2010年3月24日(水)
セガから1月に発売されたPS3/Xbox 360用ソフト『エンド オブ エタニティ』のサウンドトラックCDが、本日3月24日にティームエンタテインメントから発売された。価格は5,040円(税込)。
『エンド オブ エタニティ オリジナルサウンドトラック』は、セガとトライエースが開発したRPGの世界観を凝縮した音楽を、CD6枚にたっぷり収録。これまで、数多くのゲーム楽曲を手がけてきた桜庭統さんと田中公平さんによる楽曲を存分に楽しめる、聴きごたえ抜群のサントラだ。
▲サウンドトラックのジャケット。主人公3人が銃を手にしたイラストとなっている。 | ▲パッケージはボックス仕様となっており、展開すると写真のようになる。ブックレットにはコメントを掲載している。 |
今回、CD発売に際して楽曲を手がけた桜庭さんと田中さんに、曲を手がけることになった経緯や制作中に感じたこと、楽曲の聴きどころなどを語ってもらった。『エンド オブ エタニティ』のファンも、両作曲家のファンも、ぜひチェックしてほしい。
▲桜庭統さん。 |
――サウンドを制作することになった経緯を教えてください。
いつもお世話になっているトライエースさんからお話をいただき、幸運にもやらせていただけることになりました。
――全部でいくつの楽曲を手がけましたか? もし可能なら、使われなかった曲数も教えていただけますか?
単純な曲数で41曲ですが、今回は1曲を“違うアレンジの2曲”にするものがあったので、実際には77曲になってしまいました。ボツ曲は2曲です。1曲は一番初めに作った曲で、重すぎたので使えませんでした。もう1曲はオープニング用に作った曲で、自分でも気に入らなかったので、ギリギリで作り替えました。なので、古いものはボツになりました。
――曲を作るときに心がけていることがあれば、教えていただけますか?
曲作りを楽しくやることですね。
――曲を制作するにあたり、メーカーサイドからオーダーはあったのでしょうか?
「主旋律がない感じの古くさいロック調で」というオーダーでした。また、曲数の質問のところでも触れましたが、1曲を違うアレンジで2曲にして、場面によって切り替える使い方をするということでしたので、そういう作りにしました。
――曲を作るにあたり、キーワードや資料を受け取ったかと思うのですが、どんな印象を受けましたか?
今までやったことのない感じの世界観だと思いました。
――TV-CMに起用されている曲は、高揚感を高める曲になっていると感じたのですが、どのような思いで作られましたか?
ゲームの終盤のステージ用に作った曲なので、緊迫感とちょっと壮大な感じが出ることを意識して作りました。
――音楽と映像を組み合わせたものを見て、どう感じましたか?
静か目のアレンジと激しいアレンジの切り替えが心配だったのですが、映像とあわさると違和感がなく、感動しました。
――サントラの聴きどころを教えてください。
アレンジで2曲に分かれているものは激しい方が音楽的です。また、『Fighting with the devil』と『The end of eternity』は同じフレーズを使い共通性を持たせました。この2曲で使っているフレーズはスタジオで即興で作り、その場で演奏をしてもらったものです。
――ファンの方へメッセージをお願いします。
ボリュームがあるサントラです。私が担当した曲はアレンジの関係上、音楽的でないものもありますが、すべて聴いていただけるとうれしいです。田中さんの素晴らしいオーケストラ曲とのコントラストを楽しんでください。
(C)SEGA
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