2010年8月12日(木)
スパイクは、11月25日に発売するPSP用ソフト『ダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生(以下、ダンガンロンパ)』の情報を公開した。
本作は、推理アドベンチャーとアクションを掛け合わせた“ハイスピード推理アクションゲーム”。殺人事件の真相を暴くため、議論の場である学級裁判の議論中に、飛び交う生徒たちの主張から矛盾点を見出し、捜査で集めてきた証言や証拠を使って論破していく。
ここからは、『ダンガンロンパ』の世界観やシステムなど、詳細なゲーム情報について紹介していく。
本作は、プレイヤーの想像を超えるシナリオと世界観、個性あふれるキャラクターデザインにこだわって制作しているという。制作陣にはスパイクの新進気鋭なクリエイターが起用されている。
シナリオ 小高和剛さん
2009年2月に発売されたDS『名探偵コナン&金田一少年の事件簿 めぐりあう2人の名探偵』の全シナリオおよびトリック考案を担当する。また『探偵 神宮寺三郎』シリーズの小説を手掛け、高い評価を得ている。
キャラクターデザイン 小松崎類さん
彫刻家を目指して勉強していたが、あることをきっかけにゲームの世界に身を投じた異色デザイナー。
あらゆる分野の超一流高校生を集めて育て上げるために設立された、政府公認の特権的な学園“私立 希望ヶ峰学園”。この学園を卒業できれば、人生において成功したも同然とまで言われている。何百年という歴史を持ち、各界に有望な人材を送り出している伝統の学園である。
国の将来を担う“希望”を育て上げるべく設立されたこの学園に、これまで至極平凡な人生をひた歩んできた主人公・苗木誠もまた、入学を許可されていた。平均的な学生の中から、抽選によってただ1名選出された“超高校級の幸運”を持つ者として……。
「ここが希望ヶ峰学園……。何のとりえもないボクが選ばれたのは、ただの“運”って訳で……。本当なら辞退した方がよかったのかもしれないけど……でも、“卒業すれば成功を手にしたも同然”なんて話を聞いたら、辞退なんてできる訳もないよ。」
入学式当日、玄関ホールに足を踏み入れたその瞬間、急なめまいが苗木を襲い、彼はその場で気絶してしまう。気がついたときには、希望ヶ峰学園の校舎と思われる、密室となった建物の中だった。「希望ヶ峰学園」という名前にはほど遠い、陰鬱(いんうつ)な雰囲気。薄汚れた廊下、窓には鉄格子、牢獄のような圧迫感。
その後入学式へと集まった生徒たちに、この学園の学園長と称する“モノクマ”は語りかける。
「これから皆さんには一生ここで暮らしていただきます。学園から卒業したければ仲間を裏切ること、つまり……殺さなくてはなりません。」
主人公の苗木を含め、この絶望の学園に閉じこめられたのは、全国から集められた超高校級の生徒15人。生徒の信頼関係を打ち砕く事件の数々。卑劣な学級裁判。黒幕は誰なのか。その真の目論見とは……。
目に見えない敵との戦いが今、幕を開ける!
本作には、個性と才能にあふれる“超高校級”の15人の生徒が登場する。超高校級の野球選手、超高校級のプログラマー、超高校級のギャルなど、彼らはたぐいまれなる才能を持ち、国内において一分野の頂点を極めた高校生たちだ。
超高校級ゆえの自信やプライドから、他人からの指図を嫌う人物や主張が強すぎる人物も存在し、行動がまとまらないこともしばしば。閉じこめられている今、全員で協力しなければならないことは明白だが、学園長・モノクマの狡猾(こうかつ)なワナや誘導によって、殺人が起こってしまう。
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