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2010年7月29日(木)

眠れない夜が始まる!! 『戦国BASARA3』発売イベントで家康役の大川さんが熱弁

文:電撃オンライン

 本日7月29日にカプコンから発売されたPS3/Wii用ACT『戦国BASARA3』。その発売記念イベントが、東京のソフマップ秋葉原アミューズメント館で開催された。

『戦国BASARA3』 『戦国BASARA3』

 『戦国BASARA3』は、同社の人気ACT『戦国BASARA』シリーズの最新タイトル。今回の舞台は“関ヶ原”で、徳川家康と石田三成を軸とした、東軍と西軍の戦いがメインで描かれている。なお、プレイヤー武将の情報敵武将の情報システム情報は以前の記事を参照してほしい。

 イベントが始まると、小林裕幸プロデューサーや山本真ディレクターが登場し、サイン&握手会が行われた。2人は、ファンと談笑しながらパッケージにサインを書き、握手を行っていた。

『戦国BASARA3』 『戦国BASARA3』
『戦国BASARA3』 『戦国BASARA3』
「雨の中、わざわざありがとうございました(小林さん:写真右)」、「あまりこういう場に慣れていないので、緊張しています(山本さん:写真左)」とあいさつした2人。「シリーズをいつからプレイしているか?」や「好きな武将」といった話をファンとしていた。ファンの中には2人に贈り物を渡す人も。

 サイン&握手会が終わると、ファンからの質疑応答がスタート。「海外版のパッケージがカッコいいのですが、国内でグッズ展開などはしないのですか?」という質問に対して小林プロデューサーは、『Sengoku Basara Samurai Heroes』というタイトルにしているので、侍らしさを出すためにも、拳で戦う家康ではなく、カタナを使う政宗をパッケージにしていることを説明。また山本ディレクターは、海外版の制作にあたり、セリフを取り直したことを明らかにした。ちなみに政宗はすべて英語で話しており、日本語まじりではないという。

 「誰が好きですか?」という質問に対しては、山本ディレクターが「苦労したぶん、三成です」と答えると、「山本がいつもそういうので、僕は家康になります(笑)」と小林プロデューサーが続ける。好青年でさわやか、というのは、なかなかなれない人間像なので、皆にこうなってほしいと思っているようだ。

 そして「関ヶ原で戦国時代は終わりですが、これでシリーズは終わりですか?」という鋭い質問が飛び出した。「よく聞かれる質問ですが」と断わった上で小林プロデューサーは「戦国時代をピックアップしたシリーズなので、別に時代が戻ってもいいと思っています」と回答。山本ディレクターも「本作で新しいことにチャレンジしていますが、まだやれることはあると思う」と前向きな発言をして、ファンを安心させていた。

『戦国BASARA3』
8月15日には、テーマソングを歌うT.M.Revolutionと小林プロデューサーのイベント“T.M.R.15 vs 戦国BASARA3 夏の陣!”が神奈川にあるラゾーナ川崎プラザで行われることが発表された。観覧は無料だが、対象店舗で8月11日に発売されるCD『Naked arms / SWORD SUMMIT』を購入する必要がある。詳細はT.M.Revolution公式サイトを確認してほしい。

 休憩を挟んで、メインキャラである徳川家康を演じた声優の大川透さんが登場。3人でのトークショーがスタートした。大川さんは開口一番に「ついに、ついに、ついに発売日が来ました!」と発売日を迎えた喜びを爆発させた。実は、本作の声の収録は1年前、なんとTVアニメ『戦国BASARA(第1期)』の収録前に行われていたのだとか。その鬱憤(うっぷん)を吐き出すかのように「今日からは眠れないと思います……皆もそうだよね(笑)」と続けた。

 これまで子どもだった家康だが、本作では大きく成長している。アフレコスタート時には戸惑いもあったようで「第一声を出した時が、緊張しました。後ろにいるスタッフを気にしましたね」と当時を振り返った。序盤こそ慎重であった大川さんだが、家康の性格が何も変わっていなかったため、余計なことを考えず、年齢感と(成長して変化した)人との距離感だけを意識したことを明かした。

『戦国BASARA3』
会場に姿を見せた大川さん(中央)。『戦国BASARA3』で成長した家康を演じた後、TVアニメで小さくなった家康を演じたことを明かし、笑いを誘った。

 ここで、家康のオープニングを会場のファンと一緒に見ることになった。完成したものを見るのは大川さんも初めてだったようで、「震えてきますね」としみじみ語っていた。しかしその後は「それにしても、秀吉はなぜあんなに大きいんですか?」と笑いながらコメントしていた。

『戦国BASARA3』 『戦国BASARA3』
オープニングシーンをファンと観覧する3人。山本ディレクターは、忠勝との関係が変化し、しがみついていた状態から、背中に乗るという描写にこだわったようだ。

 大川さんは、以前に試遊台で家康をプレイしたのだという。遊ぶまでは拳だけで戦うことに疑問を抱いていたようだが、「使い勝手がよくて、こんなに動けるんだ! って思いました」と興奮したことを明らかにした。山本ディレクターは、拳を使いつつ『戦国BASARA』らしい爽快感を出し、さらに家康らしいスタイルを追加したと説明。家康はタメ攻撃が強力なのでオススメだと、集まったファンや大川さんにアドバイスしていた。

『戦国BASARA3』 『戦国BASARA3』
「家康をクリアした後に誰をプレイする?」という質問に対して、大川さんは、「三成……と言いたいけど、彼は「家康~~! 家康~~~!!」って言っていて飽きそうだから、孫市かな」と返答。この孫市は、さまざまな銃火器を持っていて、大川さんが好きなロケットランチャーも装備しているとか。小早川秀秋に仕える天海を見て「どこかで見たような(笑)」と話す大川さん。「今夜、すべてが明らかになるでしょう」と話したが、それに対して小林プロデューサーは「今夜中に、“すべて”は難しいかもしれません(苦笑)。全16キャラのストーリーを一度クリアすると全体が見えてくるので、そこから分岐を楽しんでほしい」とコメントした。

 最後に3人から、発売日を迎えてのメッセージが送られたので掲載する。

山本ディレクター:これまでとは違うことをしたいと頑張ってきました。新キャラだけでなく、これまでのキャラも新規アクションや新たな展開を盛り込んでいます。ストーリー紹介も一部しか出ていません。分岐もあるので、やりこんでほしいです。

小林プロデューサー:お待たせした分、ボリュームはかなりあります。シリーズでいえば、プレイヤーキャラは30人から16人に減っていますが、その分、ひとりひとりが主役級の内容。濃密で遊び応えのあるものに仕上がっています。これまで見せてきたのは、一部だけです。隅々まで楽しんでください。

大川さん:まるで開発スタッフになったかのようにドキドキしていました。新宿駅に張ってある巨大ポスターを見て「お~~、発売するんだ!」と実感しました。今日は皆さんの顔を見て、やれることを確信しました。ぜひ『戦国BASARA』と家康をかわいがってください!

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