2010年4月16日(金)
4月23日より丸の内ピカデリー他で全国ロードショーの実写映画『タイタンの戦い』。この映画の試写会が、本日4月16日に都内のワーナー・ブラザース映画試写室で行われた。
映画『タイタンの戦い』は、人間、神、魔物の壮絶な戦いを空前のスペクタクルで描く、体感型3Dのアクションアドベンチャー。歴代全世界興収1位の大ヒット作『アバター』で主役を演じたサム・ワーシントンをはじめ、リーアム・ニーソン、レイフ・ファインズといった実力派の俳優たちが出演する。
▲映画『タイタンの戦い』では、ギリシャ神話の世界を舞台に、ゼウス、ペルセウス、メデューサ、ペガサス、クラーケンなどおなじみのキャラクターたちが激しく衝突する。 |
また、本作をモチーフにしたPS3/Xbox 360『CLASH OF THE TITANS(クラッシュ・オブ・ザ・タイタンズ):タイタンの戦い』が、6月17日にバンダイナムコゲームスから発売される。このゲームは、映画『タイタンの戦い』のストーリーをベースに、オリジナルエピソードを追加したアクションAVG。オリジナルエピソードは映画版の脚本家が完全監修しており、開発はゲームリパブリックが担当している。世界観は映画版と同じだが、オリジナルのクリーチャーやミッションが多数導入され、ゲームならではの展開が描かれる。詳細は、4月15日の紹介記事を参照のこと。
試写会では、映画の宣伝プロデューサー・金子涼氏と、ゲームリパブリック代表取締役社長・岡本吉起氏によるトークショーも行われた。トークショーでは、まず最初に金子プロデューサーが『タイタンの戦い』について、「“神様と人間が戦ったらどっちが勝つでしょう?”という映画です」と説明。会場が笑いに包まれる中、先日行われたジャパンプレミアで本編を見たという岡本氏は、「シナリオを知っていてもストーリーのテンポがとてもよく、メチャクチャ楽しめました!」とその出来に太鼓判を押した。
▲宣伝プロデューサー・金子涼氏 | ▲ゲームリパブリック代表取締役社長・岡本吉起氏 |
続いてゲーム開発の話に。岡本氏によると、映画の監督やプロデューサーがゲームに対して理解がある人物で、版権もののゲーム化作品の中では制作に苦労しなかったとのこと。ゲーム中に登場する90種類以上ものオリジナルクリーチャーにかんしても、特に直しが入ることなくOKが出たという。ただ、キャラクターを俳優に似せるという点では苦労したようだ。キャラクターの資料が静止画だったため、そこから細かい動きを想像しながら作り上げたという。また岡本氏は、先日映画を見た際にシナリオが変わったことを知ったとのことで、「まさかまさかのシナリオチェンジですよ。おかげでゲームと映画の展開が結果として違うものになりました(笑)」と話し、観客を笑わせていた。
最後は、金子プロデューサーが映画について「CGのように見えるところもすべて実写という、ロケーションにこだわった作品です。主人公の成長物語でもありますので、ぜひその辺りを楽しんでください」、岡本氏がゲームについて「サイドストーリーをたんまり用意していて、かなりのボリュームになっています。すみずみまでつついて楽しんでください!」とそれぞれアピールし、トークショーは終了した。
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