2010年2月24日(水)
3月6日より池袋テアトルダイヤ、テアトル新宿で公開される映画『イヴの時間 劇場版』。その初日舞台あいさつの情報が到着した。
本作の舞台となるのは、アンドロイド(人間型ロボット)が実用化されて間もない世界。アンドロイドを便利な道具として利用していた主人公の高校生・リクオが、“人間とアンドロイドを区別しない”というルールを掲げる喫茶店“イヴの時間”とかかわることで、ロボットへの思いを変えていく。思春期特有の戸惑いや恥ずかしさといった感覚が、笑いのエッセンスを交えて描かれる。
舞台あいさつは、テアトル新宿で1回、池袋テアトルダイヤで4回の計5回行われ、回によって登壇ゲストが変わっている。以下に各あいさつの登壇ゲストなどを記載するので、初日舞台あいさつに行こうと思っている人は参考にしておくといいだろう。
<テアトル新宿> 9:00の回・上映前 登壇ゲスト:福山潤、吉浦康裕監督 <池袋テアトルダイヤ> 9:20の回・上映後 登壇ゲスト:福山潤、吉浦康裕監督 11:50の回・上映前 登壇ゲスト:福山潤、吉浦康裕監督 16:35の回・上映後 登壇ゲスト:田中理恵、佐藤利奈、吉浦康裕監督 19:05の回・上映前 登壇ゲスト:田中理恵、佐藤利奈、吉浦康裕監督 |
また、リクオを演じる福山潤さんから、本作についてのコメントが寄せられている。興味がある人は、こちらもチェックしていただきたい。
――劇場版のリクオをどう思いますか?
「あぁ、揺れているなぁ」と思いました。いろいろとこんがらがってますよね。身近にいるアンドロイドをアンドロイドとして見ていいのか……。人として見てしまう部分に嘘をついてしまっていいのか……。サミィとの相合傘のシーンがありましたが、明らかに後ろめたさを持っていますし、そういう悶々とした思いをどこかで出さないと歪んでしまう多感な時期に、ああいう不思議な空間でああいう事件に巻き込まれて。
揺れている思いを表に出すことができて楽しくなったり、マサキと仲たがいしたり。彼が自分の中の壁を越え、人間的形成をしていく瞬間を劇場版ではひとつの流れで見ることができたので、その、男の子として成長していく様子を、彼のお兄さんみたいな心持ちで見ることができました。
――劇場版の見どころは?
新作カットも思っていたよりも多くて、気になることは多々あれど、6つのピースが1つになったことは、今まで見てきた方にも十分に価値をアピールできる見どころです。初めて見る方には、なんの情報もなく見ていただきたいですね。自信を持ってオススメできます。僕自身がとても楽しんで見た作品で、見どころはいろいろあるので、ぜひご自分で見つけていただききたいです。何度も見て、その都度違った視点ですみからすみまで楽しんでいただければと思います。
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■劇場版『イヴの時間』
【公開時期】
2010年3月6日……池袋テアトルダイヤ、テアトル新宿(1週間限定モーニング&レイトショー)
2010年春休み……テアトル梅田
【スタッフ】(※敬称略)
原作・脚本・監督:吉浦康裕
キャラクターデザイン・作画監督:茶山隆介
音楽:岡田徹
アニメーション制作:スタジオ六花
制作:ディレクションズ
配給:アスミック・エース
【キャラクター&キャスト】(※敬称略)
リクオ:福山潤
マサキ:野島健児
サミィ:田中理恵
ナギ:佐藤利奈
アキコ:ゆかな
コージ:中尾みち雄
リナ:伊藤美紀
チエ:沢城みゆき
シメイ:清川元夢
セトロ:杉田智和
芦森博士:山口由里子
ナオコ:水谷優子