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2010年2月18日(木)

『Dragon Nest』日本語バージョンの電撃先行プレイレポート

文:電撃オンライン

 明日2月19日より全国9都市で第2回先行体験会が行われる、NHN JapanのPC用オンラインACT『Dragon Nest(ドラゴンネスト)』。本タイトルはこれまでにも何度か、一般プレイヤー向けに小規模な体験会を行ってきたが、いずれも韓国語クライアントを使用しており、細かな部分が分かりづらかった。

 先日メディア向けに完全ではないものの、日本語ローカライズ済みのクライアントを用いた、『Dragon Nest』先行プレイの場が設けられた。基本システムは2009年11月に実施された先行体験会とほぼ変わらないのでコチラの記事を読んでいただくとして、新たに闘技場でのPvPシステムを体験してきたので紹介しよう。

『Dragon Nest』 『Dragon Nest』

 現時点でプレイヤーが選べるクラスは、ソーサレス、ウォーリア、アーチャー、クレリックの4つ。各クラスの特徴は以下の通りだ。

・クレリック:回復と支援スキルに加え、近接攻撃もそれなりに強い
・ウォーリア:いわゆる前衛クラス。攻撃スピードやジャンプ力に優れる
・アーチャー:遠距離攻撃と蹴り技、罠の設置ができるテクニカルなクラス
・ソーサレス:強力な範囲魔法を使うアタッカー。デバフスキルも習得

『Dragon Nest』
▲左から順にクレリック、ウォーリア、アーチャー、ソーサレス。

 改めて『Dragon Nest』がどんな内容なのか、ざっくり解説しておこう。本タイトルはノンターゲッティング方式のTPSスタイルを採用しており、どちらかと言えばアクション性の高いタイトルだ。街は500人程度が同時接続できるMMOタイプだが、基本はインスタンスダンジョンの攻略というMOスタイル。街から見える白いポータルは、次の街やフィールドにつながり、赤いポータルはダンジョンの入り口だ。プレイヤーやクエストの遂行あるいはドロップアイテム目当てに、1つの街を拠点にそこから通じるダンジョンを繰り返し攻略しながら成長していく。

 操作はWASD移動とショートカットキーによるスキル発動という、オーソドックスなものだが、現在ゲームパッドによる操作性向上のために調整中とのこと。オープンβテストまでには、ログイン時のアカウント入力以外ではマウス不要になるぐらい、徹底したカスタマイズを行う予定らしい。

『Dragon Nest』 『Dragon Nest』 『Dragon Nest』

 キャラクターの成長はレベル制だが、強さはステータスよりもやや装備依存。新たなスキルはNPCから購入し、レベルアップ時のSPポイントを割り振ることで、習得済みスキルを強化していく。スキルは1~0のショートカットにセットして使うのだが、どれもクールタイムが長いのが特徴。ショートカットを順番にポンポンポーンと押して行けば、たいていの敵は殲滅できるのだが、ダンジョンの難易度によっては敵の数が多くて、クールタイムが終わるまでひたすら逃げるハメに……。特に通常攻撃がひ弱なソーサレスは、魔法をただ連打するのではなく、敵を一箇所に集め、ここぞというタイミングで範囲魔法を放つ戦いが要求される。

 その代わり、パッシブスキルの豊富さと優秀さが特徴と言えるだろう。“最大HP/MPを増やす”“防御力をあげる”といった単純なものではなく、ダウン中の敵に右クリックすると、敵を踏みつけ物理攻撃と追加ダメージを与える“ヒールスタンプ”、自分がダウンした時に入力すると、周囲の敵を攻撃しながら起きあがる“カウンターブロー”など、クラス別に多種多様なパッシブスキルが用意されている。通常攻撃とアクティブスキル、そしてこれらのパッシブスキルを組み合わせ、コンボを発生させられれば、かなりの手ごたえと爽快感ある戦闘が可能だろう。

『Dragon Nest』 『Dragon Nest』
『Dragon Nest』 『Dragon Nest』 『Dragon Nest』

■クセになりそうなPvPシステム

『Dragon Nest』

 前回の体験会では試せなかったコンテンツの1つが、専用エリア“闘技場”で行われるPvPシステムだ。ルームマスターはマップの種類、最大参加人数、リスポーンの有無、勝利条件を設定し、その他プレイヤーはルーム参加ボタンを押した時点で、ランダムにチーム分けがなされる。韓国ではクレリックとアーチャーが強いと評判を聞き、筆者はアーチャーで参加してみた。遠距離かつ敵単体への攻撃力が高く、吹き飛ばし効果のあるスキルを持つアーチャーは確かにPvP向きかもしれない。AIで行動するモンスターと違い、相手も中身は人間なので照準を合わせるのは大変だが、味方と戦闘中で動きの鈍い相手や、防御力が低いソーサレス相手なら、スキル1発で戦闘不能にすることもあった。

『Dragon Nest』 『Dragon Nest』 『Dragon Nest』
『Dragon Nest』 『Dragon Nest』

 NHN Japan ゲームエンタープライズ事業本部 オンラインエンターテイメント事業部 『ドラゴンネスト』プロデューサーの杉浦俊輔氏によれば、2008年末に初めて本タイトルと出会った時からPC/コンシューマゲーマーを問わず、誰でも楽しめると確信。また、開発元のEYEDENTITY GAMESは過去に、『グラナド・エスパダ プラス』や『NINETY-NINE NIGHTS』も手がけた実力派で、日本のゲーマーに認めてほしいという思いから『ドラゴンネスト』を作ったという話だ。

 現在は日本側からの提案として、“何分以内に、ダメージ値いくつ以下でクリア”など、数々の条件を設定したミッションシステムや、ステータスボーナスが付与される称号、フレンド登録などの実装を予定しているらしい。

 何はともあれ百聞は一見にしかず。ゲームは自分で体験してナンボである。明日から始まる第2回先行体験会は、北海道から福岡県まで全国9都市のインターネットカフェで実施される。体験プレイヤーには『Dragon Nest』非売品オリジナルグッズ(キーホルダー・ステッカー)がもらえるチャンスもあるので、開催店舗が自宅の近くだ! という読者はぜひ参加してみてほしい。

『Dragon Nest』 『Dragon Nest』
『Dragon Nest』 『Dragon Nest』

Published by NHN Japan Corporation (C)EYEDENTITY GAMES Inc. All Rights Reserved.

データ

▼『Dragon Nest』
■運営:NHN Japan
■開発:EYEDENTITY GAMES
■対応機種:PC
■ジャンル:ACT(オンライン専用)
■正式サービス開始日:未定
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

関連サイト