2010年4月7日(水)
“シールド”では、1人あたり、6つのブースターパックが配られて、ここから出たカードでデッキを組むの。 | ||
ブースターが15枚入りだから、6つって言うと……。 | ||
計90枚ね。実際は各パックに1枚、基本土地カードが入っているから、使えるのは84枚になるかしら。このパックから出た自分のカードを“カードプール”と言います。このカードプールの中から40枚以上のデッキを作るのが“シールド”よ。 | ||
あれっ? 60枚じゃないんだね。 | ||
そうそう、よく覚えてたわね。“構築”と“エターナル”では、デッキの枚数は60枚以上ってルールなんだけど、“リミテッド”ではそれが40枚以上となっているわ。前に説明した時の60枚と40枚の違いは、フォーマットの違いだったのよ。この、デッキの枚数については第4回でも説明したわね。 | ||
なるほどなぁ。40枚デッキってことは、約半分は使うってことか……。 | ||
あら、違うわよ。土地のことを忘れてない? 土地を含めて40枚のデッキだから、実際に使うカードは大体20枚と少しよ。 | ||
あ、そっかそっか。 | ||
せっかく見直したのに、すぐこれね。それでこそダイスケ君だわ。まぁいいわ。じゃあ、ここからは実際にカードを使って説明していくわよ。『エルドラージ覚醒』のブースターはまだないから、今回は『ゼンディカー』と『ワールドウェイク』のパックを3パックずつ使いましょう。 | ||
はーい(今日は対応が柔らかいな~と思ったらすぐこれだよ……)。 | ||
出たカードはこうやって、色ごとに整理していくの。それが終わったら、クリーチャーとそれ以外の呪文というように分類するのがいいわね。 |
▲色別にわけた(写真左)後、クリーチャーとそれ以外の呪文にわけてみました。(写真右) |
それで、カードを分類し終わったら、いよいよデッキ構築よ。デッキの枚数は40枚以上なら何枚でもいいんだけど、できるだけ40枚ピッタリで組むようにしましょう。理由はわかるかしら? | ||
うん。強いカードを引く確率を上げたいってやつでしょ。 | ||
そう、その通りよ。あまり強くないカードでデッキを水増しするよりも、強いカードだけの濃いデッキがいいってことね。 | ||
でもさぁ、カードの強い弱いってどこで決めるの? クリーチャーだったらパワーとか? その辺もしっかり教えてくださいお願いします。 | ||
その辺については、もう少し後で説明するわ。まず、40枚でデッキで組むということはわかってもらえたかしら。 | ||
うん。基本土地カードと、それ以外で40枚ってことだよね。どういうバランスがいいんだろう? | ||
“シールド”ではだいたい17、18枚くらい土地を入れるのが普通ね。 | ||
ええっと、18枚ってちょっと多くない? 第4回で紹介していたデッキだと、どれもデッキの枚数の4割くらいだったけれど。 | ||
そう思うかもしれないけれど“リミテッド”では、いつもマナ・コストの軽いカードばかりでデッキを組めるわけではないわ。6マナ、7マナくらいのマナ・コストの重い呪文もデッキに入ってくることもあるでしょう。それらのカードをちゃんと使えるように、これくらいの土地を入れるのがいいのよ。 | ||
そうなると、残りの枚数は22、3枚ってことだね。 | ||
そうね。残る22、3枚の中にクリーチャーとそれ以外のカードが入るんだけど“シールド”では、基本的にクリーチャー同士の戦闘がメインになるから、クリーチャーは15体くらいは欲しいわね。で、さらに残った7、8枚がそれ以外の呪文よ。 | ||
やたらと具体的だけど、それって決まってるの? | ||
そんなことないわ。理想を言えば、自分のカードプールを見て今回は土地何枚、クリーチャー何枚って決められた方がいいんだけど、それはとても難しいことで、プロの人だって悩むくらいなのよ。だから、最初はこのくらいのバランスでカードを選べばいいってこと。 | ||
なるほど。あくまで目安ってワケね。わかったよ。 |
・パックを開けたら、まず色ごとに整理し、それからさらにクリーチャーとそれ以外というように分類しましょう。 ・デッキの枚数はなるべく40枚ピッタリにしましょう。 ・慣れないうちは土地18枚、クリーチャー15枚、それ以外の呪文7枚を目安に組むといいでしょう。 |
さて、基本的なところはだいたい押さえたかしらね。次のページでは、実際にデッキを組んでみましょう! |
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[Text by ねこひげ合同会社/ゆば]