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2010年3月5日(金)

懐かしくて新しい! 竹下プロデューサーが『ロックマン10』の魅力をプレゼン

文:電撃オンライン

 3月に配信されるPS3/Wii/Xbox 360ダウンロード専用ACT『ロックマン10 宇宙からの脅威!!(以下、ロックマン10)』のプレス向け先行体験会が、本日3月5日にカプコン東京支社で開催された。

『ロックマン10 宇宙からの脅威』

 『ロックマン10』は、PS3やWii、Xbox 360で配信中のダウンロード専用ソフト『ロックマン9 野望の復活!!(以下、ロックマン9)』の続編。イージーモードが搭載され、シリーズで初めて最初から難易度を選択できるようになっている。

 先行体験会に姿を見せたのは、『ロックマン10』の制作を手がけた竹下博信プロデューサー。『ロックマン』シリーズとして1年半ぶりのリリースとなる本作の魅力を語ってくれたので、その模様を以下に掲載する。

『ロックマン10 宇宙からの脅威』
集まった報道陣に、本作についてプレゼンする竹下プロデューサー。中には、海外版のイメージイラストを使用したTシャツを着込んでいた。

 竹下プロデューサーが最初に話したのは、イージーモードについて。前作『ロックマン9』は、8bit風の新作ということが話題となり、日本のみならず世界中で多くの反響があったことを説明。難易度は過去作のバランスを意識していたため、シリーズのファンはよろこんだが、懐かしさから買った人たちからは「難しすぎる!」という声が上がったようだ。特に意外だったと話したのは、海外ユーザーからの声について。竹下プロデューサーは「海外はコアユーザーが多いと思っていたのですが、その人たちからも“難しい”という声が上がったのは、驚きました」と心情を明かした。それらをふまえて「イージーモードは、あえて入れさせてもらいました」と、モード搭載の経緯を語った。

 しかし、「本流はここにあります!」とノーマルモードについてアピール。「イージーモードはカジュアルに遊べるようになっているので、これまでのシリーズをクリアできなかった人でも、クリアできると思います。しかし、ノーマルモードをないがしろにしているわけではありません」と強調。「イージーモードをクリアしたら、ノーマルに挑戦してほしい」と続けた。

 前作では、追加コンテンツとして“ブルースモード”が配信され、ブルースで本編を遊ぶことが可能だったが、本作では最初からブルースが搭載される。「ブルースを2回落として(ダウンロードして)もらうのはどうなの?」と考えたため、最初から選べるようにしたのだという。ところが、それでは楽しみが薄れると考え、代わりにフォルテを追加コンテンツとして配信することを決めたそう。このフォルテは、ブルースと並んで人気のキャラクターなため苦労したそうだが、「苦労の甲斐あって、いいものにできた」と自信タップリだった。


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ダッシュを使った移動や、7方向への射撃、さらにバスターの連射が可能なフォルテ。人気のキャラクターなため、開発には気を使ったようだ。

 実は、ユーザーからは「前回8bitだったから、次は16bitにしてほしい!」という要望もあったのだとか。ところが、今作もあえて8bitにしたのには「原点を復活させたかった、配信タイトルということで真新しさを示したかった、そして8bitをアートスタイルにまでしたかった」という考えがあったという。「前作同様に、懐かしくて新しい『ロックマン』ができあがりました」と竹下プロデューサーは魅力を説明した。

 ここで、実際に記者も『ロックマン10』をプレイしてみることに。やはり最初に感じたのは、その難易度だ。いかにも敵が出現しそうな穴からは、しっかり出てくる……のだが、その敵に固執していると、他の仕掛けに引っかかってしまう。ベルトコンベアを使った仕掛けや、新登場する敵に苦労しているうちに、ロックマンの残機は次々と減っていく。「前作をクリアしているのだから!」と自分に言い聞かせてみたが、いいところなくやられてしまった。

 次いで、今回から搭載されているイージーモードを体験。先ほどまでの下に落ちていた穴がふさがれているだけでなく、敵の配置や攻撃パターンまで変更されていて、かなり遊びやすくなっているのを実感できた。とはいえ、すべての穴がふさがれているわけではない上に、絶妙な位置に敵が配置されていることもある。プレイするたびに上達していくのを感じながら楽しめそうだ。

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難易度が調整されているイージーモードのおかげで、「これまでのシリーズは難しかった!」という人もクリアできるようになる!?
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また、ブルースでもプレイしてみた。スライディングやチャージショット・ブルースストライクは、やはり使っていて爽快だった。……が、初めてのステージをブルースで挑むのは厳しく、ここで書けないほど無残にやられてしまった。

 最後に、パワーアップしているチャレンジモードに挑戦。このチャレンジモードは、指定されたルールのステージをクリアしていくことで、腕前が上達し、上手にロックマンを動かせるようになるもの。集った報道陣は、穴に落ちないようにジャンプしていく“04、JUMP!JUMP!JUMP!”と“06、JUMP MASTER”、トゲにふれないように水中を落ちていく“08、SCUBA “DIE”VING”、足元が動くステージでゴールを目指す“10、WORLD ADVENTURER”、そして歴代のボスキャラクターが次々と登場する“74、W.ARCHIVE E”をプレイした。

 記者は2ステージをクリアしたので、読者プレゼントとして“次世代ワールドホビーフェア’10 Winter”で配布された非売品の『ロックマン10』帽子を2名分ご提供いただいた。これを電撃オンラインの読者にプレゼントする。締切は3月19日の18:00だ。欲しい人は下のボタンから応募してほしい。

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さまざまなステージを順番にクリアすることで、段階的にアクションを習得できるチャレンジモード。チャレンジによっては、クリア時の成績で評価が変わるものもあるようだ。
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会場には、さまざまな関連グッズが展示してあった。『ロックマン サクマドロップス』や『ロックマン E缶』、さらに本日のニュースでお伝えした『ロックまんじゅう』や、『ドでか!E缶クッション』なども見ることができた。
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さらに、本作のメインアートや海外版のイメージイラストも。この海外版のイラストは、3機種分を並べると1枚の絵になるというこだわりよう。

 最後に竹下プロデューサーは、「PS3、Wii版が来週頭に、Xbox 360版が今月末に配信されます。自信持ってお届けできるものに仕上がったので、応援よろしくお願いします!」と語り、体験会は終了となった。


※募集は3月19日をもって終了しました。たくさんのご応募、ありがとうございました。

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データ

▼『ロックマン10 宇宙からの脅威!!』
■メーカー:カプコン
■対応機種:PS3/Wii/Xbox 360(ダウンロード専用)
■ジャンル:ACT
■配信日:PS3、Wii 2010年3月9日/Xbox 360 2010年3月31日
■価格:PS3 1,000円(税込)/Wii 1,000Wiiポイント/Xbox 360 800マイクロソフトポイント

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