戦艦をつり上げる!? 『ソラトロボ』の世界観やシステムなどをたっぷり紹介！

文：電撃オンライン

　バンダイナムコゲームスは、10月28日に発売するDS用ソフト『Solatorobo（ソラトロボ） それからCODAへ』の新情報を公開した。

　サイバーコネクトツーが開発を担当する本作は、雲の上に浮かぶ島々を舞台としたアクションRPG。イヌヒトやネコヒトが暮らすこの世界で、ハンターの主人公レッド・サハランや、彼が操るロボのダハーカらが冒険を繰り広げる。キャラクターデザインは結城信輝さん、メカイラストは谷口欣孝さん、アニメーション制作はマッドハウスが担当する。

　今回の記事では、本作の世界観をはじめ、“戦艦つり”や“トロッコ”といった本作ならではの要素などをまとめて紹介する。ぜひご覧いただきたい。

■イヌヒトとネコヒトが暮らす世界

●舞台は、機械と自然が調和した“シェパルド共和国”！

　本作の舞台は“シェパルド共和国”。大小さまざまな無数の浮島から構成され、空には多くの飛行船などが行き交っている。かつてはイヌヒトが中心の王国だったが、長きにわたる他国との戦争や内戦、革命戦争などを乗り越え、共和国となっている。

▲空に浮かぶシェパルド共和国。浮島や飛行船も確認できる。

　人口は20万弱ほどで、イヌヒトとネコヒトの割合は6：4程度。文化的にはイヌヒトたちが築いた機械文化が色濃く浸透しているが、自然や呪術を尊ぶネコヒトの文化とも調和してる。現在のシェパルドの人々は、お互いの文化を認め、尊重しながらバランスを保っている。

▲本作では、町などのステージが“パースマップ”と呼ばれる作りになっており、画面手前と奥が多重スクロールすることで、立体感が演出される。

●作品の世界観を設定画とともに紹介

・アスモデウス“我が家こそ、我が愛機！”

　レッドとショコラが暮らす家を兼ねた、小型飛行艇。炊事、洗濯、シャワーなど、生活に必要な設備はひと通りそろっている。操縦、メンテナンスはショコラが担当。主翼やプロペラの角度は可変式になっており、通常の飛行艇よりも機動性が非常に高い。

・発展を続ける機械文化

　シェパルドでは機械技術が非常に発達しており、大きな都市では飛行船などの他にも多くの車や電車が走っている。中でもさまざまな方面で利用されている“ロボ”は人々の生活に欠かせないものとなっている。

・“呪術”が生き残っている世界

　一部のネコヒトは独自の文化、信仰を残し、自然に遍在する力の源である“ノノ”を使って呪術を行う。そこで見られる紋様や建物は、シェパルドの機械文化とはまったく異なる歴史を今にとどめている。呪術を使う彼らにとって、それは特別な力ではなく、生活と密接にかかわる慣習の一部となっている。

・バラエティ豊かな浮島たち

　浮島の中には、鉱物資源が豊富な島、特殊な磁場によって飛行船を寄せ付けない群島、人々の手で廃船を組み込まれて肥大した島など、さまざまな特徴を持った島が存在する。

▲ダブレン群島		▲バセット		▲シェットランド

■ロボのモードをチェンジして特殊ステージへ！

　主人公が操るロボ・ダハーカの別モード“フライヤーモード”と“アングラーモード”。ダハーカは、飛行ステージに行くと“フライヤーモード”に、後述する“戦艦つり”時は“アングラーモード”に自動的に換装される。

●フライヤーモード“空を裂く、黄金の双腕！”

　ショコラがカスタマイズした、ダハーカの飛行形態。腕部は、空力特性をさらに上げたものと交換されている。腰部のクリステルジェットブースターは、腕のいい技師により造られたもので、推進力を落とさず小型化に成功した特別製。ただし連続使用ができないため、用途は限られる。クリステルドライブの出力を瞬間的に上げて急加速させることも可能だが、オーバーヒートを起こしやすくなるため多用は厳禁だ。

