2010年5月28日(金)
本作の魅力の大部分を支えているのが、キャラクター。野村哲也さんがデザインした『FFVII』のキャラたちは、カッコいいキャラはとことんカッコよく、女性キャラはみんなかわいく、オッサンキャラはどこまでも渋い! 心理描写も過去作よりさらに細かくなり、皆、人間味あふれるキャラばかりでした。では、本作のメインキャラたちを紹介していきましょう。
●クラウド
ツンツンの金髪と巨大な剣がトレードマークの、言わずと知れた『FFVII』の主人公。“ソルジャー”の一員だった過去を持つ……のだが、実はその記憶は偽りのものであり、実際は一般兵にすぎなかった上、ソルジャーへの適正もなかった。偽りの記憶に気付いた後、自分自身を見失うことになるが、仲間の助けによって立ち直る。年齢は21らしいですが、いつの間にか僕より年下になっていた。ホントにいつの間に……。
▲ゲーム中盤に判明する、クラウドの衝撃的な過去。2周目を遊んでいると、張りめぐらされた伏線にうなること間違いナシです。 |
▲序盤はクールな態度が目立つ彼だが、時折ブッ飛んだ発言や、行動をすることも。この辺りも、人気のヒミツか? |
●ティファ
クラウドの幼なじみでもある彼女は、クラウドのことを誰よりも信頼し、また心配もしている。中盤、意識不明に陥ったクラウドに対して、健気に付き添う姿が印象に残りました。スタイルがいい上に露出も多く、多くの思春期の少年たちを魅了した(多分)。当然、僕も魅了された。
▲そんな彼女ですが、気の強い面も。スカーレットとのビンタ合戦で、ティファに惚れました。 |
●エアリス
古くから星に住んでいた種族“古代種”の末裔であり、それゆえ神羅カンパニーに狙われている。伍番街にある教会でクラウドと出会い、以後は行動をともにすることに。
▲つらい過去を抱えながら、それを感じさせない強さを持つ。 |
●セフィロス
伝説のソルジャー。神羅カンパニーに進入したクラウドたちの前に姿を現し、プレジデント神羅を殺害する。その後、どこかへ消えたセフィロスを追って、クラウドたちは旅をすることになる。
▲昔はいい人っぽかったんですが……。回想シーンでは味方として、圧倒的な強さを見せてくれます。 |
他の仲間もみんないいキャラばかりでしたね。神羅に復讐を誓うバレット。クールな人かと思いきや、実はやんちゃな少年だったレッドXIII。神羅のスパイだったけど、最終的に仲間になったケット・シー。口は悪いけどアツいオヤジのシド。棺桶で眠っていたヴィンセント。ニンジャの末裔のユフィ。セーブポイントをトラップに使う狡猾(こうかつ)なユフィ。仲間なのにマテリアを盗んで逃げだしたユフィ。頑張っても頑張ってもなかなかゴールドソーサーでデートさせてくれないユフィ。彼らはみんな個性たっぷりで、プレイヤーによってそれぞれ気に入るキャラが必ずいることだと思います。僕? 僕は……、みんな平等に好きかな。うん。
▲仲間1人1人にそれぞれアツいドラマがあるのです。最初に遊んだ時、ヴィンセントの存在に気付かずクリアしたのも、今ではいい思い出。 |
仲間だけでなく、敵役にも個性的なキャラがてんこもり! 神羅カンパニーには社長のルーファウスをはじめ、「ガハハハハ!」と笑うハイデッカーや「キャハハハハ!」と笑うスカーレット、マッドサイエンティスト・宝条など、魅力的な悪役が勢ぞろいでした。そして忘れちゃいけない、いや、忘れられないのが“タークス”の面々。「~ぞ、と」が口癖で、常に飄々(ひょうひょう)としているレノ、無口でスキンヘッド&グラサンのルード、真面目な新人イリーナ、そしてリーダーのツォン。彼らは敵でありながらユニークな面も持ち合わせ、時にはクラウドたちと協力することもあり、憎めない愉快なヤツらでした。
▲神羅カンパニーの人間なので当然敵なんですが、彼らが出てくるとなぜか心がゆるみます。いわゆる、癒し系なのか? ゆるキャラというやつか!? |
▲他には、こんな人たちもいましたね。神羅カンパニーは、重役以外はいい人が多かった気が。 |
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