News

2010年7月27日(火)

夏のオンラインゲーム祭2010 美麗キャラが人気の 『GE プラス』編

文:電撃オンライン

 7月24日に行われたオフラインイベント上で、『グラナド・エスパダ プラス』から『グラナド・エスパダ ルネッサンス』(以下『GE』)への、リニューアルが発表されたばかりの本タイトル。正式サービス開始からはや4年目を迎え、新たな方向性が見えてきた。

 『ルネッサンス』の詳細については、今後掲載される記事を参照していただくとして、今回は本タイトルをまだプレイしたことがないビギナーを対象に、その魅力を改めて熱く、暑苦しく語っていきたい。

【ココに注目! 『グラナド・エスパダ プラス』アピールポイント】
●容姿端麗・眉目秀麗・豪華絢爛! とにかく艶やかな衣装と美男美女キャラたちに注目
●寝てても働いててもレベルは上がる! オートバトルシステムを利用した放置育成プレイ
●武器ごとに異なるスキルとスタンスで戦略性の高いバトルを楽しめる

 普段あまりオンラインゲームになじみがない、という人でもつい目を留めてしまう『GE+』のスクリーンショット。“カワイイ”をキーワードに、アニメ風や萌え系のビジュアルを採用するMMOタイトルが増えるなか、中世ヨーロッパをモチーフにした本タイトルは“美しさ”という点で一線を画している。思わずハっとする強いインパクト、画像1枚でも絵になるビジュアルは、見ているだけでも楽しい。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲かつてこの大陸に高度な文明を持つ原住民がいた証となった“テトラ大遺跡”。財宝目当ての発掘が原因で落盤がおき、現在は封鎖されている。▲新古典主義のインテリアで統一された開拓支援本部の室内。画面右側の壁に見える男性の肖像画は、新大陸の発見者“フェルッチオ・エスパダ”である。

 クールな美男美女キャラクターや情緒溢れる街並みに加え、最も注目したいのはゴージャスな装備品である。特に、RPGファンにおなじみの小林智美さんがデザインを手がけた数々の衣装は、ため息が出るほど繊細で優美。ゲーム内通貨で購入できるものもあるので、ちょっと無理をしてでも自分のキャラクターに着せたくなる。戦闘能力を左右する防具とは別に、見た目が変わるだけのコスチュームもあるので、お気に入りの1着を選んであげよう。ここ最近でいえば、『電撃マ王』(アスキー・メディアワークス刊)誌上で『GE』のコミックを掲載。登場人物が着ているオリジナルコスチュームが期間限定で販売された。たまに「欲しい!」と思った衣装が、特定のキャラクター専用で泣きたくなることもあるが……。

●あなたのキャラクターを彩る防具&コスチュームサンプル

 この4年間に実装された装備、コスチューム類はすでに手に入らない物を含め膨大な点数になる。すべて紹介するのは不可能なので、今回は前提条件や特別なクエストの進行なしに、誰でも作成できる基本キャラクターから3人の着せ替えスクリーンショットをお届けしよう。

●ウィザード(男)
 攻撃からデバフスキルまで、魔法なら何でもこなすウィザード。端正な顔立ちに合わせたタキシードを原型にアレンジした装備が多く、紳士に見える。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲装備品をすべて外した、初期状態のウィザード(男)。
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』

●ファイター(女)
 装備できる防具、武器の種類が最も豊富なのがファイターの特徴。近接攻撃職は後半になるほど他に優秀なキャストが登場するため、最近は影が薄くて個人的には悲しい。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』

●ウォーロック

 炎、氷、雷の属性魔法を操るウォーロック。序盤は育成に手こずるが、成長すると強力な範囲魔法が頼りになる子。着せ替えが一番楽しいクラスでもある。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲『GE+』のエロティシズム担当と勝手に呼ぶほど、大胆なデザインの装備品が多い。初めてプレイした時は、なぜスカートの前面がパックリ割れているのか気になってしょうがなかった。
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲ポーズリスト機能を使うと、様々なポーズをキャラクターにとらせることも可能。脳内シナリオに合わせた場面を演出できるので、新しいポーズが追加されるとブログなどを書いているプレイヤーに喜ばれる。

■能力よりも見た目で選びそうになる編入キャストたち

 街中にいるNPCの中には、『GE+』のメインシナリオに深く関わるキャラクターも大勢いる。彼らはクエストを進めることでプレイヤーの仲間となってくれる。これを本タイトルでは“編入”と呼ぶ。編入したNPCは直接操作でき、もちろんレベルアップなどの育成要素もちゃんとある。また、基本キャラクターにはない特殊なスキルを覚えることが可能。そういったメリットも大切だが……とにかく美人さんが多いのだ! PvPやGvGなどの対人戦に参加するトッププレイヤーは、やはり対人に適した能力を持つキャラクターを好む傾向が強いが、自分のペースで冒険を楽しむなら、やっぱりお気に入りキャラクターだけで固めたいもの。複雑な過去を抱えるキャストも多く、個性豊かな彼らにまつわるシナリオ展開も見逃せない。

