2010年2月9日(火)
本日2月9日、東京・六本木の“カラオケ パセラ六本木”ビル2Fで、東京都交響楽団によるオーケストラアレンジを収録した音楽CD『交響組曲 ドラゴンクエストIX 星空の守り人』の先行試聴会が開催された。
キングレコードから明日2月10日に発売されるこのCDは、DS『ドラゴンクエストIX 星空の守り人(以下、ドラクエIX)』の音楽を、すぎやまこういちさんの指揮と、東京都交響楽団による演奏のオーケストラサウンドで堪能できるもの。収録曲数は全14曲で、全曲の譜面が付いている。
本日行われた試聴会は、午前の部と午後の部の2回構成。各回20人ずつ、計40名の当選したファンたちが、オーケストラアレンジによる楽曲と、すぎやまさんのトークを堪能した。会場が、先日オープンしたスクウェア・エニックスによるオフィシャルバー“LUIDA’S BAR(ルイーダの酒場)”と同じビルであることもあり、試聴は作中のルイーダの酒場で流れる『酒場のポルカ』からスタートした。
すぎやまさんは、自らも曲と同じタイミングで手拍子を打つ茶目っ気を見せながら「作曲時はヨーロッパのパブをイメージしました。バンドマスターをしているアコーディオン弾きのおじさんが真ん中にいて、周りにはクラリネットを吹く少年たちがズラリ。そしてお客さんたちは、ビールの入ったジョッキを高らかに打ち鳴らして乾杯していて……」とトーク。この後も、試聴会で流れた1曲1曲について語り、『ドラゴンクエスト』シリーズの作曲へかける情熱を見せてくれた。
すぎやまさんは今後の予定に関して、「2月21日に九州交響楽団と福岡でコンサートを開きます。その後には、金管五重奏のレコーディングかな。今後も『ドラゴンクエスト』の音楽を中心に活動していきますので、よろしくお願いします」と語り、最後にファンたちとの握手会を経て、試聴会は終了した。
▲身ぶり手ぶりを交え、楽曲のコンセプトを語ってくれたすぎやまさん。堀井雄二さんが監修をしたという“LUIDA’S BAR(ルイーダの酒場)”のメニューを見て「ギガンテスのこんぼうが食べたいなぁ」と場を和ます一幕も。 |
その後、取材陣に「『ドラクエIX』は170時間くらい遊んでいます」と語ってくれたすぎやまさんだが、ちゃっかりDSiにソフトをセットし、すれちがい通信をオンにして取材に望んだ筆者は、すぎやまさんの“すぎやん”とすれちがい通信をすることに成功。フタを開けてみると、なんと300時間もプレイされていることが明らかに!(笑) そのやり込みぶりに頭が下がる思いをしつつ、記者は最近ご無沙汰だった『ドラクエIX』のやり込み再開を密かに決意するのだった……。
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■“ドラゴンクエストの世界 in 福岡”概要
【開催日時】2010年2月21日 13:15開場/14:00開演
【会場】アクロス福岡シンフォニーホール
【出演】管弦楽:九州交響楽団/指揮とお話:すぎやまこういちさん
■“すぎやまこういちと東京メトロポリタン・ブラス・クインテット”概要
【開催日時】2010年3月1日 18:15開場/19:00開演
【会場】第一生命ホール
【出演】演奏:東京メトロポリタン・ブラス・クインテット/お話:すぎやまこういちさん