2010年4月22日(木)
こんにちは。洋鯨亭・亭主Ronですよ。
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前回の予告どおり、今回も読者の方から送っていただいたロゴをご紹介させていただきます! 上で掲載しているのが掲載作品第2弾です。
これは雰囲気があっていいですね。私はなぜか“笑うセールスマン”が立ち寄るBAR“魔の巣”を思い出してしまいました。繁華街の路地裏でひっそりと営業している怪しいお店といった感じでいいですね。右から読むネオンサインも気に入っています。ありがとうございました。
こちらの作品の解説については、コラムの最後にまとめてありますので今回も最後までお付き合いください。
洋鯨亭は、基本的には洋ゲーを紹介するコーナーです。ただ、海外で支持されている和ゲー、海外でも通用する洋ゲーっぽい和ゲーは、紹介しておきたいなと思っていたり。
このタイミングで『ロスト プラネット 2』を話題にした理由の1つは、4月21日からマルチプレイ用(オンライン対戦)の体験版が配信されているからです(電撃オンラインの記事)。この体験版は、人数を限定して先行配信が行われていたんですけれど、4月21日からは誰でもダウンロードができるようになりました。
そして、このタイトルを取り上げるもう1つの理由は、“FPSやTPSの本場である海外マーケットで対等に戦えるTPSを目指した作品”だからなんです。
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第5回の連載でも触れましたが、洋ゲーにはFPSの名作が数多くあります。
世界的に見るとFPSのプレイヤー人口はかなり多いため、1タイトルあたりの累計販売本数や売上高は結構な数字になります。もちろん、発売されたFPSのすべてが大ヒットするわけではないのですが、売れるソフトは爆発力が違います。たとえば『コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2』は、今年1月の時点で全世界の総販売額は10億ドルを突破していますし(ソースはアクティビジョン※英文です)、2月の時点では全世界の総販売本数は1,200万本を突破しています(ソースはデイリーニュース※こっちも英文)。日本でもFPSとしてはかなり売れて、ニュースにもなりましたよね(PS3版だけでも約15万本、Xbox 360版と合わせると20万本以上を販売しています)。これらの数字は、今はもう少し伸びているでしょう。
※国内販売数はアスキー総合研究所調べ
そんなFPSの本場に、この『ロスト プラネット』を引っさげて乗り込んだ開発チームの方々の心境はどんなものだったのでしょう? 以前、カプコンのプロデューサーである竹内潤さんにインタビューさせていただいた際、“最初のころはたぶん、メジャーリーグに単身挑んだ野茂英雄投手のような心境でした”と答えてくださいました。
偉そうなことを言うようですが、私は、カプコンは業界でも1・2を争うほどアクションゲームの制作が得意なメーカーではないかと考えています。したがって、このコメントに対しては、そんなすごいメーカーの開発チームでもこんな心境になってしまうのかと内心驚きました。
前作は日本で2006年12月21日に発売され、欧州・北米では2007年1月12日に発売。そこから1週間を待たず、1月17日の時点で出荷本数が100万本を突破したことが伝えられました。その後順調に本数を伸ばし、昨年末の時点で280万本に達しているので、300万本突破も間近でしょう(ソースはカプコン)。
決して日本人が楽しめないゲームというわけではないのですが、狙った通り、海外の方が売れているんですよね。
まったく新規のTPSタイトルが海外でここまで支持されたのは、斬新なデザインのロボット“バイタルスーツ(VS)”や、サーマルエナジーという汎用性の高いエネルギー、ワイヤーアンカーを使ったアクション、雪原を中心としたステージなど、当時のTPSには珍しい要素がたくさん盛り込まれていて新鮮だったからということもあるでしょう。もちろん、それらの設定や仕掛けがゲームの内容にもうまく生かされ、遊んで楽しい作品だったからというのは言うまでもありません。
また、前作はマルチプレイモードが秀逸で、VSや大型エイクリッド(敵の生物)を使うこともできるため、同じサイズ同士のキャラクターを使っただけでは味わえない、よい意味での混沌とした戦いが楽しめました。
たとえば、エイクリッドを操るプレイヤーと人間のキャラクターが戦う“エイクリッドハンティング”にしても、コンパクトなマップと広大なマップで戦うのでは、お互いに立ち回り方が違うので、ルール、マップ、参加人数、装備などの組み合わせを変えると、何度でも遊べます。
何度も遊んでいると、ドラマチックなシーンやおもしろいシーンに出会うことがあり、そういうアクシデントがゲームのプレイ体験に深みを与えるため、ついつい対戦の回数を重ねてしまうんですね。
前作は発売から3年以上が経過しているにもかかわらず、いまだにマルチプレイが遊ばれていて、海外のプレイヤーも数多く参加しています(当然、時間帯により異なりますが)。
『2』の最新体験版では、データポスト争奪戦とサバイバルという2つのルールでの対戦プレイが遊べます。チーム戦を楽しみたい場合はデータポスト争奪戦、個人戦を楽しみたい場合はサバイバルを選びましょう。
この体験版には、“ノイジージャングル”というコンパクトなマップが収録されています。ここはみんなでVSを乗り回して派手に戦うというよりは、廃墟に隠れたり、高低差のある塔を使ったりと、白兵戦を中心に立体的な戦いを楽しむマップです。
初めて遊んでみるという方は、まずはフィールドでいろんなアクションを試してみるといいと思います。スタートボタンを押しながら十字ボタンを押したりすると、キャラクターが手を振ったり挑発したりと、いろいろなアクションをしますので、これを他のプレイヤーに使ってみて相手のリアクションを見てみるのも楽しいですよ。本シリーズは、このアクションを対戦中に使って笑いを生むのも試合の一部と言ってもよいでしょう。まじめな試合の中に、そういったコミュニケーションでふと緊張感を緩めるような瞬間が生まれるのは、本作ならではだと思います。
広いマップでVSが飛び回るような派手な対戦は製品版まで待つとして、まずはこの体験版で世界に受け入れられた日本製TPSの楽しさに触れてみてください。
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