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2010年5月7日(金)

BFG 2010で明かされたベセスダ最新作群を紹介! Peteさんのコメントも!

文:電撃オンライン

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■ 『RAGE』 ■

 22日のプレゼンでお披露目された2本目のタイトルはid Softwareの『RAGE』。こちらはPS3/Xbox 360用ソフトとして開発が進められているFPS(ファーストパーソンシューター)で、日本での取り扱いは現在未定とのこと。

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▲プレゼンターとして登場したのは、リードデザイナーのMatt HooperさんとクリエイティブディレクターのTim Willitsさん(右の写真はTimさん)。TimさんはXbox 360の実機を使ったデモプレイも行っていた。

 プレゼンでまず言及されたのは『RAGE』が最新のゲームエンジン“idTech5”のテクノロジーをフルに生かしたゲームであること。FPSでアクションスタイルのゲームだが、過去のゲームでフルに生かしきれなかった部分――たとえば乗り物を使った戦闘やレーシング、深いストーリー性など――を強化したと語っていた。

 作品世界は、隕石が地球に激突した後の近未来。プレイヤーは隕石衝突後に地上に戻ったという設定だ。ゲームのキーワードとなっているのは多様性(diversity)で、キーワードが示すように多様なキャラクター、地形、武器、乗り物などが登場するという。

 また、完全なオープンワールドタイプのゲームではなく、ある程度の方向性を持たせた自由度になっているという。プレイヤーは常に目的意識を持って迷うことなくゲームを進められるが、気が向けば自由に探索・移動することも可能になっているという。

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▲こちらは本作のスクリーンショット。こちらもほとんどのHUD(画面上の情報表示)が表示されないスタイル。時に、街の中では戦闘がないため武器類も表示されない。

 また本作では移動にバギーを使用しており、バギーはお金を払うことで武器、アーマー、ブーストなどをアップグレードすることが可能。お金はレースに参加するなどして稼ぐことになる。デモプレイでは、“Well-Spring”という街を紹介していたが、もちろんこの街以外にも街が存在しており、中には地下鉄の駅を街にしたものなどもあるようだ。

 続いてデモプレイは戦闘シーンへ。戦闘では、壁を跳ね回って曲芸的な動きをするなど、所見での対応にとまどいそうな敵(Bandit)が登場。これらの敵はスクリプト操作ではなく独自AIでコントロールされており、周りの状況や地形を把握して、個体ごとに違う動きをしているという。

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 また、電撃攻撃できるクロスボウで水中の敵を一網打尽にしたり、爆弾を搭載したラジコンBOTを突っ込ませて敵を倒す(BOTを作るには設計図が必要とのこと)など、トリッキーな戦い方も見せてくれた。またブーメランのような武器でクリティカルが出ると、敵の首がハデに吹き飛ぶ演出などがあり、この演出が出た瞬間、現地の記者から大きな歓声があがっていた。

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▲プレイデモの後半では、別のBanditグループを紹介。アジトの雰囲気が異なっていただけでなく、動きや戦い方なども異なるものとなっていた。

■Pete Hinesさんコメント

――“Well-Spring”に入ると銃やインターフェースが消えて、完全な一人称視点になったが、字幕などは表示可能なんですか?

 ええ。デモプレイではテキストの表示をオフにしていただけで、表示できますよ。街では戦闘がないので、戦闘に関するものを表示していません。

――ラジコンを使ったBOTなどは何種類ぐらい登場するのでしょうか?。

 発売がだいぶ先のことですので、本作に関してはまだ決まっていない部分がたくさんあります。現時点で言えるのは、とにかく豊富な種類が存在するということです。

――乗り物がゲームを占める割合は?

 よく聞かれますが、それはプレイヤー次第です。ひとつ重要なのは、乗り物が重要な移動の手段で、この世界を結ぶ手段であることです。冒頭の車で移動した部分を徒歩で移動することも可能ですが、時間が掛かります。探検を多くすればそれだけ多くの時間を乗り物に乗って過ごすでしょう。また、乗り物が好きであれば、数十、いや100時間ぐらいはレースに費やすことも可能です。とは言え、ゲームの基本はアクションシューターですね。

――マルチプレイ要素はありますか?

 ええ。もちろんあります。どんなモードが入るか、レースと戦闘の比率、これらはすべてテスト中です。

――乗り物がだいぶフィーチャーされていますが、乗り物の種類はどれくらいですか?

 現段階では明確には言えませんが、様々な種類を用意しています。バギーだけではありません。

――ダメージを受けた際に、赤いクロス模様が出てきましたが、プレイヤーキャラクターは人間ではないのですか?

 細かいところは言えませんが、プレイヤーは“Ark”というプログラムにかかわっていて、彼の身体には“Nanotrites(ナノテクノロジーで作られたもの)”が注入されています。これによって、彼は受けたダメージを回復できるようになっているんです。なお、誰がどんな目的で“Nanotrites”を開発し、人々に注入したのか。などはメインのストリーラインに深くかかわってきます。

――本作はidTech5を使った作品ですが、今後、ベセスダ・ソフトワークスの作品でidTech5を使ったものがリリースされる予定はあるのでしょうか?

 このエンジン自体が開発途上のものですし、RPGなどで使うのかと聞かれれば「まだ未定」としか言えませんね。高い能力を持っているエンジンですが、それでも万能とは言えませんし、どうなるかはまだわかりません。

――『FONV』はObsidianが、『Blink』はSplsh Damageが、『Hunted』はinXile Entertainmentが、『RAGE』はid Softwareが作っていますが、ベセスダ・ソフトワークスのスタジオとトッド・ハワード(『Fallout 3』などのクリエイター)は何をしているんですか?

 そうですね、“何か”をしています(笑)。

――“何か”ですか。楽しみにしておきます。それでは、ありがとうございました!

■おまけ:サンドバギーアクティビティ

 『Hunted』と『RAGE』のプレゼンテーションが終了した後、『RAGE』の移動手段であるバギーに乗って、本作の世界観を“体験”するという催しが行われた。ラスベガス郊外の砂漠地帯で1時間ほど行われたが……アスキー・メディアワークスの取材陣は、ほぼ全員お尻の痛みに悩まされるハメになっていた。

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▲くもっていたためか、この日の気温はかなり低く、薄着で参加したメンバーは大後悔。身体を固定しようとバーを握っていた手の感覚がなくなってしまうほどの寒さだった。
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▲さらに、タイヤが巻き上げる砂もかなりの強敵。砂が入ってくるのを防ぐため、ビニールをまとっていたが、風にあおられてしまい、ほとんど効果なし。そしてキレイだけどやっぱり寒い。

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