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2010年2月22日(月)

テーマは極限進化! 『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』は今秋登場

文:電撃オンライン

 バンダイナムコゲームスは、千葉の幕張メッセで開催された“AOU2010 アミューズメント・エキスポ”の同社ブースにおいて、2月19日に『機動戦士ガンダム VS.』シリーズ新タイトル発表会を行った。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』
▲『連合vs.Z.A.F.T.』からプロデューサーをつとめる馬場プロデューサー。

 『機動戦士ガンダム VS.』シリーズは、幅広い層に人気の対戦型3Dアクションゲーム。それぞれの機体にコストが設定されたモビルスーツを操作し、格闘と射撃を駆使した2on2の対戦を行う。2001年に1作目となる『連邦vs.ジオン』がリリースされ、『ガンダムVS.ガンダムNEXT』まで8作がリリースされた。

 発表会で登壇したのは、本作のプロデュースを担当する馬場龍一郎氏。馬場プロデューサーは、集った報道陣や関係者を前に「前作から間が開いてしまいましたが、シリーズを続けてきたのでやりたかった。開発に少し前から着手し、ようやく発表できる日を迎えられました」と感無量の様子であった。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

 ここで、これまでの作品を振り返ることに。同シリーズは、2001年に稼働した『連邦vs.ジオン』からスタートする。当時としては珍しかった2on2の対戦、格闘と射撃を使い分けるという形態はすでに完成しており、夢中になって対戦するプレイヤーが多数見られた。特に最後にリリースされた『エゥーゴvs.ティターンズDX』は、今なお稼働しているアミューズメント施設もあり、根強い人気を誇っている。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

 続いてリリースされたのは、『機動戦士ガンダムSEED』を題材にしたガンダムSEEDシリーズ2作品。キャラクターとシステムを一新したことで、10代のユーザーが多くプレイするようになったのが特徴だ。これに対して馬場プロデューサーは「ブーストダッシュやチャージショットなど、よりアクティブになっています。対戦ツールとしての位置づけを重視しました」とそのコンセプトを発表。原作アニメを見ていなくても、ゲームとしての完成度の高さからプレイを始めたユーザーも多くいたという。

 またガンダムSEEDシリーズから、全国大会である“Premium Dogfight”が開催されるように。会場の熱気を見た馬場プロデューサーは「このタイトルを終わらせられない!」と感じたという。『連合vs.Z.A.F.T.II』では、スケジュール的にきつかったため、隠し機体を入れることに苦労したと告白。「否定的な意見もありましたが、うれしいという声もありました」と話した。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

 そして、シリーズの枠を越えたモビルスーツが登場するオールガンダムシリーズへ。「今までやれなかったことをやりたかった」と当時を話す馬場プロデューサーは、版権元に多大な協力してもらったと語り、「宇宙世紀シリーズのユーザーと『ガンダムSEED』シリーズのユーザー、一緒くたにして楽しんでほしかった」と続けた。『ガンダムVS.ガンダムNEXT』では、物足りなさを感じた人や“ガチ”で対戦をしたいプレイヤーにシステムをパワーアップさせたという。

 ここで、いよいよ新作タイトルの内容が明らかに。発表会の前日まで作っていたというプロモーション映像が公開された。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

 映像が終了すると馬場プロデューサーは、本作『機動戦士ガンダム EXTREME VS.(エクストリームバーサス)』のコンセプトが『ガンダムVS.ガンダムNEXT』の極限進化であると説明。「正統進化というよりは極限進化!」と強調した。また基板をSYSTEM357を使用することにより、大幅にグラフィックが向上。同社が出しているガンダム作品の中でも、最高スペックであるようだ。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

 映像には、『機動戦士ガンダム MS IGLOO』のヅダと『機動戦士クロスボーン・ガンダム』のクロスボーン・ガンダムX1と思われるモビルスーツが映っており、新規参戦することがうかがえた。他にも、これまでのシリーズに登場したガンダムにゲルググ、ゴッドガンダムやマスターガンダム、ニューガンダムにサザビーという機体を見れた。馬場プロデューサーは、「2作品が映っていましたが、他にも何作品か入っています。増える機体もあれば、減る機体もあります」と参戦機体について言及した。

 システムについては、これまで同様に2on2のバトルで、8方向レバーと4ボタンの操作体系であるという。しかし、その他の詳細な情報についてはまだ発表できないようだが、かゆいところに手が届くシステムが満載であるようだ。

 最後に馬場プロデューサーは「この『機動戦士ガンダム VS.』シリーズは高い人気です。期待してもらっている分、それに応えられるタイトルにしたいです」とメッセージを送った。稼働は今秋を予定しているということで、9~11月にはリリースしたいとか。また夏にはロケーションテストを行う意思があるようだ。今後はシステムについても発表があることが予想されるので、シリーズファンは期待しておこう。

 なお、発表会後に画像が公開されたので掲載する。PS3準拠の基板によって美麗なグラフィックで開発されている『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス』。しっかりとその目で確認してほしい。

『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』 『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』
『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』 『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』

(C)創通・サンライズ
(C)創通・サンライズ・毎日放送

データ

▼『機動戦士ガンダム EXTREME VS.』
■メーカー:バンダイナムコゲームス
■対応機種:AC
■ジャンル:ACT
■稼働時期:2010年秋予定

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