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2010年7月13日(火)

早く遊んでほしい! 『KOF XIII』開発スタッフ2人が稼働直前の気持ちを告白!

文:電撃オンライン

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――新システム“NEO MAX超必殺技”ですが、かなり見た目のインパクトがあります。お2人のオススメを教えてもらえますか?

久木野:もちろん、どれも好きなんですが……1人あげるならアテナです。これまでのコスチュームが出る以外にも仕組みがあり、苦労したぶん、見栄えのいいものになっています。あとはキムです。演出としてかなりカッコいいものになっています。

山本:僕はラルフですね。画面が赤くなり、激しいパンチを繰り出すのですが、それが自分のイメージしていたものとかなり近く、いいものになったと思うのでかなり気にいっています。見た目も気持ちいいものに仕上がっているかと。

『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』 『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』
『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』 『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』
▲上がアテナの“サイコメドレー13”で、下がラルフの“JET・バルカンパンチ”。その迫力をぜひ動画で確認してほしい。

――ユーザーからロケテストの際に、変わった意見をもらったそうですが、詳しく聞かせてもらえますか?

山本:基本的に“NEO MAX超必殺技”は派手なものにしようと思いつつ、キャラクターごとにイメージが異なるので、渋めのキャラの演出は抑え目にしていました。しかし、そのキャラを使ったファンから「他のキャラと比べて地味だ!」という意見が寄せられました(苦笑)。

久木野:別に悪意があったわけではなく、渋いキャラなので性格を反映させてのものだったんです。しかし、最初に公開していたキャラと比較してやや地味だったためか「もっと派手に!」という意見をたくさんいただきました。それでこちらも“NEO MAX超必殺技”に関しては、軌道修正を行いました。ぜひ全キャラ、チェックしてください。

――なるほど。31人いるプレイヤーキャラで、お気に入りのキャラは誰ですか?

山本:気に入っているのは、ホア・ジャイです! 『KOF』シリーズに初参戦したキャラで、登場したのも『餓狼伝説』以来。イメージがないので苦労しましたが、そのぶんキャラとしておもしろさを出せたと思っています。

久木野:お気に入りは舞ですね。皆さんが期待しているような動きになっています(笑)。

――ここは突っ込むところだと思うのですが、“どういう意味で”でしょうか?(笑)

久木野:期待されているような動き……特に女性らしい部分ですね(笑)。開発スタッフ一同、すごく気合いを入れて作っています。もちろん、ゲーム的にもこれまでプレイされてきた方々が違和感なく使える動きになっています。

『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』 『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』 『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』
『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』 『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』 『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』
▲女性らしい部分がよく動くという舞。画像からもその動きが想像できるのでは? これには、アンディだけでなく、プレイヤーもタジタジ!?

――期待しておきます(笑)。本作で初めて『KOF』をさわる人に向けてオススメのキャラを教えてもらえますか?

山本:京ですね。オーソドックスな必殺技があって使いやすいです。格闘ゲームをやっている人でもわかりやすく、やっていない人ならひと通り技を理解できるかと。あと、超必殺技やEX超必殺技、“NEO MAX超必殺技”、どれも派手です。

久木野:京もそうですが、K’も使ってもらいたいですね。使いやすさがありつつ、動きに関してクールなカッコよさも追求しています。今回のK’は、サングラスをかけたままで戦います。グラフィックにも注目してもらいたいです。

山本:これまでのシリーズだと、サングラスは試合前のデモまでかけていても、対戦中は外していました。そういう細かい部分にも注目してもらいたいですね。

――アッシュ編が完結することは本作のポイントの1つですが、ストーリーというのは、アッシュ編が始まった段階で最後まで考えていたのですか?

山本:大体の流れは考えています。もちろん、途中で追加や修正することもありますが、最初の段階で決めた「こういう流れだとおもしろそう」というストーリーから大きく変わったものにはなっていません。

『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』

――京、K’に続いて登場したアッシュですが、2人とは一線を画く主人公です。ここまで人気が出ることは予想していましたか?

山本:していませんでした。開発内での起案時に、あえて2人とは違うタイプの、そしてこれまでにないようなタイプの主人公にしたということです。クセをさらに尖らせることで特徴付けた、というタイプのキャラなんですが、斜に構えているところや性格などは、今風だったのかもしれません。やはり今見ると、京は少し昔の主人公像ですから(笑)。

久木野:同じタイプの主人公を何人も用意しても仕方ないということで、ユニセックスなキャラで、見た目も主人公らしくないキャラクターにしました。しかし、こちらとしても探り探りでしたね。今回、動きやセリフに至るまで、アッシュはかなり気合いを入れて作っています。彼らしさは、さらに昇華されていると思うので、こちらもぜひチェックしてください。

『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』

――先ほど、軽く見させてもらいましたが、対戦前のセリフもかなりの量がありそうですね。

山本:かなりありますね。各チームのストーリーだけでなく、キャラ通しのかけあいをふくめると、チェックするのも大変だと思います。

 あと、ステージの背景にもこだわっています。たとえば、ラウンドが進行すると同じステージでも背景が変更されたり、ランダムで弊社のキャラクターが登場したりというギミックがあります。こちらは自分がプレイしていない時にでも、チェックしてほしいですね。

久木野:各ステージの細かいギミックにもこだわっていますが、今回は音にもこだわっています。曲がカッコいいだけではなく、BGMに生音を使っているので、プレイするだけでなく、目や耳でも楽しんでいただければと思います。

――では最後に、この記事を読んでいる人へメッセージをお願いします!

山本:開発スタッフ一同、作品に熱意を込めました。最初にも言いましたが、とにかくさわっていただきたいタイトルです。これまでやってきた人も、最近『KOF』をプレイしていない人も、格闘ゲームが得意ではない人も、この記事を読んで興味を持ったならばぜひサイトで動きを見ていただき、“KOFイズム”を感じてほしいです。

久木野:いよいよ14日に稼働します。技の選定から、つながりまで、濃い人には限りなく濃いものにしつつ、キャラやストーリーのファンのために、それらをしっかり強化している本作。お遊び要素も用意しているので、探すのも楽しいと思います。ぜひ、我々と一緒に盛り上がってください!

『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』
▲ついに“アッシュ編”が完結する『KOF XIII』。長い期間をかけて制作された本作は、いよいよ7月14日に稼働する!

(C)SNK PLAYMORE
※『ザ・キング・オブ・ファイターズ』は株式会社SNKプレイモアの登録商標です。
※画面は開発中のもの。

データ

▼『ザ・キング・オブ・ファイターズ XIII』
■メーカー:SNKプレイモア
■対応機種:AC
■ジャンル:FTG
■稼働時期:2010年7月14日

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