　オペラたちの攻撃を受け“ダブレン群島”に不時着したレッドたちは、ダハーカをフライヤーモードに換装し、敵の小型飛行船と戦うことになる。

▲飛行アクション……高速で自在に空を飛べる他、ホバーで滞空し低速移動もできる。バトルにおいては、ミサイルを投げ返すなどの基本アクションに加え、回転しながら敵に体当たりするローリングアタックという特殊な攻撃を行える。

●アングラーモード“剛なる青き左腕！”

　飛行船の係留用アンカー射出機を改造した物を左腕に換装した、“戦艦つり”を目的にカスタマイズされた形態。アンカーを“モリ”のように獲物に打ち込み、それを巻き上げるための強力なモーターリールも搭載。足の裏には地面に固定するためのスパイクも装備しており、獲物に引きずられないような工夫がされている。

・戦艦つり“つりの獲物は、超ド級戦艦!?”

　戦艦つりは“戦艦の残骸をヤドにした超巨大ヤドカリ”を釣り上げるゲームモード。ゲームは“モリ打込み”、“つりバトル”、“結果”の3パートで構成されている。

▲モリ打込みパート……雲海に隠れているヤドカリが顔を出した瞬間を狙って、ロボの左腕のモリを打込む。		▲つりバトルパート……十字ボタンとAボタンの連打でヤドカリを引っぱる。ヤドカリが疲れてひっくり返るとチャンスとなり、一気に引き寄せられる。ただしAボタンを連打したままでいるとオーバーヒートするので注意が必要だ。		▲結果……成功時の画面。釣り上げた獲物に応じて、レアアイテムと交換できる専用のポイントがたまっていく。		▲下画面でモリを選んでいるところ。モリはそれぞれ性能が異なり、値段が高いほど高性能なモリになる。

　また、つり場はいろいろなところにあり、ランクが高いつり場ほど手強いヤドカリが出現するが、そのぶん獲得ポイントも多くなる。画面の個体の他にも、ヤドが異なるヤドカリが存在する。

▲本作のディレクターを務める磯部孝幸/WAKAさんが、描き下ろした戦艦つりのイラスト。アングラーモードのダハーカに乗り、レッドたちが戦艦を狙う！

●ノンストップのトロッコアクション！

　レッドとエルは、あることで“シェットランド”の鉱山内にある牢屋に投獄されてしまうが、トロッコなどを駆使して鉱山からの脱出を目指す。

・トロッコでのアクション

自動で進んでいくトロッコをタイミングよくジャンプさせて落石などの障害を避けていく。線路わきに落ちている木箱などは、拾って投げると中からアイテムを手に入れられる。

▲道をふさぐ大岩も、坑道内にあるドリルを使えば破壊して進める（左上）。道中では、道をふさいでいるドリル船を破壊するため、爆弾を集めることになる（右下）。

■さまざまなクエストも！

　クエストとは、レッドたちハンターが請け負う仕事のことで、クエスト屋にいるフロマージュから受けることができる。

　クエストには、専用のサブストーリーやキャラクターが多数用意されている。クエストをクリアすると、報酬と“クエストポイント”を獲得。クエストポイントがたまるとハンターランクが上がり、他のクエストを受けられるようになる。

▲フロマージュ……ハンターギルド連盟が、ハンターたちに仕事を提供するために運営している、通称“クエスト屋”の看板娘。おっとりした、天然癒し系の優しい女性。やや間延びした話し方がチャームポイントで、ハンターの中には彼女との会話を楽しむためにクエスト屋に入り浸り、仕事はそっちのけになっている者も多いらしい。

▲クエスト受注……フロマージュに話しかけると表示されるクエストリストの中から、任意のものを選べる。内容は依頼状で確認する。依頼人の所まで行って話しかけるとクエスト開始だ。

▲クエスト“荷物整理”は、ステージ内に散らばっている4つの荷物を集め、指定のプレートの上に置くクエスト。

　依頼を達成すると報酬がもらえ、クエストポイントがたまる。10ポイントでハンターランクが1上がる。

　また、毎週金曜 22：00～23：00に放送されている、文化放送デジタルラジオ“超！A＆G＋”の『A＆G GAMEMASTER GT-R』で、8月6日から『ソラトロボ』の新コーナーがスタートする。詳細は、本作の公式サイトをチェックしてほしい。

(C)2010 NBGI
※画面はいずれも開発中のもの。

• 『Solatorobo それからCODAへ』公式サイト