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2010年3月31日(水)

今すぐできる!? 『マジック・ザ・ギャザリング』のカンタンな遊び方を紹介!

文:電撃オンライン

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 さて、続いてご紹介するのは“キューブドラフト”です。キューブドラフトとは、あらかじめカードの束(※これを“ドラフトキューブ”と呼びます)を作っておき、ここから15枚のカードを取ります。それを『ブースターパック』とみなして、1枚ずつカードをピックしていく、ちょっぴり変わったタイプの“ブースタードラフト”です。

 この遊び方の大きな特徴は、使うカードがランダムとは限らないという点です。遊ぶプレイヤー同士で、家にあまっているカードを適当に持ちよっても構いませんし、“クリーチャーはパワーが3以下のもの限定”、“イラストレーター縛り”など、一定の縛りを設けるのもおもしろいやり方です。今回は“キューブドラフト”のオーソドックスな形ということで、歴代の強力カードを詰め込んだドラフトキューブを作り、それで遊ぶことにしました。

『マジック・ザ・ギャザリング』
▲このようにドラフトキューブと呼ばれるカードの束を用意します。ここから15枚1セットのドラフトを3回繰り返し、最終的に45枚のカードが手元に来るようをカードをピックしていきます。
『マジック・ザ・ギャザリング』 『マジック・ザ・ギャザリング』
▲試しに取ってみた15枚。《悪斬の天使》、《化膿》、《ガイアの子》など、強力カードのオンパレードです。ベテランプレイヤーには、とんでもなくぜいたくな悩みだとわかってもらえることかと思います。▲こちらは筆者の1パック目。《不実》、《嘘か真か》、《踏み荒らし》などパワーカードの目白押し。どんなクリーチャーが飛び出てくるのかわからないので《不実》を取りました。

 3パック分のドラフトが終了し、できあがったデッキは、攻撃的なクリーチャーこそ少ないものの《マスティコア》、《茨異種》、《全能なる者アルカニス》など、支配力のあるクリーチャーに、相手のクリーチャーを除去したり奪ったりと、非常に強力なデッキなのですが……。今回はどのカードも強いので、油断はできません。全員のデッキの準備ができたら、対戦してみましょう。

『マジック・ザ・ギャザリング』
▲こちらが筆者のデッキ。結構強く組めたのではないかと思います。
『マジック・ザ・ギャザリング』 『マジック・ザ・ギャザリング』
▲青白緑デッキと対戦。こちらが《マスティコア》を出せば、相手は《復活させるものトリーヴァ》を召喚。それを《クローン》で対消滅させるなど、カオスな戦いが展開されました。▲お互い消耗したところで《アクローマの記念碑》を出されてしまって勝負アリ。このカードの下では、どんなクリーチャーでも一線級に変身します。
『マジック・ザ・ギャザリング』 『マジック・ザ・ギャザリング』
▲続いて赤白緑デッキと対戦。《板金鎧の土百足》に続いて戦場に現れたのは、最強の装備品とも言われる《梅澤の十手》! ライフ回復、クリーチャー強化、クリーチャー除去を1枚でやってのける超強力カードです。何でこんなカードをキューブに入れちゃったんだ!▲しかし、なんとか《砂漠の竜巻》で《梅澤の十手》を破壊することに成功! ふぅ、危ないところでした……。
『マジック・ザ・ギャザリング』
▲その後《茨異種》、さらに《クローン》で《茨異種》をコピーして一気に戦力を拡大し、勝利することができました。ありがとう、《クローン》!! 偉いぞ、《クローン》!!

 キューブドラフトでは、意外なカード同士が思わぬコンボを形成したり、残念ながら当時活躍できなかったカードが大活躍したりと、意外な光景がたくさん見られます。新しいパックを買わないでも、家に眠っている古いカードを使えば、ドラフトキューブを作成することも簡単です。

 キューブを作る際に注意する点は“各色のパワーが大体均等になるようにすること”、そして“多色のデッキを組めるよう色マナをサポートするカードを入れておくこと”くらいです。好きだけど、なかなか使う機会のないカードを詰め込んで、このキューブドラフトで存分に活躍させてあげてはいかがでしょうか?

 というわけで、今回はデッキを用意していなくてもできる遊び方を2つご紹介しました。『MTG』は競技としての整備も進み、大規模なトーナメントも開かれるゲームですが、それと同時に非常に気軽に遊べる、身近なものでもあります。これから『MTG』を始めてみようと思っている方、昔やっていたけれど最近のカードは持ってなくて……という方、どんな人でも楽しめるように『MTG』は作られています。今回紹介した遊び方以外にも自分なりの遊び方を見つけて、ぜひ『MTG』を楽しんでくださいね!

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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]

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