 なお、筆者が所属する党には「女性キャストしか編入させません(キリッ!)」という人もいたが、その気持ちは痛いほどよく分かる。

●『GE』を彩る人気キャストたち

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲『GE』のメガネ成分担当のイッジ・インブリア。▲射撃の名手にしてクールビューティなグレイス・ベルネルリ。▲女海賊の過去を持つアデリーナ・エスペランサ。
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲メインシナリオに深く関わるキャストの1人、賢者エミリア。▲武器屋クラウドボネの養女にして、萌え成分担当のクレア。▲ちょいと気取ったトレジャーハンターのブルーニ・エティエン。
『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲露出過多なカフェ“セイウチ”店主、リサ・リンウェイ。▲トルシェー博士の娘を模した人形カトリーヌ。最近は生カトリ人気に押され気味。▲東洋人とのハーフ娘、ミフユ。今後のイベントにて編入が可能になる。

■おはようからお休みまでレベル上げを見つめる『GE+』

 オンライゲーム、特にMMORPGとなると「ちょっと時間がないから……」とためらう人が多い。どうしてもMMO=レベル上げに膨大な時間が要求されるイメージが、定着しているからだろう。毎日何時間もゲームのためだけに、PCの前に座ってられないよ! という読者も、『GE+』なら心配いらない。MCCとホールドモードという本タイトル独特の戦闘システムにより、寝てても食事してても、お出かけしてる最中でもレベリングが可能なのだ。

 MCCとはMulti Character Controlの略。これは最大3人のキャラクターを同時に操作できるというものだ(1人でも別に構わないが)。プレイヤーが作成した、あるいは途中で編入させたキャストはまとめて“家門”と呼ばれ、その中から冒険に出る際は3人を選出。ヒールなど支援スキルが使えるキャラ、防御にすぐれタンク役となるキャラ、攻撃スキルが豊富な魔法キャラ、など目的地や自分のプレイスタイルに合わせて、好みのキャラクターをどのようにでも組み合わせできるのだ。

 3人同時といっても、実際に直接操作するはリーダーキャラクターのみ。あとの2人はAIによって自動的に移動、戦闘を行う。また、3人まとめて同じ行動を取らせるモード、3人別々に指示を与えられるモードなどもあり、慣れればこれらを使い分けて、より効率的な狩りができるようになる。

 次に操作モードの1つ、ホールドモードを覚えておこう。これは、現在キャラクターがいる位置から動かず、射程距離に入ってきたモンスターを自動攻撃するというもの。このホールドモードを上手に利用すれば、会社や学校に行く前に狩場へキャラクターを放置。一定周期でリポップするモンスターをちょっとずつ倒して、帰宅する頃には経験値が溜まっているという仕組みだ。ホールドモードで長く戦うコツは、無理をしないこと。キャラクターのレベルより少し下のモンスターが出現するエリアで余裕を持って戦えば、何時間でも放置しておけるのだ。

 忙しい人には避けられがちなMMORPGだが、『GE』は社会人プレイヤーも驚くほど多い。土日はがっつり友達と一緒にプレイ。普段はホールドモードでコツコツ経験値稼ぎ、という遊び方ができる。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲画面左端に操作モードのアイコンがある。右から2番目の盾マークがホールドモード。ホールドモードにする際は、武器の有効範囲を考慮して3人の配置に注意することが大切だ。

■スタンスとスキルの関係を理解すれば戦闘が楽しくなる!

 『GE+』をこれから始めようという読者にわかりにくいのが、独特のシステム“スタンス”だろう。一般的なMMORPGでも見かけるのが、同じ職業のキャラなのに攻撃に特化したタイプ、回避や防御に特化したタイプなど、育成方針で戦い方が異なるシステム。本タイトルの場合、ステータス値などによる育成はほぼ無いが、スタンスを変えることで状況や敵に合わせた戦闘ができる。スタンス=戦闘スタイルと言いかえると、わかりやすいかもしれない。

 スタンスは武器の種類で変わるし、同じ武器でも複数のスタンスが選べる場合もある。例えば最も豊富なスタンスを操るファイターの場合、攻撃スピード重視のエペギャルド、範囲攻撃重視のブランディールクルス、防御力重視のハイガードなど全23種ものスタンスが存在。ボスモンスターなどに挑む時はハイガードで、通路が狭くモンスターが集まりやすいエリアならブランディールクルスでまとめて相手にするなど、臨機応変にスタンスを変えられるのだ。

 スタンスは使えば使うほど経験値が溜まりレベルアップ。各スタンス固定のスキルを習得でき、レベルアップ時にもらえるポイントを割り振ってスキルを強化していく。同じキャラクターでも新たなスタンスを覚えれば、戦闘スタイルはがらっと変わるため、プレイヤーはいつも新鮮な気持ちで遊べるというわけだ。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲ウィザードはスタンスごとに魔法の効果が違い、杖の種類によっても使えるスタンスが変わる。

『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』 『夏のオンラインゲーム特集2010 『グラナド・エスパダ ルネッサンス』編』
▲一番育てがいのあるファイター。武器とスタンスで構えも変わるため、新しいスタンスを覚えるのが楽しい。

(c) 2003-2010 IMC Games Co., Ltd. Published by Hanbit Ubiquitous Entertainment Inc.

データ

▼『グラナド・エスパダ プラス』
■運営:ハンビットユビキタスエンターテインメント
■対応機種:PC(対応OS:Windows 2000/XP)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■サービス開始日:2006年7月21日
■プレイ料金:無料(アイテム課金)

関連サイト