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2010年8月2日(月)

『ルーセントハート』初のオフラインイベントでUpdate最新情報を公開

文:電撃オンライン

 ガマニアデジタルエンターテインメントは8月1日、PC用MMORPG『ルーセントハート』初のオフラインイベント“2nd Anniversaryユーザーカンファレンス”を東京・品川グランドセントラルタワーにて開催した。

 同タイトルの正式サービス2周年目を記念して実施されたこのイベントは、事前の応募による完全招待制。ファン向けに次期アップデート情報の公開やクイズ大会、『ルーセントハート』発アイドルユニットによるミニライブなどが行なわれ、大いに盛り上がった。

『ルーセントハート』 『ルーセントハート』
『ルーセントハート』
▲写真左から、ガマニアデジタルエンターテインメントの島崎直樹氏、中島秀樹氏、PlayCoo社Joyce Chang氏、稲川義章氏、廣田一億氏、そして両脇にいるのは女神テイアとカデナだ。

■日本先行情報! 次期アップデート“Fortis”で女神テイアとカデナが遂に登場

 イベントは『ルーセントハート』開発元、台湾PlayCoo社長 Joyce Chang氏、オンライン事業本部本部長 中島秀樹氏、同ディレクター 廣田一億氏の3名による挨拶で幕開け。続けてすぐにお膝元の台湾よりも早い、日本完全先行となる次期アップデートなど3つの最新情報が発表された。

『ルーセントハート』

 まずはアップデート内容から紹介しよう。アップデート名はラテン語で強いを意味する“Fortis(フォルティス)”。ちなみに英語で運命を意味するFortuneや、音楽用語のForte(力強く)の語源となっている単語だ。Fortisは今年3月に発売の『ルーセントハート ほしとも恋愛マニュアル』(小社刊)に掲載されたコミックのストーリーをベースにたアップデートで、12人の星の守護者が登場。ゲーム内では“よみがえる聖戦”という名前のクエストが中~高レベルプレイヤー向けに実装され、クエストを進めると実際に12人の守護者たちと出会える。守護者たちは性格もバラバラで、中にはツンデレや無愛想、裏表の激しいタイプがいるとのこと。彼らとの会話もちょっと楽しみだ。

 女神カデナ側には、カデナに仕える青年デウクスと少女ルシルの2人が登場する。廣田氏によればルシルは女神カデナというよりも、デウクスに忠誠を誓っていて、プレイヤーにとってはかなり強大な敵として現れるそうだ。イラストは愛らしい見た目だが、何かのタイミングで変身もするらしい。

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▲Fortisのメインシナリオに登場する、12人の守護者たち。▲見た目はイケメン&美少女の2人組みだが、その強さは相当なものらしい。

 さらに、これまではあくまでストーリー上だけの存在だったテイアとカデナ、二人の女神がようやくゲーム内に実装される。先述のストーリークエスト“よみがえる聖戦”の始まりとなる、アンティカのNPCに話かけると、アイテム“女神の祝福”を入手。これを使うと中から女神テイアが、ランプの精のようにポワ~ン登場し、キャラクターを強化してくれる。本アップデートでは一時的なお助けキャラだが、今後はNPCとしての実装に期待したい。なお、通常は女神テイアが現れるが、極まれにレアキャラとして女神カデナが出現するそうだ。幸運にもカデナに遭遇できたプレイヤーは記念撮影をお忘れなく。

 メインクエスト以外にも、Fortisでは新要素が盛り込まれている。プレイヤーにも人気の高いタロットペットに新型が実装される。会場では動画でその外見が紹介されたのだが、従来の人型ではなくなんとバイク型。しかもプレイヤーが実際に乗って移動もできてしまうのだ。会場からは大きな拍手と笑い声、「絶対ほしい!」という掛け声が起こり、かなり好評だった様子。もう1つペット周りの機能として、ペット専用倉庫の実装が発表されると、こちらもどよめきに続き拍手で迎えられ、来場者の反応はかなりよかった。

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 2つ目の新情報は、少し先の話だが11月のアップデート情報として新クラス実装の話が飛び出した。新クラスの名前は現在未定だが、いわゆる既存職の上位職にあたるものではなく、新規キャラクター作成時に選べるもの。コンセプトは“多彩な戦闘スタイルを楽しむ”で、さらに詳しい話を聞いてみたところ、道化師や幻影術師という仮名称を当てているそうだ。この新クラス、レベルが上がりスキルを覚えると戦士系、魔術師系、補助系、移動系という4つのタイプに変身できるようになる。Joice氏は「変身すると見た目が変わるだけでなく、それぞれ特徴的な専用スキルを使える」と説明。戦士系はボスの意思を奪うスキル、魔術師系はファイアーブラストに似た範囲攻撃スキルなど、補助は回復系スキル、移動は本作最速スピードで動けるという特徴を持っている。もちろん1キャラクターで4つすべてに変身可能でき、男女どちらのキャラクターでも変身後は同じ見た目になる。

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▲スキルで変身後のイメージイラスト。戦士系(左)と魔術師系(右)。
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▲補助系▲移動系

 3つ目は同じく11月に導入されるペットレースついて。プレイヤーが所有する騎乗ペットで、自らがレースに参加できるのが特徴で、コースも様々。最大12名でレースを競い、勝てばポイントがもらえるとのことだ。コース途中で他プレイヤーを妨害する、アイテムを使うなど、かなりコンシューマのカジュアルレースゲームに近い作りのようだ。ランキングシステムなどもあるゲーム内ミニゲーム的な作りだが、Joyce氏は「ダンスシステムに続く、新しい遊び方を提供したい」と述べた。

