこちら

▼『ワールドウェイク』エントリーセット: ■メーカー：ウィザーズ・オブ・ザ・コースト; ■発売日：2010年2月5日; ■価格：1,554円（税込）; 　; ■『ワールドウェイク』エントリーセット（※日本語版BOX）の購入はこちら

▼『ワールドウェイク』ファットパック: ■メーカー：ウィザーズ・オブ・ザ・コースト; ■発売日：2010年2月5日; ■価格：4,410円（税込）; 　; ■『ワールドウェイク』ファットパック（※英語版のみ）の購入はこちら