2010年5月6日(木)
『セカンドノベル』は、テキストを読むだけでストーリーが進行していくタイプのアドベンチャーゲームとは一線を画する。直哉視点で進む現在のストーリーと、彩野が語る“物語”に散らばる情報をつなぎ合わせていくことで、物語の全ぼうが浮かび上がってくる。
プレイヤーはまず情報を集めることになるが、そこで大きな壁が立ちはだかる。それは、最大の情報提供者である彩野の記憶が混乱していること。しかも彼女は、現在の記憶が15分間しか保てない。
彩野の現在の記憶は、15分でリセットされる。記憶がリセットされるたびに、彼女の障害や今の状況、5年前に起きた出来事、判明した事実などを彩野に説明し、彼女が思い出すきっかけを作る。すると彼女から、さらなる新しい“物語”を聞くことができる。これを繰り返すことによって、プレイヤーは真実に近付いていくことになる。
ゲーム中では、彩野が語るアヤノやユウイチたちが登場する“物語”の他にも、不思議な“お話”が登場する。これら作中小説を担当するのは、田中ロミオさん、市川環さん、海猫沢めろんさんら実力派のライター陣。イラストも、いとうのいぢさんやおーじさんなど人気絵師が担当する。
これらの作中小説をまとめた短編集が、本作を予約すると特典として付いてくる。気鋭の作家陣と豪華イラストレーターの強力タッグで贈る珠玉の物語を堪能したい人は、ぜひ予約しよう。
【参加作家・イラストレーター陣】(クリエイター名は敬称略)
・『二十一番の喪失』(作:市川環/イラスト:いとうのいぢ)
・『終わらない階段』(作:田中ロミオ/イラスト:おーじ)
・『音の色』(作:唐辺葉介/イラスト:若月さな)
・『夏影』(作:海猫沢めろん/イラスト:亜方逸樹)
・『たまねぎ現象には理由がある』(作:元長柾木/イラスト:kashmir)
本日5月6日より、ケータイおよびPC公式サイトにおいて、本作の体験版が配信される。さらに6月上旬には、PlayStation Storeでも配信予定。これらはすべて異なるバージョンとなっており、それぞれに楽しめる要素が用意されているという。本作の内容が気になる人は、まずはケータイとPCの体験版をプレイしてみてはいかがだろうか?
※ケータイ用体験版が遊べるサイトはこちら(C)2010 Nippon Ichi Software, Inc./TEXT.