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2010年3月8日(月)

現代エンターテイメントで見る戦国時代の戦い――“戦国武将祭”が開催!

文:電撃オンライン

 3月6日・7日に、さいたまスーパーアリーナで、コーエーの一大歴史イベント“戦国武将祭”が開催された。ここでは、3月6日の模様を、併催の“戦国楽市楽座”の様子とともにお伝えする。

 “戦国武将祭”は、声優や音楽アーティスト、タレント、プロのファイターらが一堂に会する戦国時代ファン向けのイベント。会場では、“関ヶ原の戦い”までの流れを追った4つの合戦が描かれ、『戦国無双』キャストによるドラマや、パフォーマンス集団による演出、武将に扮したプロレスラーたちの戦いがそれらを表現し、非常に豪華なイベントとなった。

■戦いの締め――『斬~ZAN~』でイベントは最高潮

 イベントは、織田信長役のファイター・蝶野正洋選手による「いざ出陣!」の掛け声とともに幕開け。太鼓と足軽役のダンスによる大々的なパフォーマンスが、イベントの開始に華を添えた。

“戦国武将祭” “戦国武将祭” “戦国武将祭”

●川中島の戦い

 そして迎えた第1の戦いは、4度目がもっとも有名な“川中島の戦い”。小杉十郎太さんが語り部を務めた中、中田譲治さん(上杉謙信役)、高塚正也さん(直江兼続役)、草尾毅さん(真田幸村役)らが、武将たちの因縁をドラマで演じた。足軽役による前哨戦の舞台パフォーマンスが行われて、いよいよファイターたちがステージへ。武藤敬司選手(武田信玄)、KAI選手(真田幸村)、小島聡選手(上杉謙信)、カズ・ハヤシ選手(直江兼続)が、『戦国無双』におけるモデルをアレンジした武将の格好でそれぞれ登場した。

“戦国武将祭” “戦国武将祭” “戦国武将祭”

 強い風の吹く音が流れ、時代劇における草原の決闘を思わせる演出の中、場外も使ったバトルが展開。最後には、信玄(武藤選手)が兼続(カズ・ハヤシ選手)にフィニッシュを決めた。戦いの後に登場した総合司会の1人、フットボールアワー・岩尾さんも、「まさか信玄がシャイニング・ウィザードを使うとは」とひと言。

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●本能寺の変

 続いての戦いは、史実では織田信長が家臣の明智光秀に敗れた“本能寺の変”。ドラマの語り部は袴に身を包んだ大塚明夫さんが務め、小杉十郎太さん(織田信長役)、緑川光さん(明智光秀役)、神谷浩史さん(浅井長政役)、前田愛さん(お市役)らが、それぞれの役を熱演した。

 踊りで燃えさかる炎を表現したパフォーマンスの後には、蝶野正洋選手(織田信長)とAKIRA選手(明智光秀)が、それぞれの武将に扮して登場。信長(蝶野選手)は、時折パフォーマンスを見せながらも光秀(AKIRA選手)をマットに沈めて歴史を覆す戦いを見せた。

“戦国武将祭” “戦国武将祭”
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●小田原の戦い

 天下統一を目指す秀吉が、関東の北条氏平定のため起こした“小田原の戦い”が、3月6日第3戦目のテーマ。ドラマでは、石川英郎さん(豊臣秀吉役)、竹本英史さん(石川三成・柴田勝家役)、小西克幸さん(前田利家役)、杉田智和さん(加藤清正役)、鈴木真仁さん(甲斐姫役)らがステージに上がる。神谷浩史さん語り部のもと、“賤ヶ岳の戦い”から“小田原の戦い”までの利家の心情を中心としたエピソードが展開した。

 そして実際の戦いを見せたのは、船木誠勝選手(前田利家)と近藤修司選手(北条氏康)の2人。開始後の早い段階、利家(船木選手)のハイキックで氏康(近藤選手)がマットに倒れてしまう。ここではなんとか起き上がった氏康(近藤選手)だが、今度は関節技を決められてギブアップ。利家(船木選手)が勝利した。

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●関ヶ原の戦い

 ラストを飾るのは、天下分け目の“関ヶ原の戦い”。杉田智和さんが戦いの状況を語る中、竹本英史さん(石田三成役)、高塚正也さん(直江兼続役)、中田穣治さん(徳川家康役)、大塚明夫さん(本多忠勝役)の4人が西軍・東軍のドラマを熱演した。