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▲「寝ないで実装に向けて頑張ります」と意気込みを述べたJoyce社長。ええと、寝たほうがいいですよ……。

■ハッピーパイロットの不具合は現在も調査・改修中

 次に、中島氏より現在運営側でも認識している不具合を中心に、今後の展望と展開が語られた。まず、本タイトルの売りでもあ“ハッピーパイロット”システムだが、2009年4月に同システムの不具合を理容したアイテム複製という行為が発覚。その後も不正行為が続いたため、システム自体が一時停止となった。これについて中島氏は、最初の不正行為についてはその手順まで詳しく分かったものの、それ以降については不正のやり方が実は詳しくわかっていない。そのためまずは運営主導のハッピーパイロットイベントを開催し、調査と改善が進んだ時点で一般プレイヤーにも改めてシステムを解放するとのことだ。

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 その他、ゲーム内バランスの調整については、プレイヤーが求めている調整とは職業間バランスなのか、システム面なのかといったヒヤリングをこれから実施する予定。前述のハッピーパイロット以来レグルスサーバで目立つ不具合全般に関しては、今年の9月をメドにレグルスの建て直しを図ると、中島氏は明言した。

 また、『ルーセントハート』全体でのアップデートの方向性については「ダンスシステム、Fortis、そしてペットレースなど、プレイヤーの要望の斜め上を行っているのでは? と思われるかもしれませんが、『ルーセントハート』のよさはコミュニティだと考えています。友達と一緒に遊べるという部分を重視した少し奇抜なアップデートだけでなく、中~高レベル向けのクエスト。ラビリンスなども強化していきたい。グローバルな展開をしているタイトルゆえに、日本の要望ばかりを通すのは難しかったが、今回初めて日本先行発表が可能となった。これを皮切りに日本先行発表、アップデート実装もできると思う」と述べた。

■『ルーセントハート』とパンストの関係にしばし悩むクイズ大会

 運営スタッフによる真面目で熱い話がひと段落したところで、来場者向けのお楽しみイベントとして、サーバ対抗クイズ大会へ。来場者はキャラクターの所属するサーバ別に、アトリア・カペラ連合とスピカ・レグルス連合の2つにわかれ、ポイントで勝敗を争う。最初は全5問の○×クイズで、5問目が終了した時点でより多くのプレイヤーが残ってる連合が勝つというもの。誰もが『ルーセントハート』に関するマニアックなクイズが出るものと身構えていたのだが……。いや、確かにカードの生産工房にある水晶の数を問うような、とっさには思い出せない物も出題されたのだが、それらに混じってなぜか「日本一、パンティストッキングの生産が多い市町村は奈良県大和高田市である。○か×か?」といった、ゲームとは無関係なクイズが。さらに一般常識化どうかも怪しい問題がいくつか出題され、2問目で全体の3分の2が脱落するなど、クイズ大会は荒れ模様となった。そしてこの出題者はガマニアでも、1、2位を争う眉毛の整ったスタッフとして知られる島崎氏である。

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 続く2つ目のゲームは、来場者に配られたクリアファイルを使い“いっせいのせ”へ。そう、あの「いっせいのー、XX!」の掛け声で親指を上げ、XXにあたる数字とピッタリ同じ本数の親指があがればイチ抜けという昔懐かしい遊びだ。イベントではより近い数のクリアファイルを上げた連合にポイントだったのだが、ここでも最後の最後で島崎氏が「次で勝利した連合には、7000ポイントを差し上げます」と、それまでの結果がひっくり返るような爆弾発言を出した。さらに掛け声を島崎氏自らが担当し、出した数字は「いっせいのー、ゼロ!」。どうせイベントに参加するなら、クリアファイルを挙げた方が楽しいと考える来場者の裏をかいた結果、客席からは大ブーイングというファン感謝祭イベントとしては、なかなか楽しい地獄絵図となった。なお、最終結果はこの7000ポイントで大逆転を果たしたカペラ・レグルス連合が勝利し、両サーバのプレイヤーは7日間のアイテムドロップ率&水晶ドロップ率2倍の恩恵にあずかれる。まさかの逆転負けしたアトリア・カペラ連合にも、5日間のアイテムドロップ率と7日間の水晶ドロップ率2倍という、ほとんど変わらない特典が用意されている。

 クイズ大会の後はミニライブが始まり、『ルーセントハート」のタイアップ曲“SW”をStarving Trancer feat.MAYUMI MORINAGAを熱唱。そしてダンスシステムから生まれたアイドルユニット、ぷりますてらとシューティングスター(の中の人)が、それぞれ“恋ゴコロ”と“We are lucency”を初披露した。

 イベントはこの他にも、ガマニアの新作MMORPG“DIVINA”の発表やグッズが当たる抽選会などが行われ、終了となった。なお、“DIVINA”の詳細については、別途詳しい先行プレイ記事を掲載する予定なので楽しみにしていてほしい。

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データ

▼『ルーセントハート』
■運営:ガマニアデジタルエンターテインメント
■対応機種:PC(対応OS:Windows XP/Vista)
■ジャンル:RPG(オンライン専用)
■正式サービス開始:2008年8月27日
■プレイ料金:基本プレイ無料(アイテム課金)

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