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2010年3月3日(水)

『無双』『北斗の拳』ファンのツボ……秘孔をついた作品『北斗無双』体験!

文:電撃オンライン

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『北斗無双』 『北斗無双』 『北斗無双』

 ではここからは、親公認でTVアニメ版『北斗の拳』を見ていたキャナ☆メンが筆を進めます。先行体験会の会場のほうへと足を運ぶと、試遊台がズラリ。ここで『北斗無双』を体験しなかったら、俺の血は何色だー! ってことで早速入り口近くにあったPS3用コントローラを手に。

 今回の体験版では、伝説編、幻闘編ともにケンシロウ、レイのどちらかを選んで世紀末の世界へと飛び込めました。そこは当然、2人とも使ってみたわけですが、秘孔を突いたらホントにPVみたいに敵が飛び散るの? と思って、まずはケンシロウでプレイ。

『北斗無双』 『北斗無双』

 ユダでなくとも「美しい」と言ってしまいそうになるグラフィックは今さらですが、実際に遊んで見ると筋肉の躍動感が北斗を感じさせるなあと。気になる内部破裂も、世紀末世界におけるリアリティと爽快感があって、公式サイトのムービーで見たのはウソじゃなかったんだ、というかあれよりずっと臨場感ありました。ケンシロウが地獄から這い上がるがごとく、『北斗の拳』ゲームをここまで進化させた開発陣の執念を感じましたね。

 操作は基本的に、□と△の組み合わせでコンボを繰り出す『無双』タイプです。L2で闘気覚醒というオーラを使ったパワーアップをして、R2で敵やオブジェをつかめるのは『北斗無双』独特ですが、『無双』シリーズを遊んだことのある人なら、戸惑うことなく雑兵を蹴散らすように悪漢どもを蹴散らせるはず。ただ武器がないぶんリーチが短いので、ワタクシは最初、「ん!? 間違ったかな……」と狙っていたのとは違う敵を攻撃してしまうこともありましたが。え……単純に天才(=ヘボ)だったとはいわないで!

 遊んでいると、攻撃のポイント、ポイントで巧みにカメラ演出が入ったり、敵のやられ方が派手だったり、“敵を倒した時の爽快感”が従来の『無双』より大きくて、敵を倒した実感もあります。それだけじゃなくて、土嚢(どのう)を吹き飛ばしたり、ドラム缶の山を吹き飛ばしたり、オブジェをぶち壊すだけでも気持ちいい。ケンシロウを使っているのだから、ヒャッハーしたらいけないわけですが、アイテムがほしいからとか、邪魔だからとか、そんな理由がなくともついつい壊したくなる気持ちよさです。

『北斗無双』 『北斗無双』
▲伝説編では、ステージにいろいろなギミックもある。

 それから○ボタンでは、スキルポイントを消費して、ケンシロウであれば北斗百裂拳などの技を繰り出す必殺奥義が使えます。必殺奥義を事前に十字ボタンへ割り当てることができるそうなので、対応したボタンを押せばいつでも切り替え可能。敵にあわせて、原作通りの技で倒すことも可能ってわけですね。

 ちなみに、ちょっとだけレイを使った時の話をすると、敵へのカウンターのようなタイミングでボタン入力を求められることがあり、その時にボタンを押せるとパワーアップする南斗独特の特徴があります。レイはこれが発動すると、原作における最期の戦いの時のような姿になるので、結構ゾクゾクしました。

『北斗無双』
▲会場に展示されていた等身大ケンシロウ。

 あと感動したのは、肥満型のキャラクターが拳法殺しの体を持っていることと、ダメージによって服が破れること! 肥満型の敵には、攻撃を何度も当ててガードを突破してやらないと、本体にダメージが通らない。しかも、一定時間経つと体の状態はまた戻る。ゲーム中では戻るまでの時間などがアイコンで表示されますが、もう頭の中では敵のお腹が波打ってますから! ハート様はもちろんあらゆる拳法を殺す体を持っていらっしゃられますが、体のデカい中ボス格の敵にもこの体を持つ者はいました。あと体験版だと、ケンシロウの幻闘編で戦えた山のフドウ。

 幻闘編は、従来の『無双』のようにステージ中のミッションを次々にこなしていく形で、オリジナルストーリーが展開していきます。プレイした幻闘編では、フドウに連続で蹴りを叩き込み、お腹をぶよぶよさせたら、一気に攻撃して岩山両斬波でフィニッシュ! なぜ北斗柔破斬ではないのか? ……いや、あの時は必殺技切り替え忘れてましたよ、ショック。でも、ほぼ裸で逃げ帰ったフドウを見た時は気分爽快。優越感的な意味ではなく、世紀末の戦いではやっぱ服が破けないとね、という意味で。ちなみに、その後ハートも出てきましたが、戦ってる途中で体験版の時間切れになりました。

 体験してみての感想は、カメラ演出やキャラクターの動きなどで、『北斗の拳』感がすごく味わえるというか、『北斗の拳』を知っていると遊んでいて興奮します。服が破けるのもうれしかった。ゲーム的には、武器を使う従来の『無双』より、敵がとらえにくい印象はあるのですが、上でも述べたとおり敵を倒すことの爽快感はパワーアップしたように思います。『無双』ファンや『北斗の拳』ファンには、オススメできるのではないかと!

(C)武論尊・原哲夫/NSP 1983 版権許諾証KOI-001
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データ

▼『北斗無双』
■メーカー:コーエー
■対応機種:PS3/Xbox 360
■ジャンル:ACT
■発売日:2010年3月25日
■価格:通常版 8,190円(税込)/TREASURE BOX 13,440円(税込)
 
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