 ステージと花道を使った盛大のパフォーマンスの後、飯伏幸太選手(石田三成)、青木篤志選手(立花宗茂)、石森太二選手(長宗我部元親)の西軍と、杉浦貴選手(徳川家康)、高山善廣選手(本多忠勝)、HARASHIMA選手(伊達政宗)の東軍が花道を通って中央へ。全員が体重100kg未満の軽量ファイターで構成された西軍は、スリープラトンによるドロップキックや、アクロバティックな受け身、多彩な空中技など華麗な戦いを見せてくれる。だが、家康(杉浦選手)や忠勝(高山選手)のパワーに押され、宗茂(青木選手)がめった打ちにされてしまう場面も。

“戦国武将祭” “戦国武将祭” “戦国武将祭”
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▲レフェリーにギブアップを聞かれても、「まだまだまだ!」と根性の雄叫びを上げる宗茂(青木選手)。西軍の見せる技や動きに、拍手の起こる場面も多かった。

 しかし、ついには家康(杉浦選手)の技で宗茂(青木選手)がマットに沈み、そのままフォールカウント3を取られて西軍敗北。戦いは史実通り、東軍の勝利に終わった。

 そして、間髪入れず会場に響いた『斬~ZAN~』の前奏にファンが熱狂! GACKTさんとバックバンドのメンバー全員が鎧姿で曲を披露するパフォーマンスに、座席が揺れるほどの歓声があがった。

“戦国武将祭” “戦国武将祭”
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▲「斬!」というシャウトのところでは、GACKTさんが刀を振るい、それに合わせて炎が上がる演出も。『斬~ZAN~』のライブが、この日一番の熱狂シーンだったのは間違いない。
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▲また、『斬~ZAN~』に続いて『雪月花-The end of silence-』も披露された。

 なお、第2戦目と第3戦目の間には、『戦国無双』キャラクターソングのライブや、ミュージシャンによるライブなども行われた。

“戦国武将祭” “戦国武将祭”
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▲また休憩を挟んだ後には、Do As Infinity、SHANADOO、alanさんによるライブが立て続けに行われた。
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▲3月25日に発売されるPS3/Xbox 360用ソフト『北斗無双』のテーマソングを歌う谷村奈南さんも、ゲーム中のマミヤと同じ衣装を着て熱唱。
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▲そして最後に、Phoenix 2:00AM feat.Ami Suzukiが“戦国武将祭”のテーマソングを披露して、グランドフィナーレを迎えた。
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▲グランドフィナーレでは、全出演者が集合。観客と一緒に「天下統一!」をこだまさせ、イベントの幕を閉じた。

 ここからは、コミュニティアリーナで併催されていた“戦国楽市楽座”の様子もお届けする。

→日本各地から戦国が集う! “戦国楽市楽座”(2ページ目へ)

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■“戦国武将祭”概要
【開催日時】2010年3月6日、7日 開場14:00/開演16:00(※終了)
 ※公演の時間は変更になる場合がある。
 ※戦国楽市楽座は各日11:00~17:30に開催
【会場】さいたまスーパーアリーナ
【出演者】(※敬称略)
●司会
 杏、大東俊介、フットボールアワー(3/6のみ)、麒麟(3/7のみ)
●声優
 真田幸村 役:草尾毅
 織田信長 役:小杉十郎太
 上杉謙信、徳川家康 役:中田譲治
 伊達政宗、風魔小太郎 役:檜山修之(3/7のみ)
 明智光秀 役:緑川光
 豊臣秀吉、毛利元就 役:石川英郎
 本多忠勝 役:大塚明夫
 石田三成、柴田勝家 役:竹本英史
 浅井長政 役:神谷浩史
 黒田官兵衛、直江兼続 役:高塚正也
 前田利家 役:小西克幸(3/6のみ)
 加藤清正 役:杉田智和(3/6のみ)
 お市 役:前田愛
 甲斐姫 役:鈴木真仁
●音楽アーティスト
 Phoenix 2:00AM feat.Ami Suzuki、Do As Infinity、
 alan、SHANADOO、谷村奈南、GACKT
●姫武将
 佐々木希(3月7日のみ)、水野裕子(3月6日のみ)、次原かな
●ファイター
 武藤敬司、蝶野正洋 他

※出演者は予告なく変更になる場合がある。

■“戦国楽市楽座”概要
【開催日時】2010年3月6日、7日 11:00~17:30(※終了)
【会場】さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナ
【内容】戦国時代関連の展示・アトラクション・物販、コーエーゲームが楽しめる体験エリア、声優トークショーといったイベントステージなど。

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