2010年3月23日(火)
1989年には、プレイヤーが市長になって街を作り上げるSLG『シムシティ』、プレイヤーが神になれるSLG『ポピュラス』が発売されました。開発は『シムシティ』がアメリカのMAXIS(1997年にエレクトロニック・アーツにより買収)、『ポピュラス』がイギリスのブルフロッグ(1995年にエレクトロニック・アーツにより買収)です。街の構築、世界の構築と、箱庭をデザインするゲームが同時期に、しかも名作として誕生したのは興味深い点です。
『シムシティ』はその後シリーズ化され、『シム』シリーズとしてアリの生態を観察できる『シムアント』や地球環境をシミュレートした『シムアース』などが生まれています。一方、『ポピュラス』は2年ほど前にDS用にリメイクされ、話題になりましたね。
ちなみに、『ポピュラス』を制作したゲームデザイナーのピーター・モリニューさんは、SLGの『パワーモンガー』や『テーマパーク』、RPG『フェイブル』と、さまざまなジャンル・作風のゲームを手掛ける天才クリエイターです。
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| ▲DS用にリメイクされた『ポピュラス』には“神ゲー復活”というキャッチが使われていました。まさに2重の意味で神ゲ-です。 |
『フェイブル』の最新作『III』は、今年発売と言われています。ピーター・モリニューさんは、日本で『III』を発売するときには“キャラクターのローカライズ”をしたいと話したことが複数のメディアにより伝えられました。
つまり、日本の市場に合うキャラクターデザインに変更したいということです。個人的には、「キャラクターのテイストも含めて洋ゲーなので、そのまま発売してもいいのでは?」と思いますが、一方で、より多くのユーザーに遊んでもらいたいという細かな配慮は素晴らしいとも思います。
日本向けにデザインを変えるとしたら、イメージ的にはXbox 360とPS3で発売されたACT『Xブレード』のような感じなんでしょうか。あるいは、先週Wiiウェアとして発売されたスペインメーカー開発のACT『ゾンビ イン ワンダーランド』のような例もあるので、キャラクターデザインがうまくハマると違和感がなさそうです。ちなみに『ゾンビ イン ワンダーランド』は、日本のイラストレーター&漫画家のbomiさんがキャラクターデザインを担当されています。
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| ▲『Xブレード』のヒロイン・アユミ。ロシアのゲームですが、もろにアニメタッチですね。一般的な洋ゲーヒロインに比べれば、日本市場での抵抗感は少ない方ではないでしょうか。 | ▲『ゾンビ イン ワンダーランド』では、さまざまなおとぎ話の世界をモチーフにしたステージが登場。モモタロウステージは、なぜか大正時代の日本がモチーフ。外国人が考えた(間違った)日本の風景がてんこ盛りです。 |
3回にわたって歴史を振り返っていますが、改めて洋ゲーの名作が多いことに驚かされます。同時期の日本の名作ゲームと比べても、洋ゲーはシステム面で革新的な作品が多く誕生していたように思います。ハードの性能が上がったことで、ゲームデザインの制約が緩み、システム面の開発に注力することができたからなのでしょうね。
さて、次回は1990年代前半からスタートです。あえて取り上げなかったFPS(一人称視点シューティング)の歴史なども振り返ってみようかと思います。
続きまして告知です。
毎回やっているお知らせでございます。現在当コーナーでは、コーナーの看板となるロゴイラストを募集しています。“洋鯨亭”という当コーナーのタイトルから、ひらめいた、直感重視のイラストをお送りください。内容は、コーナーのタイトル名と、イラストを組み合わせたものとお考えください。応募方法や規定などは、以下のリンクから投稿用のフォームに飛んでご確認ください。
応募の際に、イラストの説明や、マイベスト洋ゲー、好きな洋ゲーメーカー、何度も買い直した洋ゲー、個人的に考える昨年のG.O.T.Y.(Gotouさん、Oomoriさん、Tanakaさん、Yamamotoさん)、自作の洋ゲーラップ、洋ゲー健康法などをお寄せください(挙げたお題の後半のものはあまり募集しておりません)。あ、G.O.T.Y.はホントはGAME OF THE YEARですよ。
採用させていただいた方にはささやかなお礼を用意しておりますので、ぜひご投稿ください。気長に待っていますけれども、今なら何か送っていただければ、もれなく載ったり賞品がもらえたりするんじゃないかなぁと思いますがどうでしょう。
では、また来週まで!
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